SD-ALTISの主観
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年内のラスツー前前日の夕方に始動不良との連絡。



先週リアサス交換した際には絶好調だったハズですが

しょせんは機械物なので故障は付き物?ですから・・・。


取敢えず「ナニかしたの?」と。


「燃料満タンにして、アイドリングスクリューをいじってたら

エンジン止まってしまいそのままバッテリー上がった」との事。



その報告からの見解は

「アイドリングスクリューの調整と始動用バッテリー準備だな」と。


で、「今日のレスキューはムリなので明日行きますから

車体のバッテリーは充電しておいてね」と伝えて。


で、あくる日にエブチンでお気軽出張。

「チャチャっとすまして帰り飲み行っちゃおう♪」な~んて

軽く企んでいたけど、あえなく撃沈・・・。

始動用バッテリーが空になるまでセル廻してもピクリともしない。

その内セルが廻らなくなった・・・。



ハイエースで再出動して、車両回収修理って訳ね・・・。



文章を端折るほどのシューティングの結果

小さな一つの誤解からトラブルを誘発してた事が判明。






途中でセル廻らなくなった原因がコレ。

コミュテーターの破損。

ブラシがこの位置でストップすると通電不良になり

セルが廻らなくなると。


セル本体交換じゃ無くて、アーマチュア交換で対策します。

(セルスターター本体は昨年新品に交換してるから)


で、セルのOHして再始動試みるもダメ・・・。

セルはギュンギュン廻る。

プラグはオッケイ。

じゃゃあキャブ?

なんでこのタイミング??


この際、疑わしい事は全部やっつける作戦ね。






キャブのOHする間、部品待ち時間が発生するので

純正のイグナイターチェックを、ある某機関に依頼する事に。

「火は飛ぶけどタイミングがずれる事も有るらしい」ので。

中のコンデンサー交換で¥10000-程度ならば救いを求めます。



中二日で回収。

火花バッチバチ飛んでます。

セルギュンギュン。

キャブ清掃済み。


点滴君で燃料補給。




キュル、ブォン。。。

良かった良かった。


点火タイミングの補正がちょっと効いたっぽい。

キャブのチョーク不調による濃い症状が改善されたっぽい。

スターターの通電不良が改善されたっぽい。


当たり前のバランスを調整する事で復活したのか

たまたま治ったのかは知り得ませんが

「燃料と空気と火花」をきちんと調律しなきゃ始まりません。

まずはソコからです。

より良い物に頼っても大元はその三種ですから。

その下に枝分かれしてる無数の引き出しが私らの仕事なのね。
続マジェスティの闇・・・。


大陸製のオーディオキットはゴミだらけなので

「お任せするので用意して下さい」と言われても

パチ物なんざ責任もって購入できるハズも無く・・・。


当然、国産のまともな製品を使いたいと思いますが

ヤマハ純正の高価なキットは予算に合わないからダメと・・・。

なら四輪対応の製品を採用するほかないですね・・・。





カロの四輪用を採用しましたが本来は推奨しないセットです・・・。

仮に壊れたとしてもナニも保証出来ませんよ、と・・・。





 

フロントカウルとメーターパネル外して、配線処理します。


そもそも固定方法は現物合わせなので、すんなりは行かない。

キチンと設置するのには大変なんですよ、何気にね。


インナーパネルの小物入れ裏側?はザックリ切り取られてる・・・。

過去に色々とイタズラ?されてきたマジェ君らしい佇まいです。

これでは、雨降ったらダイレクトに水被るので絶対壊れますが

「それでもいい」らしいのでボクからは特に対策しません。

この手のビクスク類ではデフォな仕様なので特に気にしません。


んで、取敢えずチャカポコと音出てます。



コレで「オッケイです、納車できます」、と。





んで納車当日、エンジン始動しません・・・。

ピクリともしません。

パフュームがチャカポコしてるだけ・・・。



いろいろ調べた結果、燃料系にトラブルの兆候発見と。

調べる工賃は発生しません。

究明して当然だからです。。。








燃料ポンプがご臨終でした。

時間頂いて、新品部品で対策したら始動オッケイ。

よし、「明日こそ納車オッケイです」、と。



したら、納車当日にまた始動不良です・・・。
 
ポンプはジコジコしてます。

プラグオッケイです。


じゃあ、キャブじゃん・・・。




 

勿論、対策部品など用意している訳も無く

取敢えず洗浄して組み直してみましょうと。



リア廻りの外装外して、シート、トランク外して

キャブ外して、洗浄して、組み立てて、無事始動。


ちなみにキャブOH工賃と外装脱着工賃は同じ位なので

ビックスクーターの類は高額作業になりますね。

ご了承頂いて無事作業完成、無事始動。



良し、今度こそ納車オッケイだべ。


新品の燃料ポンプが勢い良すぎてガソリン詰まったかな?と。

油面フロート調整してバッチリでしょう、と。



「センパイ、もう大丈夫です、明日オッケイです」。

で、おそるおそる朝一エンジン始動、無事オッケイ。

納車前にプレクサス仕上げて、エンジン始動しようとしたら

またまた不動・・・。


ポンプジコジコしてない。

プラグオッケイ。

燃料はキャブに行ってるけど、キャブ側が受け付けてない。

フロートが固着して通路塞いでるッポイね・・・。


あ~、またまた納車延期でゴザイマス・・・。


こうなりゃ「毒を食らわば皿まで」ですから

絶好調にするべ、こんチクショウめ。。。
先日補修したマジェ君。

その後、電装トラブルも無く至って通常モード。

しかし、外したアイテムをまた付けたくなるのも判ります。





不安定だったオーディオを、新規購入して一新したいと。

アマゾンで買った汎用オーディオKIT。

お友達に手伝ってもらったけど、音が出ないでヒューズが切れると。


では、色々とみてみましょう。





カウルを外して配線の結束状況から確認します。


過去、多数の方たちがオーナーとなりその度に外されてきた外装類。

固定ネジも半分に減ってる?のでサクサク外れます・・・。






この手に多いエレクトロタップ痕だらけで怖い配線群・・・。

使わないで済むならば使わないで下さい、トラブルの元ですからね。


では、今回のオーディオ電源を見て見ます。




なんと、ライトの配線からエレクトロ。

ちょっと有りえないポイントからの電源確保ですね・・・。


きちんとした電源確保が基本ですので、周辺を確認して見ると

110端子の二極フリーカプラが有りました。

なんらかのアクセサリー電源っぽいのでコレ使いましょ。


で、配線加工して接続して、キーオンでヒューズ飛びます。






コレが大陸オーディオアンプ風。

ばらすべ。


 

う~ん、回路はよくワカンネーから見てるのもういいや。

電源外すと問題無く始動するから、原因はコイツと判断します。


コレさ、一応新品ですからね・・・。

やはり中華製品はポンコツゴミにしかならないでしょ。




新しいユニット買って接続する事になったけど

オーディオの選択肢が少ないんだよね・・・。

一か八かで損するのはお客さんだからさ。

「やっぱ、中華はダメですねぇ」では一向に良くなりませんからね。

「安かろう悪かろう」を認めた日本人消費者が悪い事になる。

デタラメな物をコピーして販売してる連中が悪なのにさ・・・。



しかしよくやってるよね、この手の詐欺販売店って・・・。

こういったクズ物扱ってるアコギな輩連中に共通する匂いって有るよね。

厚顔無知で自己利益優先の野良犬根性丸出しなヤカラ風情。

実力以上に目立ちたがり、他人のフンドシで相撲取ったあげく

良い所取り出来ると思い込んでるけど、ただのパクリコジキ。

糞ツラの皮が厚いのは某国際A級ライダー並だな。。。

いちいちコイツ等輩風情に合わせてたら馬鹿見るからムシだけどさ。


そんなクズばかりな業界裏話は明日千葉ナイトで。。。





おっと脱線。



ちなみに先日の充電系補修確認でも。




発生電圧はオッケイ。




待機電圧もオッケイ。





キーオフでの暗電流値。






メーター(時計)カプラ外すと0.5mA 程減る。

なにかのヒントにでもして下さい。
地味に進行中ですが牛歩の如く進化もしてるRKM。

油冷エンジンマウントとの位置関係も確認出来たし

モノサス仕様での位置関係もクリア出来たので

本格的にフレームの補強加工を開始します。





ドナーは国内未登録の新規フレームですが汚さは同年種同等か以上・・・。

無駄に加工されてる正体不明っぷりが幸いすれば良いですけどね・・・。

テールエンドのシートレールが切られて現存無いからどうすっぺね・・・。





ネック周りには定番の囲い補強が望ましいかと。


フロントはR600のフォークを加工流用します。

ハンドルストッパーの形状はR600ストッパーに合わせて制作ですね。





ネック補強に採用するのはこの補強プレート。

オーノさんちのカタナフレームに施工されてる物と同じ物。

一応、加工前提なので素人さんには不向きの非売品なのね。

勿論、現車合わせで追加工が必要な部位素材です。

有るのと無いのでは大違いですね。




 

バックボーンも当然強化します。

逆にアンダーループは別にいいかな、と。

補強追加すると微々たる重量増加になるので

なるべく軽くがコンセプトなRKMにマッチしない。

そんなフレームコンセプトですかね。






ご存じの通り、750油冷エンジンはヘッドの位置が低いです。

なので、マフラーの軌道確保との兼ね合い補正が必要です。


やはり、まんまと干渉する事が判明。

フレーム側の干渉部分を是正して対策する事にします。


使用するマフラーは勿論ハラショーフルエキ一択でゴザイマス。


さて、大嫌いな鉄粉にまみれる事にします・・・。
業務連絡


好評頂いているタンバネの仕様変更。

来年度製品企画として、セラコート仕上げとなります。


質感はマット調になりますが、かなりいい感じ。

新しいトレンドは過去の遺産を経て

耐久性は次世代なのです。。。


お試しあれ。。。

個人売買での盲点が正にコレで、運が悪いと片付けるしかないね。

そんな「先人のツケは誰のせい?」後編。


やたらとコキタナイエンジン下のドレン周辺。

オイルチェックタイムなんか飛ばしてオイル交換しましょう、と。





ドレンボルトを抜いたら汚かった理由が判明。





O-リング無しで締めこんであった・・・。

そりゃあ漏れるよね・・・。





ヌイタオイルも素晴らしく汚いので交換はマルでしょう。。。

今回はタイムリセットで良いんじゃね?って。





で、タイヤも交換。

四輪用タイヤチョイスなんてナンセンスです。

装着したのは前オーナーの仕業とはいえ

今のオーナーに全責任はついて回りますからね。

走行性能を度外視する様な事は許せませんので

当たり前の普通な二輪タイヤに戻しましょう。。。





勿論、フロントタイヤも同時に交換します。

段減りしてるし亀裂入ってるし、で当然の処置です。






ブレーキパッドも勿論交換ですね。






ブレーキフルードもコ汚さマックス。

ここまで放置は車検無しの小型車両には多い状態ですね。

パッドも交換して、キャリパーも掃除したんで

当然フルード交換が望ましい、と。

じゃあ、エア抜きしながらニギニギとね。





したらば、「ブチャブチャ」って音するからなんだべ?と。

マスターの点検窓が割れてしまい、フルード散乱してます・・・。

たまたま新品持ってたので交換出来たけどなんだかね・・・。

曇ってて中が見えない位に傷んでいたけどさ・・・。



このマジェ、触れば触っただけ補修が増えるのでノータッチが良いのか

はたまた仕事を増やした方が良いのか悩む所・・・。


さすがに「ボッタくっていやがる」と思われるのも嫌なので

程々にしないといけないのでこれ以外は端折る事にします。




で、作業翌日の朝に点検としてエンジン始動しようとしたら

セルが廻らないし、リレーもスンとも云わない・・・。

ハッと、電圧見たら下がってるぅ・・・。



 

充電済みなもう一個のバッテリーに交換して無事始動したけど

とても納車出来る状態じゃないのでまた原因解明に。

取敢えず待機中の電圧を一時間づつ計測する事にしながら

リークしていないか外装外してハーネスチェックします。


どうやら約1時間で0.1Vほど減っていきますね・・・。

う~ん、ナニかに流れてるねぇ・・・。


一般的に10~30mA程度の暗電流が流れてるらしい。


W=V×Aだから・・・えーっと・・・。





多分コイツ、これ臭いねぇ・・・。

配線外して一晩置いといたら電圧に変化無し。

スイッチセンサーの不良だね。


困った悪循環でしたが多分コレでオッケイなハズ。




 

ボク的に一安心。

しばらく音沙汰なしならば元気な証拠。。。
お預かりしたマジェ。

「バッテリーがすぐ上がる」との事。


多分、充電系統の故障ですがアチコチ探りは入れて見ます。

追加で電装系統を増やすのはビクスクの習わしなので

その辺がイタズラしてる可能性も考慮してみます。







ひとまず上がってしまったバッテリーを再充電して開始。


なんとか通常の状態まで復帰してくれたので良かった。

もう二個も新品を買ってるからね、オーナーさん・・・。


バッテリー電圧は正常状態でエンジン始動して電圧確認します。


う~ん、始動しての出力電圧もほぼ同じ数値。


やはりレギュレーターかジェネレーターを調べましょ。


レギュの場所は右のサイドカバー内。

その場所に到達する為に色々と部品を分解します。





まずはビクスクらしい大きくて張り出して上向いてるサイレンサーから。




 

ムリ繰り固定感が強かったせいなのかクラックだらけのサイレンサー。

コレ位なら溶接補修して再使用します。

組み直す時には適正な位置?に固定して延命させましょう。



 

次にナニやら幾何学的なサイレンサーステーですが

これもビクスクらしさ満点なので敢えて不問とします・・・。


このステーも外しますが、ネジやらカラーやらが間に合わせっぽいので

組み直す時にはちゃんと合わせたいと思っております。







やはり、ネジ山は破損してます。

M10-P1.25細目ボルト受けなのにP1.5を無理繰り締めこむパワーに

若さを感じずにはいられません・・・。


オジサンはネジ山を補修して若者のケツを拭く事にします。








次にエキパイを外しますが、スタッドボルトが切れてます。

どうりで「パキパキ」言って「パンパン」する訳ね。

そんな症状はこんな破損からの二次エアが原因だったりします。


勿論、スタッドボルト交換して補修します。


つーか、ココまでの全作業に補修作業が追加される事にミラクル。

もしかしてマジェスティは寛大なのかも知れません。


菩薩の寛大さで若者を見守って下さい。。。




   

割愛してますが、リア廻りのカバー類は全部外してます。

文章で追い切れませんのでかなり端折って行きます。


リアタイヤはビクスクらしく?四輪用を採用。

乗り味が強烈に悪いクセになぜか付けたがる依存的な物?

エンジンに当って擦ってるし、良い事一つも無いので

タイヤ交換必須とします。





ここまでしてようやくレギュに到達。

このカプラ線から出力電流と調整電圧を計測します。






まずはメイン電源、やはり調整電圧が低い。

バッテリー電圧とさほど変わりません。

ジェネから電気発生してないっつー事に近づきます。


一通り出力電流も調べてみますがおぼつかない数値。

ジェネレーターの破損と判断します。




 

んで、ジェネ交換でバッチリ。

ここまで調べた結果と想像とで一致して良かったよ。

見切りでジェネレーター注文しちゃってたからさ。。。

レギュだけが不良の場合も有るからね。



次は「見つけてしまった補修編」で。

お手軽で人気の250スクーター。
乗りっぱなしが多い種別なので、まずは基本的な整備から。
ちょいと不安な電装系から詰めて行きたいと思います。


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