SD-ALTISの主観
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さて、今年も残り二週間ちょいですね。

一応当社は、「土日祝日」を基本的に休業日としています。

零細の癖に生意気ですが、家族との時間も大切なのでね。

休みなしでしこたま働く美学は持ち合わせていません・・・。

「仕事が遅い癖に・・・」とか言わないでね。。。

でも、あくまでも「基本的な休日」なので、大概は仕事してますけど

「営業してるハズ」との思い込みはイケマセン・・・。

まぁ、ほとんど工場にいますけどね・・・。


で今日は、今後控えているお仕事の工程会議。

軽く段取りして準備しましょうとね。


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まずはOW-01、外装の補修です。

'89年に発売されてから23年経ってるんですね。。。

その発売当時、この手のレーサー系車両には全然興味無かったボクです・・・。

なので、この車両がOW君、初対面でゴザイマス。。。


「OWスイッチボックス」なんてのを好んでZに流用していた時代なのね。。。

「30マスター」とか、パーツの流用に欠かせなかった車種ってーの?

なんか失礼なオハナシですけど、パーツ単体の出来がよろしかったんでしょうね。

「シンプルで質実剛健」な感じが、プンプン匂う時代らしさなのかもしれません。


外装類の素材はFRP製、経年劣化も含めて全体的に補修します。
 

サンダー君にラジアルマスター装着するのって、結構大変です。

なんつったって、スペースが無い・・・。

セット変更できるハンドルも無い・・・。

しかし、ボクはやる。

「やれ」って言われりゃ、やる。

工夫も無く装着されてるっぽく見せるのも手法。

そんない簡単じゃないけど、難しくも無い。。。

いや、無くも無い。


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大柄なガタイの割に、味わいはコンパクトなサンダーさん。

大柄な女性を抱いても、決して大味じゃない女性の神秘に近いです。


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使うブレーキラジアルマスターはフランドΦ17ショートレバー。

制動相性はまだワカンネ。。。

純正ニッシン特有の、「握り始めのチープァー感」が無いのがラジアルメリット。

ブレンボラジアルと握り比較しても、どっちだかワカンネ。。。

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途中にセパレーター設置して、ホースもしっかり固定します。

ダラダラしてるホースじゃ折角のメッシュホースも台無しだからね。。。

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で、ホースは前廻し。

コレが基本。

色んな意味で。。。

あくまでもパーソナルベスト。。。


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使うクラッチラジアルマスターはフランドΦ15ショートレバー。

相性は良い。

「はい、ココで切れた」感は、純正ニッシンよりもシャープに体感できます。

今後はΦ14使って激軽仕様も試してみたいです。。。

ただし、「切れ」と「繋がり」、が重要なのがクラッチワークなので

でやみくもに「外す事」は出来ませんけどね・・・。


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で、リアマスターも交換します。

「ブレンボ」っつったって、純正じゃアレだ、執着するほどでも・・・。

ブランド力に溺れるのは、ガキンチョにまかせてオジサンたちは別な事を・・・。

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しかし一応、分解して原因究明して見ましょう。

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ピストンシールゴムがベロベロでカチカチでボリボリです。

先端ちょい錆びてるし、水の混入で知らず知らずに浸食したっぽいですね。

アルミ製でよろしいですが、余生はドナーでございます。


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で、一体式のニッシン製を装着します。。。

取付ピッチは同じだけど、ネジ寸が違うので帳尻合わせて固定して、と。

純正ブレンボがΦ14で、一体式が1/2なので、踏み込みタッチが変わる。

具体的には、柔らかいタッチでストロークが増え、コントローラブル方向。

「あんまし、カワンネーなぁ・・・」が本音の範疇だけどね・・・。

交換するメリットばかりじゃ無いのも事実でございまして

「悪くならなければ良い」んですね、ボク的には。。。


サンダー君、’12仕様オーラスでございます。

’13は走る年にする所存でございます。
 

早い物で、12月師走でゴザイマス。。。

今年も残り僅かです。

悔いのない2012年をお過ごしくださいませ。



で、サンダー君。

事が進むのには、理由はいらないのです。

が、進行度数は個の完成度によって都度調整なのです。

よし、フルエキ装着すっぺ。。。

じゃ、ハラショーだっぺ。。。

しかし、サンダーエース専用製品が存在しないので、ちょっと装着実験。

たまに質問される事例なんですけど、ボク的にはFZ系にあまり詳しくない・・・。

なので、この際スキルアップの一環として、情報だけでも蓄積します。

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ハラショー製品にFZ系フルエキが存在しますので検証レポートします。

使用するフルエキは、「FZ750対応/タイプ35°」がドナー。

「付くかも・・・」とゆう無責任な情報ではダレも得しませんのでね。。。

えーと

・装着固定は出来る
・ラジエーターと干渉するので要対策
・サイレンサーステーの要制作
・カウルの一部カット要対策
・状況に応じて要キャブセット

って感じで、走行可能な状態になります。

実際、車体の個体差も有りますので、一概に断言できませんけどね。。。

もう少し詰めたデータはボクとハラダシャチョーとで共有しますので

欲しいと思ったら、直接連絡下されば相談にのりますので。。。


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で、ついでにブレーキとクラッチのマスターシリンダーを交換します。

地味に増殖している「フランド製」ですが、何気に良い感じなのよね。。。

コストパフォーマンス抜群なのに、日本人ったらブランドに振り回されるから・・・。

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ホース類は、アクティブ製のビルドアライン。

最近はコレ一択でしょう。

シンプルで最高なのです。。。

勿論、ステンね。

アルミは怖いよ、マジで・・・。

メンテ次第だけどさ・・・。

 
ちょいちょいと、微トラブルが発生しているサンダー君。

個人売買の宿命?、まぁ、仕方ないですね・・・。


今回の対策作業は、リアブレーキの引き摺り対策です。

前回入庫時に、出鱈目なリアブレーキスイッチの対策作業を行った際に

フルード交換した時には不具合らしい兆候は無かったので

理由はなんだろ?と、早速作業開始です。

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後ろから見て現状確認。

ディスクローターが右寄り。

はたまた、キャリパーが左寄り。

ドチラかが原因なので、バラシて確認します。

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ピストンの出方が均一じゃないですね。


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キャリパーボディにローターが干渉してますねぇ・・・。

でもこれ、構造上、純正のままっぽいんですけど、なんだろ・・・。

余計なカラーが入ってる訳でも無く、取付方法が間違ってる訳でも無いっぽい。

ホイルカラーとキャリサポの間に1㎜程度のシムプレート入れればオッケイだけど

それってば、なんか違う気がするので、ディスクを交換して見る。

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そうすると帳尻合ってきましたね。

純正ローターは6㎜?この車両の場合は5㎜が適正っぽいので

個体種なのかしらね・・・。

まっ、コレで引き摺り対策オッケイでゴザイマス。。。

熱持ったフルードも交換して、エア抜きして、と。

何となく、「ペダルストロークが深いねぇ」、って印象ありますけど・・・。


んじゃ、「一旦コレで解散して、メシ食うべ」と、後片付け。

5分後ボクも車で出だしたところで、自走岐路に付いた筈のミッツ選手からデンワ。

こんなタイミング時のデンワってすごく嫌なのよねェ・・・。

内容は、「バイクが止まってしまった・・・」と、レスキュー要請です・・・。

なんだべ?と、ボクはエブリイで近所のブックオフ駐車場に急行なのです。。。

事故じゃなくてホッとしたけど、トラブル発生してるので楽観視は出来ませんね。



もう一度、ガレージに引き返してリフトに載せて、トラブルシューティング開始。

たまに始動するけど、明らかにガス欠症状な感じ・・・。

タンク内のガソリン残量は問題無く入ってるから、違うなぁ・・・。

で、キーオン、オフしても電磁ポンプがジコジコ云ってない・・・。

「たしか、音するよなぁ、キーオン状態で・・・。」

と、タンク外して通電チェックして、本体の作動チェックしたら

ピクリともしないで、熱くなるだけ・・・。

これだね。


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電磁ポンプがご臨終でゴザイマス・・・。

明後日がツーリング予定なのに困ったな、純正部品無いぞ・・・。

しかし、年内最後になりそうなツーリングだから、是非ともイキたい、と。。。


じゃあ、カワサキのZZR-D型のだったらスペアが有ったからソレでいいべ、と。


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試しに、配線加工してサンダーハーネスに接続したら

元気よく「ビビビビィ」っとバイブってます。。。

「コレで、イケるべ。。。」と、寂しさ吹き飛びました。。。

形も何となく似てるから、サンダーのポンプホルダーにズッポリハメ込んで


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無事、復活でございます。。。

心なしか、「純正の時よりもパンチが効いてる」とはフラシーボの範疇です。。。


まっ、流用対策で何とかなるもんです、はい。。。


よし、時間も遅くなったけど、これでツーリングいけるべ。。。

腹減ったから、メシにすべよ。。。

時間も時間だから、チェーン系列の駅前居酒屋へ行くべ。。。

 

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サンダー君、初整備でございます。

某オクで購入。

ドナー?っちゅーか、非常食的?立場なのは悲しいじゃないですか・・・。

車検残ってるから、きちんと整備して乗り出してみよう企画なのです。


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シートレールの形状は悪くない・・・。

YZR500レプリカになり得る要素70%かな?


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まずは、素材を味わう余裕感がダンディズム。

一応、走行できるけど、それなりの車体・・・。

ただ「車検が有るだけ」って程度なのは許容範囲なので、もう一歩進めましょう。

操作系統はグズグズで、信用できないっつーか、整備し甲斐あるっつーか。。。

 

気が付けばお盆の最中。

毎日頑張って仕事していますが、暑くてペースが落ちてまして・・・。

納品遅延も有ったりで、スミマセン・・・。

久々にまとまった時間が取れましたので、まとめて更新します。


まずは、FZ750。

足回りは他店で交換されているけど、最近どうも調子が・・・って仕様。

オーナーさんとは、ウチと物凄くご近所なのに、最近知り合った関係でして。。。

まぁ、ご縁はどこに有るか判らないのも事実。

僕なりにちょっと気になる点を是正していきます。

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装着チェーンは某社の黒タイプ。

ちょっと前まではよく見たけど、最近は使用頻度が少ないような・・・。

ウチではあまりチョイスしません。

理由は、「なんとなく狙ってる感」が嫌なだけ。

「そこまで黒くする事ねーべ」って事かな。

性能は良いですから、黒が好きならばいいんじゃね?って思います。

今回の交換では、ゴールドプレートタイプを使用しました。


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スプロケが、チョーとんがってます。

ココまで使えば元取れてます・・・。

いやいや、歯欠け前に交換出来て幸いです。。。

でも、単純にホイル交換した際のチェーンライン未補正ですね・・・。

サイド面がザクザク削れていますねぇ・・・。

フロントのオフセットが足りないのでこうなる。

じゃあ、リアのスプロケハブの座面切削すれば、数値的な対策出来るのに

ただ取付けただけでオッケイ的な、交換作業が見て取れます・・・。

その時は良くても、ダレかに見られてる・・・。

自分にも言い聞かせてと・・・。

ココは要調整ポイントなので、対策加工行います。

 
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次に、スプロケハブのディスタンスカラーもちょっとなんですね。。。

オイルシールとの径が合っていないので、コロコロします。

収まりが悪いだけなので、組み付け時に気を付ければ良いだけですが

ハブ内部のベアリングはオープンタイプなので、ゴミ噛みまくりでした・・・。

純正流用とはいえ、しっかりした寸法で対応するのが吉でしょう。


これも新規でカラー製作して対策します。


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次に、車高調整ロッドのボルトが出っ張り過ぎてマフラーに干渉しています。

その干渉を避けるために、外側に捻って装着されてる某フルエキ。

個人的に非常にかっこ悪い処理だと思うので、作り直します。

もっとスマートな装着感が望ましいから、我々みたいな職種が有る訳でして・・・。

出番なのは有り難いですが、お客さんからすると、ただの「二度手間」なだけ・・・。

どんな取り決めがあったにせよ、現車から伝わる愛情はウソつかないからね。。。


偉そうな事言ってますが、そんな状態でも事故が起きていないからオッケイなのね。

「転ばぬ先の杖作戦」開始なのです。


基本的にストライカー製がおススメね。

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純正よりニーグリップがし易くなるメリット。

「ピシッ」っとして、よろしいかと。。。




当社オリジナル製品「FZ750対応シングルシート」でございます。

装着画像やら情報が少なくて申し訳ございません・・・。

当社製の参考車両を準備していないの、いけませんよねぇ・・・。

可能ならば「レーサー車両限定」で、制作したいものです。。。

ただ、最近カウル単体での引き合いが増えてきまして、有り難い事です。。。

製品の「差」に気付いて頂けましたら幸いでございいます。。。


で、相変わらず「安かろう悪かろう」な製品で失敗されたオハナシ伺います・・・。

補修のオハナシ頂きますが、部分的に直しても

全体的な質が悪いので、直すだけ無駄ですよ、って場合が多いです。

その補修予算を生かすならば、ウチの製品使った方がいいんじゃね?って。。。

ウチの製品、エンジンの押し掛けする場合、後ろからカウル押しても割れません。

安さ優先で、ペラペラに薄い強度の無いカウル買っても

後々苦労するのはご自身なので、「取りあえず買い」は禁止なのです。。。


当社製例にもれず、ボルトオンじゃないので、取付には苦労するかと思います。

そんな時には、専用シートベースもOP扱いでご用意しております。

ご都合に合わせて、考慮下さい。。。
 
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