SD-ALTISの主観
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【REGENESIS】リジェネシス 再生する

カッコいいっすねー、厨二ってますねー。


単なる修正作業ですがイキってみました。。。

これからは「リジェる」、にします。






86ナックルのリジェ作業。

他所制作のナックルをウチの治具寸法でリジェります。

この手の依頼たまにありますが、一つ注意が有ります。

この手の純正ナックルショート加工には溶接が必須です。

その溶接方法がちょっと重要になってきます。

どんな溶接機で施工したのか、きちんと溶けてるのか。

溶接棒は適してる規格なのか、とか。


DIY100V半自動溶接機で溶け込んでいない溶接場所には

巣穴が沢山残ってて、それは補修溶接の邪魔となる。

なので、一度加工されてるナックルのリジェ加工には

強度的にちょっと不安要素が残る場合が有る訳で・・・。


構造的に不向きな溶棒で、溶け込んでいないモコモコ状態。

走行中、何時折れても不思議じゃないナックルは怖いです。

困った事に見た目で判断しにくいのが余計に怖い。

溶接跡で溶接手法を判断できますが、溶棒は判断できない。





一応、ウチでは鋳造用肉盛り専用棒で施工してます。

だからって、強度は間違いないですと断言はできません。

人間と同じで、物にも相性が有るって事です。


皆様安全運転を。。。

裏メニュー、ハチロクのナックル加工。

基本的に依頼の97%が純正中古品がベースですが

残り3%の内訳として、2%が破損変形している物。

で、0.9%は他社による加工済みの修正。

残った0.1%が新品ベースを使用するレアな方。


今回は2%の破損変形ベース。






ポッキリ行ってますが、ウチでは関係無いです。

そもそもが加工時にコチラで切り刻みますので。。。





加工終了して塗装前はこんな状態です。

この後は仕上げのペイント処理工程なんですが

「ラッカースプレーで良いです」ってのが100%なのは

ハチロクオーナー全員に共通している仕様なのでしょう・・・。


追加で¥3500-予算の上乗せして頂けたら

サフェ下地で二液ウレタン焼付仕上げになるんですけど

一度も仕上げた事が無い高額オプションでゴザイマス。
「家族が出来たらミニバン」的な昨今のファミリー需要。

乗り物全般が好きな私にとって、運転する楽しみが湧かない車

それはミニバン(ファミリー)系でゴザイマス・・・。

(異論はご勝手にドウゾ)

基本的に一人乗りが好きで、多人数乗車の室内空間が苦手

まぁ、嫌いな理由ってそんなクソ主観なんだけどさ。


ターゲットはファミリーパパでありママさんだからね。

もう「ミニバンじゃ無きゃ子育てできない!」っつー位の

世に多数存在する家族愛に満ちた方々からは需要が有る訳で。


で、イジワルな主観を差し引いた上で、我が家のミニバン

ステップワゴン君は無事お役目を果たしてドナドナです。







車検を控えた15万㌔目前で故障もチラホラでてきたタイミング。

子育てを優先してくれた奥さんと共に子供乗せてアッチコッチと

無事に運んでくれたのは事実であり感謝もしております。



娘も社会人になるし、ガソリンも高いし、色々とね。

次は奥さんの欲しい車買って自由に使って頂きましょう、と。


で、「何か見てくれば?」と言ったらその日のうちに

娘とプラプラ見に行った先で二人ともに見つけてきた。

これもタイミング。

一台減って二台増えた。

幸せは足し算で増えた方が良いっつー事で。。。
S13系リアナックルの補強を行います。

重量ある鋳造の塊ですが、たまにコッパ微塵になるらしい・・・。

ドリフト時の荷重変化による破損対策らしい・・・。





溶接条件的にDC180A前後でTIG溶接作業する事になるので

高温対策としてゴム製ブッシュ類は抜いておきたい所ですが

ナックルの形状が複雑なので取るのがめんどくさい・・・。

一気に溶接する事も無いので様子見ながらやる感じかな、と






こんな感じの補強プレートが売ってるらしい。

それなりの形状なので、ナックル補強部分に多少は沿うけど

開先処理も含めてそのまま溶接しないで下処理は必要です。



なんとなくだけど四輪の世界(一部のDIY)で溶接加工と言えば

100Vノンガス半自動溶接機と軟鋼用ワイヤーで半ば強引に

「ブビビビッ」っとやっつけてるイメージが有ったり(失礼)。








ウチでは、鋳造製品対応の専用溶接棒を使用して施工してます。

通常の軟鋼用溶接棒とは比較にならない位高価な材料です。

なので、DIY的加工とは基本的な施工単価は合わないですが

より本物志向な方々向けに受注しております。



汚れサビ落として、洗浄して、開先合わせて、専用棒でTIG溶接

作業代は¥13000/片側(材料代別途)でゴザイマス。
半年ぶりの更新ですが生存報告も兼ねております。

で、最近多い作業「AE86純正アーム加工」の紹介です。

加工内容は「延ばして逃げを付ける」でゴザイマス。







まず加工ベースの現状確認です。

コスト重視で純正品をベースに加工します。

他所でも多い加工だと思いますが優越有る物じゃ無いので

ウチらしい数値でご機嫌伺います。。。


基本的に使用してる製品ですので変形している物も有る。

加工素材としてダメな物を無理に加工する事は無いです。

まぁ、他所で加工済みの補修処理なんかはザラですけどね。







まず洗浄シンナーにドブ漬けして汚れ油分脱脂を行います。

極まれに洗浄して送ってくる気の利いた方もいますが

大半は汚れたまま送って来られる場合が多いです。


加工前提で洗浄シンナードブ漬け行うのであまり気にしませんが

洗浄した物を送ってくるオーナーさんからは愛情が感じられます。

加工精度に差は無いですが、多少気分が違いますね。。。







洗浄後はブラスト処理します。

溶接してペイントするには下地処理が大事なので丸裸にします。








タイロッドも延長します。

今回は調整式に加工する事にします。






純正タイロッドを途中でカットして延長溶接加工しますが

延長部分をねじ込み式に加工してから溶接しました。

真直ぐに延長する事がデフォなので色々と都合よい処理となります。








完成品がコチラ。

著名なD1ドライバーの方々に採用して頂いてます。

四輪の方々はきちんと紹介して下さる場合が多い。

お仕事ですから助かります、はい。。。
水面下プロジェクトドリフト編

ハチロクのナックル加工でゴザイマス。

通常は純正形状のナックルをショート加工していきますが

同様の加工をされてる製品もこの世に多数有ります。

そんな製品を再加工して寸法変更する事も可能なオハナシ。






持ち込まれた加工済みナックルを修正加工します。





まずは洗浄用シンナーでガッツリと汚れ落とし。

油分が溶け込んで真っ黒になってしまいますが

ガッツリ洗浄する事が重要なのでゴザイマス。





で、ブラスト当てて素材丸裸状態を確認。

今回のこの黄色ペイントは塗膜が固くて面倒でしたが

この状態にするまでが下準備なのでゴザイマス。





で、切って削って溶接して完成。


引き続き老害との戦い。

「母材が溶けて無くなる前に棒を送り込む作戦」

まず条件出しから始めますが、テストピースも無いので

想像より下の電流で開始します。





MIGとTIG、互いの溶接機バトンを引き継ぎしつつ

両方使ってなんとか繋ぐ事は出来ました。


ただでさえ薄い素材なのに所々錆の浸食影響で

鉄板が薄くなってしまっている箇所が多いのと

隙間が多い為に溶接は非常に苦労しました。


言い訳として「洩れない事を優先とした作業」になります。







耐圧チェックで数か所のピンホール確認。

ほぼ見えない見えてない位の小さい穴・・・。


視力が弱くなってきた弊害ですね・・・。

老眼の影響と言える甘さでもある・・・。



少し別件のお話になりますが

塗料の調合をお願いしている方が居まして

先日依頼しようと連絡したんですがご不在。

何度か連絡してようやくお話出来ましたら

もう廃業されていました。

理由は「老眼で色の確認が出来ないから」と。

依頼された色と調色した色が違う事が多々あったそうで

それはそれはショックだと・・・。

技術は有るのに身体が付いていかないジレンマ・・・。


私も片足突っ込んでいました・・・。

いかんともしがたい事実ですが、事実に直面し

衰えに抗う事無く対策が必要な時期になりました。。。







で、ピンホール部分を何度か溶接し直しましたが

その度に違う箇所から漏れだすので溶接は諦めます。

次は板金ハンダにバトンタッチします。

怪しい所を全部流してしまう作戦でゴザイマス。



何とか私の持てるバトン構成で乗り切れて一安心。

漏れない状態に戻ったので良しとします。





タンク補修に関するネタ動画など沢山有りますが

参考に出来る情報との見極めが重要です。

勢いで切断するのも良いけど

一番最後に作業する内容を踏まえた上で

「最後の人に聞け」、と云えます。

ちなみに予算は5~10万円程度と認識下さい。

唯一無二の物が生き返る訳ですから

安いと思いますよ。


十分の一で安請け合いした自分に喝。。。
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