SD-ALTISの主観
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GS1200SSへGSX1400スイングアームを流用します。

根本的な寸法が全箇所違うので

そのすべてに加工が必要です。

ざっと

・ピボット幅加工

・ピボット内径変更

・ピボットサイドカラー制作

・ピボットベアリング交換

・リアサスマウント位置変更

・リアサスマウント(フレーム側)変更

ブレーキトルクロッドステー位置変更

・アクスルシャフト制作

・アクスルカラー制作

・ホイルカラー制作

・チェーンスライダー制作


等々、盛沢山の加工が必須ですので

加工数値をしっかり導き出す事が重要。


では、張り切ってドウゾ。。。







車両は松永選手のGS1200SS。

レーサー仕様になってるので分解が楽。



以降、作業自体は詳細抜きの結果報告的に参ります。






純正のリア廻り。


ホイルやブレーキ周辺は再利用するので

1400スイングアームに合わせたアクスル値設定による

新設カラーでセットアップとなります。






加工内容は端折って、新規の構成部品。

アクスル系の変更に伴う新設したカラー3個と

新設計規格のニードルベアリング。


アクスルはφ25からφ20へ変更。

寸法調整のサイドカラー、材質はSKMクロモリ材。

焼き入れした後、無電解ニッケルメッキ仕上げ。

ディスタンスカラーは17S材。






アクスル周辺の新設構成部品。

アクスルシャフトはφ28からφ20へ変更。

サイズ変更に伴い、アクスルシャフトは新設。

材質はピボット同様にSKMクロモリ材を使用して

焼入れ後、無電解ニッケルメッキ仕上げ。



 

チェーン調整カラーは17S材で一体型形状にて新設。

作業短縮を狙える形状で好ましいかと。

仕上げはハードアルマイト処理です。






リアサスの取り付け位置を変更(右側ね)。

見た目、純正だと内側に入り過ぎてる感が強いし

ウォーマー装着時にはサイド干渉するし

200タイヤ履くとギリギリだし

なによりカッコ悪いし・・・。


で、上部固定位置を外側に出す事で

上下諸々のバランスを取りました。



うんうん、良い見付きで何よりです。。。







サスの取り付け位置は純正を基準にしてます。


基本的にスイングアーム単体寸法が大きいので

フレーム側との干渉対策も必要になります。


SSには専用設計のスイングアームが無いので

流用するかワンオフするか、になりますが

どちらにせよお気軽では無いので

一案件として以後、お見知りおきください。。。
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