SD-ALTISの主観
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ホイル交換、車両によりけりですが

個人的には鍛造の仕上がりがあまり好きじゃない。

なんかツルツルしてて、「いかにも」ってな感じがどーも・・・。

精度や強度は鋳造よりも優れているのは判りますが

まだまだ鋳造ホイルにも、現役で頑張ってもらいたいです・・・。


ただーし、中古購入の場合、使用途によってはおススメしません。

「付けて」と言われりゃ付けますけど、自己責任ですからね。。。

後でどーなったってボクは知りません。

きちんと説明だけはさせて頂きます。。。





で、油冷対応のマルケ3Rをちょっとリペアします。

現状査定は中の下ですね・・・。

「えっ!使うの?」って感じ・・・。

気持ち振れていて、ポチポチと塗膜剥がれてる所が弱腐食してる。

ブラックにリペイントして小奇麗にしましょう。


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ベアリングも新品に交換します。

グリス分残っていますが、少しゴリゴリしてる。

回転する部分はきっちりメンテしておきましょう。

ついで作業ですが、必然なのですね。。。

 
いつもの「ビキニカウル・フレームマウント」仕様。

もうチョイ下げてオッケイですね。

やはり、フレームマウント仕様の方が見慣れているので

個人的には「カッコイイ」基準でございます。。。

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操作系の要であるFフォークに、ライトやらメーターやら(必要品だから仕方ない・・・)

はたまた、頼みもしないのに後付けのブサイクなビキニカウル付けちゃったりで

「運動性能、良くは無いと思う」ってのが、ボクのパーソナル・スタンダード。

(え~この際、体感出来る出来ないは論外の方向でね・・・)

ネイキッドカテゴリ(なんか恥ずかしい括りに感じる・・・)の否定じゃなくて

あくまでも「手を加える要素」として、残されてる未知数な部分の修正です。

気にしなきゃ、別にどーだっていいんです。

乗り比べりゃ判るから。。。


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ウチのコンプリートシートと純正テールカウルとの取付チリ相違。

過去、数台の車両で「隙間が出来るから何とかして」と連絡有りました。

「ボルトオン」でどんな部品もしっかり装着対応できる程の基本設計が

正直言って、今ほど高くない車体なのも事実として・・・。

こんな場合には柔軟な思考で、カウルとシートの固定位置調整で対応出来ます。

でも、諸事情からコンプリートシートの制作は中止となりました。

ただし、シートベースは販売継続なので、今後はユーザー対応願います。


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後ろから見ると、テールカウルの位置がずれています。

転倒しているとは思えませんが、なんらかの理由が有るんですよ絶対にね。

ボクが預かり作業で対応できる「補修作業」にも限界がありますが

こういった歪などはきっちりと修正補修作業にて、姿勢正しくしてみましょう。。。


まぁ、ボチボチと終盤へ向けて作業進行していきましょう。。。
 
純正メーターを分解して、内部加工ビルトイン。

今回はST700のBK-13000仕様です。

ボルトオン装着可能ですけど、配線がかなり多いので

まとめ方にセンスが必要ですね。。。




センサー類が欠品中なので一旦はこの状態にて納品です。
 
電装プレートとインナーフェンダーをペイント仕上げで装着です。

これでほぼ、油冷カタナ君の電装系は終了でございます。。。

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小物入れ兼インナーフェンダーと電装プレートの二分割構造。

取付け部分はラバーマウントなので振動対策にもぬかり無しです。

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横から見てもスッカスカで、非常に好ましくクールだと思います。。。

バッテリーはサイドカバーからチラ見出来るように、敢えて縦置き。

位置的には1135Rと同じですが、サイズは小型のショーライ仕様。

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シート下前部の電装プレートには、最小限の補器類のみ。

確認出来るのは、バッテリーとイグナイターとヒューズBOXだけです。

その他のリレー類は、ちょっとだけ隠してあります。

シート下後部はまるまる収納スペースなので、使い勝手良いと思います。

スカ仕様をやめれば、収納スペースはもっと確保できるけど

重ったるくてキライなので、見付き優先でございます。。。

一応、スカッぷりは日本一を自認していますのでお手柔らかに。。。

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お馴染シンプルなスカアイテムの、タンクレス一体型マスターシリンダーをセット。

純正品とは一味違う「6㎜取付ボルト仕様」なので、スマートに装着できます。


一旦これにて、受注分は一件落着なのですが

追加作業としてBSTホイル装着のシュミレーションも進行中です。

追加作業な分、ちとお時間頂きますね・・・。

 
カーボンホイルBSTを油冷カタナに装着しましょう。

まずは、寸法確認とシュミレーション。

ホイル自体はGSX-R600用を流用します。

数値的な相性は悪くないけど、切削加工満載プランなので

カーボンホイルに拘りが無い場合にはお勧めしませんかね。。。

まぁ、チョイスはオーナー次第ですので、仰せのままに検証開始します。


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ほう、豪華ですねぇ。。。

しかし、他のパーツとの共存を意識的に行わないと

ホイル単体だけ浮いてしまい、バランス悪いと思います。

せめて、ブレーキシステムはSS系のパーツ流用で

足元のバランス取りたいですねぇ、とオーナー相談でございます。

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元々使用されていたキャリパーサポート。

現状計測して、寸法位置確認して見た所

フォーク取付面とキャリパー取付面共に削り込んで有ります。

しかも、数値がバラバラなのね・・・。

使いたく無いなぁ、このサポート・・・。

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同様に、現状使用されていたニッシン6POT キャリパー。

コレはデイトナ扱いの40㎜ピッチ/ゴールド仕様。

コレにも取付面の切削加工がされています・・・。

ただでさえ、キャリパー単体強度に不安のある「40㎜6POT」なのに

こんなことをしてまで、装着したかったのでしょうかね・・・。

しかも、左右とも削り寸法がこれまた違う適当さ加減・・・。

これも使いたく無いなぁ・・・。


なんでこんなヤンチャな加工がなされてしまったのかは不明ですが

「公道上を走行するに当たり、最低限必要な安全マージンが備わっているか」が論点。

元々の強度を犠牲にする事も踏まえた上での、流用カスタムの世界ですが

ボーダーラインは、人それぞれのモラルに委ねられています。

「付いていればいいや」じゃだめですよ、命預けてるブレーキシステムなのだから。

その命、自分と他人の両方を守っている「最重要指定部品」なので

ちと、うるさく言ってみました。。。

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リアブレーキディスクは「Arashi]」だって。

どっかで見た事有るロゴだけど、シャレもとんちも効いてねーし・・・。

「安かろう悪かろう」の典型である「大陸製ローター」。

評判は「?」、色々と使用途によって賛否両論ですが

「リアだからいいんじゃね?」ってのは無責任な感じがしますが

さて、どうしたものでしょう・・・。

 

作業自体は通例通り、可もなく不可もなくといった所。

中々良いメインハーネスが出来上がりました。

で、車体に仮装着しての通電確認にてトラブル発生・・・。

原因解明に時間が掛かったので有ります・・・。


症状として

右側のスイッチボックス指令反応無しでイグニッション系が無反応・・・。

ライト類スイッチング反応無しで点灯しない・・・。

今回はスイッチボックスも左右共、新規に交換したので

配線総当たりで確認となります・・・。

スッゲー面倒だけど、解明しないとだめですから・・・。

ちょっとショックです・・・。


んで、一通り確認してみましたが配線に間違いは無いのね。

スイッチ類全部、テスターで通電確認して、コチラも問題無し・・・。

まっ、原因は加工したハーネスとスイッチボックスじゃ無かったのです。

え~、既存使用のヒューズボックスの配線列でした。

いやはや、制作作業にミスが無かったのは救いでゴザイマス。。。


原因のヒューズボックスを検証。

当初、実働状態で入庫された車両なので補器類も疑い無く再使用しました。

配線の加工前に、一応全部確認してから是正作業開始したんですが

灯火類の追加配線処理や、スイッチボックスのギボシ処理などが

かなり杜撰でしたので、かなり短絡的に考えていました。

なんで杜撰な処理だったのかが、この復讐でようやく理解出来ました・・・。

スイッチオンで流れる+線がヒューズボックス内でゴチャゴチャになってたのね。

一度、差し替えているっぽいので、その際間違えて組んだんでしょう。

イグニッションヒューズとヘッドランプヒューズの二系統が役立たず・・・。

「間違えていた配列と同じに組み直したので間違ったまま」だっちゅー事です。

線の途中から+線をタップ接続したり、ギボシで+線の枝作ったりされていたのは

ヒューズ経由の+線からじゃ電源取れなかったからなのね。。。


元々の間違った対策を真似たせいで、余計な確認作業が増えただけ・・・。

「そこまで疑うの?」って位に、素材の厳選は必要だと痛感しましたねぇ・・・。

なるべく中古部品は使いたくないですが、ソコは仕方ない所だしねぇ・・・。

終わってみれば「このタイミングで修正出来て良かった」って事ですね。。。


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油冷カタナ対応ワンオフメインハーネスです。

左右のスイッチボックスはホンダ系の流用。

 
ぼちぼちと、ひと段落です。

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経年劣化が著しいのは仕方ないですので、手間暇かけて補修します。

流用も兼ねてる場合、諸々対策して復帰させればよいだけです。

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特に電気の集まる「ヒューズボックス」周辺の配線やカプラは要注意です。

今回は、カパカパなカプラの交換と、既存の配線調整で修正完了ですね。

電装系は流用ハーネスの宿命で、位置関係の全面是正作業なのが必然。

今回も上手くまとまったと思います。。。


ってな感じで、2012年スタートでございます。

 
スイッチボックス交換の鉄板アイテム

「OW01用右側スイッチボックス」。

昔はよく使いましたが、今は好んで使用しませんねぇ・・・。

っつーか、敢えて避けるってー感じ?

何気に左右合わせ辛いし、ボタンの色が好みじゃないのよね・・・。

これを使用するなら、純正(今もあるの?)を絶対チョイスしましょう。

安かろう悪かろうな大陸製が、一部幅効かせていますが

トラブル引き起こす率高いので要注意です。。。



で、油冷カタナ君にも装着されてる。

しかも今回、見慣れない処理されてる・・・。

なんか、下に出っ張ってる仕様。

他車用を無理やり押し込んでるっぽいね・・・。

んー、意味ワカンネ・・・。

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スッゲー荒業されるのね、前施工者さん・・・。

ある意味感心致します・・・。

でも、配線もグズグズだし、捨てるしかないけどね。。。

無理にスズキ系と色合わせしなくてもいいのに

その代償がコレじゃあ、ため息爆弾。。。

「こんなの、ダメに決まってるじゃん。」

大丈夫、と思う人は価値観の相違でゴザイマス・・・。
 
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