SD-ALTISの主観
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ココの補修箇所がエンジン始動中に発火した所です。

硬化している純正ジェネ線を新線でバイパス処置してるけど

同一列でギボシ接続処理をした影響なのか

抵抗となって発熱し、ギボシカバーが熔解合体してて

中線同士も接触して発火したっぽいね、多分・・・。





今までは煙が出てる程度だったらしいですが

ワタシの試乗でトドメを刺したっぽいです・・・。


いやいや、本調子じゃ無いキャブで試乗してたなんて恐ろしい・・・。

オーバーフローの兆候でも出ていたら、発火炎上パターンです・・・。


大事に至らなくて良かった・・・。







このバイパス処置の行先は当然メインハーネス。

その「メインハーネスへの接続部分は?」っちゅーと

やはり外皮が溶け削れてて、他線との接触一歩手前状態でした。


この補修作業自体は、まぁ、たまに有る補修作業ですが

少しだけ迂回すれば防げる事例でも有ります。

ジェネレーターが破損するかしないかは運ですけどね。

皆様もお気を付け遊ばせ。。。





ちなみに色んな線がギボシで接続されてます。

色も違うしね・・・。

きちんとカプラ処理いたしましょ。





メイン側が何故かモッコリしてるのでビニテ剥いたら

なんか切りっぱなし線がそのままな状況。

外してるセンサー類なんで特に影響ないですけどね・・・。


この際ですから、メインハーネスは制作し直して

全体的にスッキリさせる方向になりました。

その方が私も作業が楽ですので。。。


まぁ、これも出会いでして「運」でゴザイマス。

今回は巡り合わせでワタシが補修致しますが

別のお店にお邪魔していたら同様な対応になると思います。






シート下は配線纏めてスカチューンしましょう。

当然、ギボシ接続は廃止ですね。

ライト・ハンドル周辺線も帳尻合わせてスッキリさせます。



次回は細部の確認で総合的に判断しますかね。。。
軽く試乗は出来ましたが、決して本調子じゃ無いので

現状確認を行いながら補修リスト作成します。


キャブが本調子じゃないのでソコは未確認事項。

取り急ぎ、軽い清掃と確認して見ます。





FCR37を使用。

アイドリングからして絶不調・・・。


一年位乗らない時を経てエンジン始動するとたまにある。

残ガスがキャブ内部で詰まったりする汚れね。

それによって薄い症状が出てるのは良く有る事です。



いちいちキャブ掃除して始動に漕ぎ着ける程

皆さん暇じゃ無いですからね・・・。

大体はそのままセル廻しちゃうのが本音だよね。。。


ただ、物理的に機能半減してる状態なので

ミラクルなんて起きませんから原因は取り除きましょう。




まず一つ目、加速ポンプが機能していません。




#2と#3の出が悪い。

時間を掛けて通路内を掃除するほか無いので

焦らずじっくりほっとくだけね。







フロート内部も緑色だったから各ジェット類外して清掃です。

本体の調整はこの時点では行いません。

内部清掃である程度元に戻ると思いますのでね。


この辺の作業は別段、難しくも特別性も無いので

単なる通過点として認識下さい。。。





インシュレーターは某社外品。

二次エア吸ってるような感覚有ったので、「やはり」、と。




使用期間は定かじゃ無いですが、キレッキレですね・・・。





 

ホルダーバンド。

右が純正で、左がリプレイス。

形状寸法が違います。





コチラはインシュレーターとバンド共に純正新品。


純正部品がまだ出ますので、リプレイスは必要ないですね。




コチラ、組み直して始動したら吸気オッケイです。

セットはもっと煮詰める必要性が有りますが「一旦良し」、と。


で、エンジンは無事始動しましたが

ジェネから発火しました・・・。

危うく大惨事・・・。


次は電装見て見ます・・・。
一昨日より、預かり車両の試乗大会を行っていましたが

オーラスは個人的に好きなJ系のZ1100GPで締めて見ました。


オーナー様からのご依頼は

ざっくりと「手直しして下さい」的な意味合いでゴザイマス。


ではまず乗って見て判断させて頂きます。。。



えっと、インプレ的には「えっ?」ってな乗り味でしたので

オーナー様と協議の上、総合的な補修をする事になりました・・・。


ワタクシの主観が入りまくりで申し訳ないですが

もっと良くなる要素が見えますのでウチらしく進めて見ます。




ふぅ、やれやれだぜ・・・。






パッと見はソレなりのカスタム車両です。



 

ソレなりの部品に交換されてます。






フォークはゼファー1100をゴッソリ流用してます。

寸法的には合ってるけど、セットはダメですね・・・。

材質の問題じゃ無くて「セット」がダメだから乗りにくい。

このバイクに合わせる事から始めて見ましょう。





フロント以上に懸念されるのがリア廻りの構成。

リアサスがクワンタムの国内仕様かな?。

何用かは判りませんが、減衰が効いていないポニョポニョサス。

しかもレイダウンさせてるから、より一層入りが強くて柔らかい。


サス前後同時に変化させるよりも

ドッチかっちゅーと原因はリア側にあるので

手始めに見る場所はリアサス関係だね。



ココからは個人的に思う事です。

J系はレイダウンさせなくても良いと思います。

それでもレイダウン加工してる場合は

「加工したいから」とか

「加工できるから」とか

「加工されてると良さそうだから」とか

「加工してアピールしたいから」とかの

非現実的理由がほとんどだと思ってます。

「意味無いからやめるべき」、と断言はしないけど

合わせたセット出来ないなら加工する意味は無いです。


物理的に反する事はハズレですからね。。。



まずは特性が正反対のサスを付けて調整した方が良いですね。

出来る事ならば取付位置も純正に準じたいですが・・・。


生意気言って叩かれるのか、それ見た事か、は賭けで。

毎度の事ですが、自分の価値観に掛けてみましょう。



ウマくお茶を濁せるか、はたまた

反感買うか、は、元の製作店の心意気次第だな・・・。


「仲良く」が合言葉、下半期【Z1100GP】編スタートです。。。
外装のラインが赤に変更になったので

プラグコードも赤にしましょう、と。




キャリパーオーバーホールやフルードの入替。

オイルとエレメントも交換。

24ヵ月点検と同等以上の整備にて

今シーズンの準備オッケイちゃん。


時代に流されたり、固執したりと

Z系には価値観が渦巻いていますので

ブレずに楽しみましょう。。。
本日、無事に継続検査オッケイ。

ちょいと試乗して納車問題無しと。。。


良いですね、STDのZ。

今の時代に合わないかもしれない素個性は、少しずつの変化で。

ガニ股で風切りましょ。。。





ボクにとっては久しぶりのフルレストア車両になります。

Z系、相変わらず大人気で部品も情報も熱いですねぇ・・・。

いろんな対策部品が有りますが、その中で使える部品は極僅かです。

そんなパーツ群の見極めが肝心なのは周知の事実でゴザイマスが

自腹切って人柱になってるんで門外不出な情報ですね。


そんな業界の事情を踏まえて仕上げたZですが

すこぶる調子良い、正に「絶好調」です。


尽力くださった関係者の皆様、有難う御座いました。


オーナー様にはお時間をかなり頂きましたが

お陰様で良いバイクに仕上がりました。
そろそろ収まりそうなレストア作業、最後の詰めです。

これからは「より良く元に戻す」作業でございます。


細かい作業報告はかなり端折って進行しています。

まぁ、何処でも同じような作業事やってますからね。

当たり障りの無い「こんな物で対策してます」みたいな記事は

世の中に蔓延していて情報過多気味でつまらないので

ちょっとネジ系のトラブル報告でも。。。






キャブはTMR採用なのでJ系後期型マニ使用します。

フレームにエンジン載ってますのでキャブでも装着して進める算段でしたが

一か所だけネジ山潰れていましたのでヘリサート処理。

エンジンがフレームに車載している中での補修作業でしたが

なんとか補修施工完了です。。。







コチラはスプロケカバーの固定箇所、下部の所。

カバー固定しようとしてもボルトが掛からない。

「なんでだ?」とネジ山確認したらボルトが奥で切れてる・・・。

完全に見過ごしてしまいました・・・。






まぁ、なんとか抜いたけどさ。

かな~り面倒な場所だった・・・。

コチラもエンジン車載状態じゃ道具が限られるので

補修時間を要してしまいましたが無事オッケイ。

今後は気を付けます。。。






電装系は全て対策新品に交換してアップグレード。

今回は全ての機能部品をPAMS製で統一してみました。

うん、中々良いです。

問題無いです。



点火系はお馴染みのウオタニSPⅡ。

コチラも良くなってます。






右側の電装プレート。

レクチ固定ステーを撤去してベースプレートを再使用。

純正部品の良い所は残して補修していきます。


なんでもかんでも「オリジナルハーネス制作」する訳じゃあゴザイマセン。

持ち味優先のケースバイケースでございます。。。






ZⅠ対応のオイルキャッチタンクを装着してブリーザー対策。


ひとまず始動オッケイ。

もう時期いけますね。。。
原田消音器製「’80.sサイレンサー」を装着します。

作り込みと性能は最高ランクのオリジナルサイレンサー。

「似て異なる本物志向を何方にでもお届けします」


ヤフオクで売ってる「横取りパチ系」じゃ笑われるよ。

安かろう悪かろうですよ、旦那さん。。。

足元見られてる事に気付きましょう。






狙いは「なるべくタイトにショートアレンジ」です。

センターパイプも新規に制作し直して位置を模索しております。

かなり良い位置にセット出来ましたが難点が有ります・・・。





リアマスターがステッププレートの外側固定なので

ヒールに当って操作し辛いやら、見た目がイマイチやら・・・。

サイレンサーステーの取り出し場所の絡みでも邪魔なのです。

じゃあ内側に移動しましょう、と。

ついでに一体型マスターに交換してシンプルにします。





で、こうなる。

踵廻りの配置がスッキリして、尚且つ爪先立ち乗りの時に

ヒールガードにもなるようなサイレンサーステーなのです。

いやいや、良い出来です。

音も最高です。



でも、困った事は続くもので

気持ち良く廻る回転上昇と共にクラッチが滑る現象。






ちょいちょいと症状が出ていたのでナイスタイミングですね。

お馴染、クラッチ版はFCCのキットを使いました。

流石の製品、走行上の問題ありません。


皆がハッピーな結末でなにより。
不意に行う【Z1・フルレストア】作業。

フレームにエンジン固定して足回りもセットして残すは電装だけ。

吸排気を組み合わせて次に備えましょう、と進行中です。。。


えっと、純正マフラーのインナーサイレンサー交換を行っておきます。

集合マフラーも良いけど、純正四本出しもイケテルZ1だからのチョイス。

しかしね、経年劣化から四本とも素直に取れる訳無い位朽ちてるね・・・。

まぁ、この時代踏まえてそんなモンですので「取る工夫」が必要です。

正攻法じゃ無いけど、取り換えられればオッケイなので

結果優先作業となります。。。



まずは現状確認。









 

ボルト止めなんですが、ボルト緩めてもダメですね・・・。

念の為に前日から潤滑剤を吹付けておきましたが意味無いっぽい。

引っ張る棒?は朽ちてるので力入れるとポッキリ切れる。

まるでビクともしません・・・。

すんなりいきませんねぇ・・・。


じゃあ、スライドハンマーで引っ張りましょう。






丁度良いアタッチメントなんか無いので適当に制作します。

今回の作業にしか使わないので雑でイインデス。

こんな能率優先作業の時には半自動溶接機を使います。


TIGとMAGを使い分ける事で作業性アップなのですよ。。。







インナーパイプに差込んで、適当な引っ掛かりを使うよりも確実に。

抜いたサイレンサーは廃棄対応なので、ウェルド作業でしょう。

溶接の熱も手伝ってか、思いの外ズッポシ抜けた。。。

いやいや感心感心。。。

こんな作業、バッチコイでゴザイマス。。。







抜いた廃棄予定のインナーサイレンサー。

一応四本共に純正だけど、内二本は後期型用ですね。

グラスウールも付いていないに等しい程消費してる。

御役目ご苦労様、以降新品交換で対応致しましょう。


「らしいサウンド」に期待感高まります。。。

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