SD-ALTISの主観
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足回り交換車両に多いのがチェーンラインのオフセット。

カスタム車では重要なポイントの一つですから

オーナーが気になるのも当然でゴザイマス。




今更記事にするほどメジャーな案件ではゴザイマセンが

やはり避けて通れない事例で有りますゆえに敢えて報告。

特に他社にて加工されてる部位をほじくり返すのは

決して褒められる所為では無い事をお伝えしておきます。

誰かを傷つけたり、エゴに浸る可能性がタプタプですが

ご理解の程、宜しくお願い致します。





まぁ、結局は物理的に数値が至上ですので、±0が基準です。

っつったって5㎜位は許容範囲かな・・・。

乗って体感出来ないならオッケイって訳じゃ無いですが

「気にスンナ」ってレベルの考えも有る。


しかし、個体差によって変化が有って当然だとしても

数値は合ってた方が良いに決まってる。



まずはFスプロケット編。

固定方法と、固定ボルトの緩み止め方法の考察です。


いつもの通り個人的見解ですのでアシカラズ。。。






数値確認の前に、オイル漏れしていたスプロケカバー周辺の

オイルシールやガスケットを交換しておきます。





ついでに、リアサスをオーリンズに交換します。

諸事情による採用と見受けられるクワンタムと交換です。







さて、数値の基準は純正から計測なのでゴザイマス。

Fスプロケットの確認からまいります。

計測ドナー車は私のJ牧場からチョイス。

一応、後期型アウトプットシャフトモデル。


いやいや、コキタナイ・・・。

今では廃棄でしょう、#630サイズの純正Fスプロケ。







で、純正はちょっぴりオフセットしてるのね。

実測で

総スプライン厚=13.5㎜

オフセット値=4.8㎜







前期型のアウトプットシャフトに装着すると寸足らず。

最近の固定方法に見慣れると頼りない気がして当然。







ちなみに上の画像が今まで装着されてたFスプロケ周辺部品。

前期型はボルト止めの特殊な緩み止め仕様なのね。

このロックプレートを使用するにはコレ用の穴加工された

オフセットFスプロケが必要なのです。


ちなみにこの某社製Fスプロケは約10㎜オフセットしてる。

4㎜程度のプレートワッシャー挟んで計測すると

実測では9.5㎜オフセットとなる。








今までの装着状況、やっぱり寸足らず。

収まり方は純正と同様ですね。


まぁ、コレで良いか悪いのかの判断はお任せしますが

この「寸足らずな空洞部分?」ってーのかな?

なんか気に喰わないっちゅーか・・・。

外面からワッシャー挟んで固定しても

スプラインの外面には触れてない訳だから

ネジ伸び放題じゃね?って・・・。

っちゅーか、まぁ、いいや。

「気にしたら負け」だな、きっと。。。









ちなみにZZR1100C型対応のFスプロケだとこうなる。



そもそも、希望するオフセット値に満たないので

C型用Fスプロケは採用見送りなんですが

余計なプレートワッシャー挟まないで済むので

実測10.5㎜程度の#530オフセットスプロケとしては逸品。





前期型のJやGP系はこのFスプロケ問題に直面します。

後期型のアウトプットシャフトに交換した方が賢明ですが

その為だけにエンジン降ろしてケース割るなんて

面倒くさくてやらないパターン多いですね。


私の個人車両は初期型Jなので過去同じ事で悩みました。

が、いまちょっと実験的な事をしてる最中でして・・・。

ソレを当てはめてみたい気もしますが・・・。



まぁ、言う程前期方式がダメな訳でも無いですが

あくまで「可能性の話」でゴザイマス。


「緩まずにしっかり固定」できてりゃオッケイ。

カスタムリスクを減らすのが目的なのでね。。。



「今まで大丈夫だったから手法は継続する」のか

「後期型に変えてしっかり止める推奨対策」にするか

それとも「第三のアイデア」に乗るのか。


結論はもう少し先に延びそうです。



次回はリア編
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