SD-ALTISの主観
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新車購入からほぼ10年。

消耗品の交換などは行ってきたらしいですが

操安系の整備は初になります。




タイヤ交換と同時にフォークのオーバーホールは定番メニュー。

本当はステムが優先なんですけど、諸事情で一つ手前で手を打ちます。

引き延ばしても良い事無いから、早めの決断を期待して、と。




流石に10年未整備のフロントフォークは痛ましい・・・。

シール内の金属パーツが錆びて膨張してクズになってます・・・。

周辺パーツをほぼ新品で準備して置いて良かった。。。





インナーチューブの点サビ発生率、ちと密集していますから

次回の時はインナー交換となります(次回までが早そうです・・・)。

現時点で、いつオイルシール攻撃しても良い位に発生してますからね・・・。

ペーパーで研いでも、その場しのぎなのでなるたけコマメに磨いて下さい。


動くので乗ってしまうのは、基本性能の高さゆえの証ですが

手間暇かけないと、その性能は維持できませんからね。


次回は、色々と準備しましょ。

ベアリング全部新品にして、動くとこ全部油脂差して

しゃきっとさせましょ。

今回の小変更確認の為に、地元の農道などブラブラと。





CRに変更して、リセット試乗も兼ねてる。

はい、中々のフィーリングでございます。

細かく煮詰めるには、季節的にツラいのですね。

現状、ストレス無ければよろしい、とします。





変更したブレーキシステムも良い感じです。

アクスル変更も吉と出ている模様・・・。

「う~ん、よくワカンネ・・・」ってのが街試乗の本音だけどさ・・・。

ただ、今までよりもフォークのセット不足がより明確化されてる気がします。

総合的な良し悪しは、走行ステージ変えて判断しますけどね。








保安部品がかっこ悪くしている要因大なのが街中バイクの宿命。

ならば、不必要な部品?外してレーサー仕様に変更してしまえ。

「走れればそれでいい」理論で暫くはオッケイでしょう。

走行会をメインにするならば、の対応でございます。


では、もう一つ違う段階へ進行して見ましょう。。。

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ホイル内のディスタンスカラー。

7075材にて一体型制作後、BKアルマイト仕上げで新規製作完了。

ダイマグ純正と数値を小変更。

これでナット締めこんでも、回転が重くなりません。

バッチリな数値です。。。

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ホイル左右のカラーも75材のアルマイト仕上げ。

メーターギア廃止したので、通常形状にカラーを新調なのです。


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Φ17仕様のアクスル周辺は、こんな感じの構成で保持致します。


純正のΦ15仕様から比べてみますに、おおまかに二通りのパターン。

まずは、通常の街中走行程度の使用域において、では

劇的な変化を、体感出来る程じゃあないと思います。

「峠程度でもどうかな?気付くかな?」ってレベル。

この手の「アクスル変更」において、「交差点曲がっただけで体感できた」

なんつーのは、ステマチックな表現だと、個人的に思ってます。

そんな体感出来る程、劇的に変わる訳なくね?って。。。

「元々が整備不良だったかな?」って事を念頭に置いとく事も大切かもね・・・。


もう一つ、サーキットでのハードな使用域。

この場所だと体感できますね、それなりのライダーならば間違いなく。

アクスル周辺の捻じれ感は無くなるぶん、フォークのしなりが強くなるかな?

なんて思えたりもしますけど、ソレはソレ、総じて悪くは無い。

ならば、「ストリートしか走りませんけど、意味あるじゃん」と、思って下さって結構。

表現の違いで、伝わり方に差が出るだけで、良い対策ですからね。


使い込んだ純正の部品を、オーバーホール前提の作業に相当する対策として

精度の良いカラーを製作して、新品のアクスルシャフトを用意し

ガタの無いベアリングに新規交換すれば、「良くなる」はずでございます。

プラシーボまがいのステマにはご注意ください。

「いや、体感できた」とおっしゃる方には、ある意味敬意を表します・・・。


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ローターはサンスター製プレミアムレーシングΦ320を使用。

ダイマグハブ直付け仕様に変更でございます。

現状を工夫して、個性を演出しているつもりが

「普通」に近づくジレンマを感じつつも、どんどん良くなってますねぇ。。。

まだまだ楽しめるオートバイライフに感謝いたします。

J系アクスルΦ15仕様と、J系ダイマグ使用時における使用状況の改善。

やりつくした感が否めない作業ですが、お見知りおき下さいませ。


まずは現状で使用している構成部品の確認から。


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ダイマグのホイルディスタンスカラーは三点で構成されてる合成形成品。

なんか頼りなく感じてしまいますが、れっきとした純正部品。

しかるべき強度計算がなされている筈、でございます。

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一応、「メーカーが設計したから大丈夫」、って判断で使用している現状・・・。

今後、Φ17アクスル変更に伴い、新規製作が必須な部品なので

その際には現行風デザインにしてみましょう。

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純正アクスル構成部品。

ホイルベアリングの左右間隔が狭いですねぇ・・・。

拡げて固定する事で、強度を上げていたS1方式が正攻法なのか

アクスル拡大が正攻法なのか、は「一般的使用時に判断できるのか」、が問題。

世の中の半分以上が、「交換した事による安心感の向上」なので

「よくなったハズ」との思い込みも含めて、概ね良い結果なのが興味深い。

まぁ、悪くない手法なのは確かでございます。


新規製作部品の数値確認と部品の手配から開始しましょう。

 




 

でナニが、「懸念事項」、かってーと

「制作者不明のワンオフ制作ローター」を今後も使うメリットって?って事ね。

過去作業で、アルマイト変更やピン変更行った際から

今後の課題として、様子を見ていた部位でした。

通常使用じゃ、「熱変形する事ないでしょう」、とたかくくっていましたが

今後の展開次第ではそうもいかない・・・。

それなりの対応対策案をご理解頂きまして、要修正開始でございます。

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インナーは、純正ホイル対応の数値で、ダイマグインナーベルにも対応してる。

それは良いんです、純正対応としてだから・・・。

問題は、採用されてるローター面・・・。

ヤマハ系の寸法、外形Φ320なのは、見て取れる。

ただ、厚さが4㎜なのはマズイべ・・・。

ウチに有った、1KT純正と同じじゃん、このローター・・・。

インナーのピン部の厚さは5㎜有るので、大型用のローター流用出来なくもない。

でもそれじゃ、「ナニかしら交換すりゃ偉いべ90’sカスタム生き残り編」なので

今風にね、いきましょう。

ダイマグインナーベル、チョーダッサイから、外してダイレクト装着が基本。

「性能がしっかりしていて、ベルいらずで、φ320で、お高くない」のが理想。

そんな都合のいいローター、存在し無いので工夫します。


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アクスルシャフトもなんだか、頼りないし、組み付け精度が悪いよね・・・。

太くするのは簡単なので、どのパターンがいいかしら。

まずは手っ取り早く、Φ17仕様でいってみましょう。

ベアリング交換して、インナーカラー変更して、左右のカラーを製作。

どのみちメーターギア撤去するから、想定内でございます。



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ただ、シャフトを太くしても総合的な、「アクスル精度」が上がらないと意味無い。

左右のクランプナット、諸々のクリアランスがショッパイのは時代かしらね・・・。

通例の如く、いつもの対策を施すのは当然でございます。



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S1みたくローターを外にずらして、ベアリング位置を変更するのも有りですが

今ではその手法、対価的に見合いませんね、多分・・・。

Φ20仕様に変更も難しくないですが、バランス上どうかな?と。

強い分には問題無いと思いますけど、強度が上がり過ぎても意味無い。

やはり対価的に考えてしまいますね、そこは。

そう考えると、バランス上は、Φ17が適正かもしれません。

良くなる事を祈って、しっかり組んでみましょう。


体感できるかどうかは、あなた次第。

違いの分かる男になりたい物です。。。
タイヤは、ダンロップのα12をチョイス。

個人的に、18インチセレクトではほぼ、90点のタイヤです。


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押し歩きが重いので、フロント周辺のメンテナンスしなくちゃダメかな?

なんて思ってましたが、なんてこと無い、フロントタイヤがパンク気味で

エアー抜けてただけでした・・・。

ナイスなタイミングとしましょう。。。


まずは、一手間掛けて、ホイル単体での重点をポイントします。

タイヤ組み込み時、軽点と重点を合わせるのが基本ですけど

必ずしも、バルブの位置がそうとは限りませんので、把握して損は無いです。

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ホイルリム下の黄色のシールがその位置。

今回のダイマグの場合、45度ずれていました。

だからって、ウエイト乗るだけで、性能に影響しないけどね・・・。


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うん、ウエイトゼロでバッチリ、気持ちが良いです。。。

前後共に、バランス良くて何よりでございます。

そんな自己満足なのも、よろしいでしょう。。。


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で、フロント組みながら思う事、アクスル細いなぁ、って。

Z系はφ17で、J系はφ15。

アクスル細いままじゃ、他を強度上げても意味無くね?って場所なので

考えましょう、何かしら。

今更、出尽くしてる考察でもありますが。。。


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この、「出所不明ローター」が曲者でして・・・。

今後の懸念事項なのです・・・。


 
街乗り専用でも、バンク角不足は困ります。

「たまにはサーキットも走るから、対策しときたい」って、正論ですね。。。

カットされたステーターコイルが販売されてるので持ち込んで頂きました。


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いろんな方がそれぞれ工夫を凝らして取り組んでいる「充電系」対策。

ボクはいままで、そんなに直面した事が無いですが、深刻な問題ですねぇ・・・。


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もっとカット出来ると思うけど、マージン優先です。

追い込む数値的には、もうチョイいけそうなんだけど、なんとなくこの辺で。


やはり、一次側からの取り出しがシンプルで宜しいと思います。

ただ、そうもいかない事例もあるらしく、困った対策場所ですねぇ・・・。

相性の良い、もうちょっと薄いローターやコイルが有ると良いですが・・・。


なんだかんだで、リプレイス三昧のZ系ですが、かゆい所はまだ有る。

「純正対応の充電系」じゃないモノの登場を望んでいらっしゃる方、多数ですね。

さて、どうしたモノか・・・。

 
取敢えず、タンク全体にサンドブラスト処理を施してサビを一新します。

で、万遍なくサフェ吹いて、一旦軽度のサビ対策してから、板金の準備です。

ポリパテで成型する場合、地金出さないと密着悪いので

へこんでいる場所の確認したら、サフェ剥がしてパテ付けて整形します。

簡単に印つけますけど、無数にあるデコボコがやる気を削ぎます・・・。


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空き時間利用しての作業なので、いつ完成するやら・・・。
 



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