SD-ALTISの主観
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仕事上、ポリパテの消費が多いです。

ウチでは主に出所の違う二種類のパテを使い分けてます。

ペイント下地やら板金作業に使うメーカー製ポリパテと

カウル制作時に使うオリジナルパテです。

マスター型制作時に使うので大量に必要なのね。

いちいちメーカー製パテ買ってたらキリが無いので。


オリジナルで配合するので粘度や色を変えれるのが吉。

厚塗りするときはカットファイバー混ぜてファイバーパテに。

薄塗するときは配合比を1:1.2で流す。


今回はそんなオリジナルパテの実験。






パテ制作の主材料はポリエステル樹脂と粉(主にタルク)。

ワタシが何時も使用しているのはタルク(画像右のコップ)

今回は別の仕事で不要になったタンカル(炭酸カルシウム)が

手元に残ったので以前から気になってた素材の違いを検証します。

ポリエステル樹脂はノンパラね。






配分量はいつもの通り1:1で。

この場合の配分比重は重量で合わせます。

粉100gに対して樹脂100gでいきます。







分かりやすくするために専用トナーブラックで着色します。

この様にオリジナルパテは着色可能なのね。

ちなみに世間ではブラックパテはほぼ存在しません。

何故なんでしょう?


色が付くと配合状態が見て取れると思います。

タルク(右)は良い具合だがタンカル(左)はトロトロしてる。







タルクと同等の粘度になるまでタンカル投入してみた。

タルクは1:1でタンカルは4:1と4倍投入。

混ぜる感じもジャリジャリしててこの時点で「無いな・・・」と。






実際に使用する場合を想定して平板に伸ばします。

タルクベースの伸性はウルトラスムーズで返しベラも問題無し。

通常のポリパテと同様な使い方が出来る。

対してタンカルはキメが荒くジャリジャリして伸性が悪い。

そりゃ同粘度にする為に4倍のタンカル粉が入ってるので当然です。







硬化後の硬度チェック。

具体的に「何キロで割れる」とか精密な検査は出来ないので

両手で割るブルワーカー式主観で判断しますが

タンカルの方が「ボソッ」っと割れる・・・。

やっぱ「タンカル無いな・・・」が結論。。。



結果としてタルクベースが適しているかな?と。

個人的にタルクベースで十分なので再確認しただけ。


たまたまタンカルが有ったから比較しただけのお話。

ちなみに残ってたタンカルってコレね↓



ホムセンで1000円しないやつ。

純度100%のタンカルじゃないかも?なので比較しづらいですけど

年度末の造成工事でバックホウオペしてた時にライン出しした余り。
FRP外装製作には必需品のゲルコート。

使用途に応じて沢山の種類から選択しますが

我々がよく使うのは主に二種類。

【型用】と【製品用】

今回は製品用のゲルコートについて考察。


この【製品用ゲルコート】も特性上の分類があり

成分的にイソ系とオルソ系に分かれ、色も沢山ある。


一般的にはオルソ系が使われてる事が多い。

クセも無く安価で入手しやすいのが魅力。


イソ系はお値段が若干お高いけど、耐候性が勝る。


私は個人的な好みからイソ系で制作している。

諸々の相性がいいので採用しています。


安いからダメとか高いから良いとか

そんなレベルのお話じゃない事は確かだけどね。


で、こっからが本題、ちょっとした実験してみた。

まぁ、知りたかった理由は内緒だけどさ。



 


「ガラス板にゲルを塗ってマットを張る実験」


左から

①某社オルソ系クリアーゲルに
黒トナー5%添加して
スチレン5%希釈したゲルコート

②某社オルソ系クリアーゲルに
黒トナー5%添加して
アセトン5%希釈したゲルコート

③某社イソ系クリアーゲルに
黒トナー5%添加して
スチレン5%希釈したゲルコート

④某社イソ系クリアーゲルに
黒トナー5%添加して
アセトン5%希釈したゲルコート

⑤某国産樹脂に
黒トナー5%添加して
ゲルコート風にしてみた樹脂



ゲルコート自体は刷毛で適当に塗った状態。

普段はガン吹きしてるので同じ条件が良いかなと

敢えて、スチレンやアセトンで希釈してみた。

塗厚みも薄かったり厚かったり、と

わざと不均一にする事も狙いです。

その状態で一晩乾燥させてから積層する。



食指状態での乾燥具合がチェック1だったり。。。



使用してる樹脂は普段から使用している某国産製品。

さすがに樹脂の硬化透明性は高いと言えますね。

外国産樹脂だと硬化後黄変する物が有るので

カーボン製品に向かず使用できないと言える物も有る。

何でも良い訳じゃ無いので、お気をつけあそばせ。





 

で、ガラス版から剥がしてみた。

製品で言う所の表側を考察。


①と②はオルソ系で希釈材が違うだけ。

共にガラス型にゲルが張り付いた箇所あり。

ゲルの状態関係なく合体してる・・・。


で、ゲルが薄い所にはチジミが発生してる。

コレは想定内の誘発トラブル。

刷毛で適当に塗ったから当然です。

 




残りの③と④と⑤

想像以上に良好。

薄い場所にも縮れが発生していないし

見た限り、ノントラブルで硬化してる。


⑤に関しては希釈していない樹脂のまま

ノンパラ積層だから当然と言えば当然。



ちなみに

①と②のオルソ系とスチレンは某通販店A。

③と④のイソ系とトナーは某通販店B。

全体的に使用した樹脂と硬化剤とアセトンは

市内の卸問屋から入手している国産品。



結論

欲しかったデータは手に入りませんでしたが

実験方法に変更を加えて次回もやってみる。




追記

手軽に小売りしてるネット通販店の中には

怪しい品物を扱っている店舗も有ると聞きます。

良し悪しの判断は出来かねますが

小分けしてる材料の使用期限が不透明なのは確か。

疑ったらキリ無いですけどね。。。
SRとかの負圧式46㎜ピッチに対応させるべく

まず、アダプタープレートの試作。


廃材の10㎜厚アルミ材と汎用ガスケットを使用。

原始的に手作業で制作なのはデフォです。。。






取付のボルト位置を微妙にずらす事で装着させる訳だけど

シール性が重要だから、耐久実験しないと怖いね・・・。


まぁ、放置してみる事しかできないけどね・・・。






取付状態はこんな感じ。

プレートの厚さはもっと薄い方がいいな。

もっとスッキリさせたいです。。。



この改造コックだと残1リットルでリザーブになる。

少し切り詰めすぎたみたい。

まぁ、何事も実験です。。。
ワタシはTMR派です。

あくまでも個人的な意見ですが

軽いアクセル操作が一番です。。。


たまにアクセルが重いTMRに出会う事が有りますが

それは100%整備不良品ですので・・・。

「TMRって重いよな!」なんて言ってちゃダメですw


だから、CRもFCRもあまり好きじゃない。

理由は「TMRより重いから」が一番。。。

わざわざチョイスする理由がボクには無いから。


でもね、FCR派のライダーや装着車両に対して

「好きじゃないから知りません」じゃあまずいよね・・・。

っつ―事で


急遽「FCRの重いアクセル軽減作戦」調査開始。。。








色々とハイスロボディのチョイスしたり

ワイヤーも色々なメーカー試したり

長さ見たり、太さ調整したり

固定部分の位置変えてみたりと

とても説明したくなくなる位の実験を経て

それなりに良い組み合わせを発見。。。


うん、軽くなったわwww




 

では、仕様する汎用ワイヤーの自由長を車体に合わせて

カットして無駄な遊びを廃止し、本仕様とします。


加工は、インナーテフロンの処理とかアウター端末研磨とか

ワイヤータイコのロウ付け固定とかの作業が必要ね。



中々面白い実験でゴザイマシタ。。。



販売目的じゃないので試用部品は内緒なのだ。。。

そんなに簡単に情報は転がっていないのだ。。。



えっと、本体のリターンスプリングは変えてません。

弱めの奴に交換するのも一つの手立てですが

同作業を施すともっと軽くなるっつー事で。。。
年内ですが、特にコレと云って頑張りません。

至って「日常的」に過ごす事にします。


まぁ、でも年末気分はキライじゃ無いから

ダッジオーブンでローストチキンでも料理して一杯やるべ、と



要はキャンプ道具の整理してたらなんか調理したくなっただけの話。


先日クリスマスに食べたチキンがハズレ気味だったので

「チキンリベンジ」するべ、と。


ささっと準備。

小一時間は掛かるね、肉乗せるまでに・・・。






左側の火柱は自作ウッドストーブが「全開ギュパー」となってる。

多分最後の使用になると思いますが威風堂々としておられる。

「ストーブの火熾し特性は抜群ですが、ボディの耐久性に難有と」。

まぁ、試作なので四回程の実戦投入出来ただけでも良しとします。


前回の実験でも懸念された「熱放出攻撃性」が強い自作ストーブなので

軽自動車用のアルミホイル内部で燃焼開始しましたが

思った以上に「攻撃性」が勝ってまして

ホイルもチンチンに熱されてしまいました。

アルミは見た目で温度管理出来ないので、ある意味危険かもね・・・。



で、この状態にチャコスタへ豆炭ぶち込んで乗せて火熾しします。

豆炭は着火性があまりよろしくないので、二段階で準備してます。

熾きた豆炭は焚火台に並べて、ゴトクセットにてダッジセットです。


蓋にも載せて、万遍なく熱しましょう。


暫くすると良い匂いと共に良い音も聞こえてきます。

いやいや、良い感じに肉汁が爆ぜてる音です。





ちょっとしたショートムービーで音だけ報告。

美味しそうな音でしょう。。。








でもって、完成。

鳥ムネ肉なので若干パサつき感は否めませんが

ソレはソレでジジイだからオッケイなのです。。。

下味に塩コショウとスパイスまぶして一時間程度放置。

熱したダッジオーブンにオリーブオイルを塗りたくって

チキン並べて、付け合せはタマネジを半カット置くだけ。

ジャガイモとニンジンも入れたかったな。





んで、カット確認、芯まで火が通ってマス。

肝心の味は「ケンタッキー」にクリソツでやんの。。。

皆様もお試しあれ。
早速、燃焼実験開始。

ガレージの軒下で開催。





燃料は伐採したばっかの常緑樹の若木。

水っ気タップリだからケムリがモアモアしてる。

まぁ、わざとイジメテ見る訳ですね。


薪や炭は良く燃えて当然だから燃え辛い燃料でどうかな?と。

勿論、同様な火床を熾した上で開始なのです。






「五分もすれば燃え広がって、鎮火に向かう」っつー様な感じで

若木をぶち込んで~の、強制燃焼を小一時間繰返してたら

ソロストーブの方が不完全燃焼状態になってきた。

自作の方はボウボウ燃えてる、二次燃焼もしっかりしてる。


そのまま10分放置して薪床の状態確認。






ソロストーブの薪床。

半分くらいは不完全燃焼して燻ってる。

下の灰受けは満杯なので、一次燃焼が熾き辛い状況ですね。






自作ストーブの薪床。

とても良い熾火。

この状態で若木を投入しても、二分位燻ってから火が熾きる。

きちんと一次燃焼しています。






自作ストーブは薪床から灰が底に落ちる形状なので

一時導入空気が遮断されないメリットが有ります。

そのせいで完全燃焼に近い状態で火は燃え続けているのだと思います。

しかし、大きな空気導入穴のせいで灰が散らばりますね。



単純比較で、火力に関しては燃料の調整次第。

灰をキープしてストーブ周辺を汚し辛いのはソロ。

燃え続ける特性は自作に軍配が上がります。

頑丈な作りで変形しないのはソロ。

またもやボコボコに熱変形したのが自作。

長時間の連続使用に向かないのがソロ。

ひたすら薪くべてほっとけるのが自作かな、と。



で、ストーブを置いていたのはスノコの上だったんですが

周囲に対する温度の変化が見られます。





自作ストーブの下は炭化してました・・・。

底に灰が溜まるので、その熱が下まで伝わってますね。

地面直置きなら問題無いですが

下にプレート敷いた程度じゃ熱伝導は遮断できないですね。

「屋外ストーブ」として考慮すれば、悪くないです。

燃焼してる熱が周囲に拡散する事は良い事なのでね。






ソロストーブの場合は温度の攻撃性がほとんど無い。

スノコもほんのり暖かい程度。

これなら簡易テーブルの上でもイケますね。






 

共に「火」を扱うので注意は必要です。

防火対策はきちんと行って下さいね。

まぁ、そういった上でのリスクは各個人で感じて頂くとして

比較的に安全性ではソロストーブが上ですかね。

比べるのが自作品ってのも失礼では有りますけれども・・・。



個人的な考察として

ソロは敢えて燃えにくくしてるのかな?と。

灰受けの容量が少ないのは全体サイズとの兼ね合いなので

良し悪しは別問題として認識するとして。


自作ストーブが何気にイケてる事が判明したので

この二つの良い所取りをすれば個人的に納得出来るかな。
冬場のキャンプには必需品の焚火暖。

巷で良く聞く「ウッドストーブ」なるただの缶?の存在。

単純にソレは「未知数なモノ」でしたので即購入には至らず

一旦自作してみてどんなモノかと判断してみた訳でして・・・。

そんな現場検証は済んだ所で「コレはアリじゃね?」と。。。


自作品も使えるけどモノマニア的には解せない。

「良いと思える製品に妥協はできねーだろ」、と。


【推して知るべし】

ならばキチンとした本家を購入するべ。。。



ちなみに購入したウッドストーブは定番の「ソロストーブ」





 Solo Stove Campfire

一番大きいタイプを購入。

調理に使うより「ストーブ目的」なので。

「大は小を兼ねる」と。。。






早速自作ストーブと比べて見る。

サイズは同じくらい。



 

ソロストーブ、さすがに良い質感。

しっかりしていて、でもそれなりに軽量で。


独特な一次空気導入口は上から見ても判り辛い位置に有る。

灰は灰床に溜まるので、底には落ちない形状。

燃焼中の燃灰が外部に漏れだす事が無い仕組みですけど

灰床が満タンになったら一次燃焼火力は落ちるかな、と。

そこら辺は実験で試してみます。



 

自作ストーブの燃焼室内。

至ってシンプルに制作し易さ優先の形状。

灰は床に溜まる仕組みで、底の温度は灰温度に影響されます。

その分、薪床は常に一次導入空気の恩恵を受けます。


ちなみに薪床の真中の大き目の穴は着火剤の固定穴。




こーなる。

まず火を付けてから、上から枝投入でバッチリ。

火が付かない事なんて無い位、失敗無しの安定感です。。。





使う固形燃料はジョイフルオリジナル。

安いから沢山持ってけ。。。


実験編へ続く

感覚を忘れないよう、たまに飯盒でご飯炊く。

使用する飯盒や米によって、段取りが変わるので

自分のストライクゾーンを見つける事がまず重要。

ヒトに聞く前に、自宅で練習すればいいんだよ。

失敗すればフォローを学べるからね。。。





キャンプ系だと無洗米が便利なので、良く使います。

「なんで無洗でもいいの?」と疑問を持つと

美味しいご飯が食べれなくなるので、便利さ優先でね。

もちろん「とちぎのコシヒカリ」一択で。。。






飯盒によっては、中蓋が有るタイプが主流ですね。

その中蓋が軽量カップ代わりになります。


一合/150gを基準として炊飯準備開始です。

大体、二合以上が美味しく炊ける下限値としてます。

食いチンポだから、一合じゃ足らねーって事だけどさ・・・。






同じ軽量カップに水入れると、大体同じ重量。

体積表示では180ml。

基準値として、「米一合:水200ml」が目安。

ただ、自分の道具やら好みやらで変わるから好きにすればいい。






ボクの飯盒は「トランギア・ラージメスティン」。

無洗米二合に対して、水450mlがパーソナルベストです。。。

このまま30分以上吸水させますが、1時間以上の放置は

雑菌の発生を誘発するのでよろしくないです。






で、使用するストーブは「エスビット ポケットストーブ」。

使用燃料は「固形燃料ミリタリー」にて調理開始します。

1パックに3tab入ってるアルコール系燃料。

手軽でおススメしますが、純正じゃなくても良いです。

ホムセンオリジナルで充分、買置きオッケイなのです。

重要なのは火力と燃焼時間。

取敢えず、マイデータの蓄積が優先ですね。





今回は純正のタブレット使用して調理開始します。

この燃料、説明書では「1tab(14g)で15分燃焼」となってます。

が、10分で効果無しと認識の上で使ってます。

上の画像、着火直後です。






着火後、12分で画像状態・・・。

ほぼ鎮火じゃんね。

せっかくグツグツしてる飯盒を弱火にする事は無いので

10分経過したら、新しいtab入れて再燃焼させます。

この間、火加減の調節は一切しません。

一番簡単なやり方として、エスビット使用の米炊き紹介なのです。

時間で云うと、18分位でメスティンをストーブから降ろします。

「米の炊き上がりウンヌン薀蓄」は別サイトで勉強して頂いて、と。


火から降ろして、飯盒をひっくり返す。

ボクは反対にする癖がついてるからそうするけど

炊立ての飯盒は熱いので、火傷の原因だからと

行政?はおススメしていないらしい・・・。

まぁ、好きにすりゃいい。

たいしてカワンネーからさ。

蒸らしは必須だから保温しながら10分は置いとくと良いです。






裏面、ラージサイズだからか、エスビット一基掛けでは

火の当たり場所が集中してしまいよろしくない。

火を拡散させたいので、今度は二基掛けでやって見よう。。。

火力調節も含めて、ベストな方法を見つける為に実験は続くのね。






で、出来上がり。

おかずは、たまにはオッケイな「ファンシーマルシンハンバーグ」。

メスティンの上におかずてんこ盛りでいい。

そのまま皿にしてるから合理的に思える。


「キッチンが汚れるからヤメテ」とヨメに言われても

「有事の際には、感謝するくせに・・・」って言い訳で。。。

やっぱ、メシ作って食ってる時が一番だな。。。






後片付けは、メスティンの中にストーブと燃料仕舞ってオッケイ。


またやるべ、キャンプ。。。

来月行くべね。。。

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