SD-ALTISの主観
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チェーンライン調整の為に切削されているスプロケ取付面。

削り値が足らないのでスプロケ反転にて数値の確保(1mm程度)。

JBマークが裏側になったって強度には関係ございませんが

ボクだったら行わない素人対策なのでノーコメントです。



この加工すると削り込んだ数値分、センター寄りになるハブ本体。

その差分を加算した寸法で凸カラーを新規製作し

ハブキャリア外側のカラーへ帳尻合わせるのがプロ。



この車両には気の利いたプロテイスト・カラーはゴザイマセンでした。

削った分の寸法と同厚なワッシャーみてーなヤツを挟む仕様・・・。

フチのバリ取り跡さえない単なるツッキリ状態のカラー・・・。

こんなヤッツケカラーでリアアクスル廻りを受け持っている事が

許される車両のクオリティではないはずなんですがねぇ・・・。

再組立のときにバリ取はボクがして置いたので

整備中に指を切る心配はございません。

(本来この↓カラーと同程度クオリティは必要不可で有るべき対応。)



ナニが正しくて間違っているかは、製作者の数だけ手法が有ると思いますので

各製作者の経験・判断・情報にて多様化されてしかりでございます。

マニュアルの無い世界ですので当然の事例ですからね。

皆、「自分が一番面倒見が良くて親切なカスタム屋」と思っています。

でも、現物見れば判断出来ますからね、制作のスキルは。

数をこなすのと安全性の確保は同じじゃないんです。

「ナニを基準として、他人様を否定なさるのか?」

妥協と追求をモラルと統合する事でマイルールが形成されます。

カスタム道と商売徳を踏まえた上での、自発的な正義感。

やはり、ボクはタチの悪いクレーマー気質でございます、はい。
純正ハーネスとの接続中継ハーネスを制作。

モトガジェット製クロノメーターの多機能な性能と

シュアシフトインジケーターとのリンクなどを考慮した結果です。

こんな物でも制作に2時間ばかし必要なのです・・・。



次は、某車用計器メーカー製のAF計に対してのリンクハーネス。



なんだかんだ、現状移行方式で是正したメインハーネスでございますが

省いたハーネス類の残骸はコチラです。



配線カスタムは目に見えない分野ですのでアシカラズ。
新品のリペアハーネスでも使用しているみたいですが

マニュアルの配線図と全然違うのは何故?・・・。

OW風な大陸スイッチボックスとXJR1300メーターに合わせた

配線処理はゴチャゴチャでございます。

製作スキルの低い、やっつけ処理ですね、これでは。



コンプリートとして自信を持って販売するのであれば

他の業者に見られても恥ずかしくない仕上げをしないと、ね。



ボク的には、新規配線制作したい所ですが

部分的に修繕、今回は良し、とさせて頂く運びでございます。



ダブついている配線は短く加工してスマートに。

補器類の設置時には配線図を製図して保存する事。

納車後、オーナーの自己診断が可能なようにね。
カワサキ車の中で一番スキです、J系。

ついつい手が出てしまいそうで困ってマス。



ボクが所有していたら・・・的な作業に近い事を

オーナー様より、やらさして頂いております。


ステム(XJR1200流用)に合わせてカウルステーの制作。

ステムマウント(ハンドルマウント?)のカウル固定がキライなボクは

フレームマウントへ新規製作・変更する事が多々有りますが

ローソン系に限ってはハンドリングより見た目優先っすかね・・・。


XJR用のライトステーを利用しての加工ならば非常に楽なんですが

そんな程度の加工では、素人自慢風ですのでもっと凝った感じにします。

SDAコンセプト、「無から有」です。



簡単そうな形状ですが、現物合わせ「泣きの一品」でございます。

10時間位にらめっこして、5時間位の作業時間です。



削り出し部位を多用する、ボルト結合組立ステーではカッコ悪いので

いつものアルミパイプテマンゲ工法による制作は美しい仕上がりでございます。
いわゆる「コンプリート車両」としての購入。

それなりに最近風仕上では有りますがツメの甘い作業が見受けられます。

オーナー好みへ仕様変更する為に、まずは修正前に全体像をパチッっと。



パッと見、まずFカウルの位置が変、やたらお辞儀してます。



取り合えず修正すると、この位置に収まります。



足回り系の変更によって、多少の角度修正が必要ですが

純正外装はこの位置周辺なハズです。

J系のヘッドライト位置は高めですので

流用ステムを使用した上でのフロント周辺の流用改造には

通常のZ系よりも繊細な加工が必要です。



フォーク差込型の手作りライトステー。

養生も無く、ダイレクト固定に呆れてしまいます・・・。



アルミ製カウルステーを新規製作したり

モトガジェットメーターをカーボンパネルで整形する予定です。

リア・インナーフェンダーもシンプルな一枚形状で新規製作すれば

シート下のスペースも確保できるので電装をまとめてしまいましょう。
とりあえず90%の完成でございます。

残り10%は構成上の相性等による別枠的な問題なので

ボクの受け持ち範囲作業は、ほぼ終了とさせて頂きます。



少ない配線でシンプルな構成は、質実機能美とを兼ね備えてますね。

いわば、人体における血管に相対する配線ですが

見えない物へ施工を施す「当たり前」な行為の重要性を

少しでも感じて頂ければ有りがたく思います。





持ち込まれた状態から撤去・交換した撤収配線の群。

身近な物で応急処置が出来るのもプロとして当然ですが

恒久的な物は専用品を使用して製作するのもプロです。

当たり前の作業を施す事で、所有感は増えるハズです。

御一考下されば幸いでございます。
つきっきりで作業せずに、夜半限定ジョブとなってるW650の配線加工です。

これでも着々と進行中でございますが、要所要所で〆ないと

「昨日のボクはナニをしたかったのだろう・・・」

って事になってしまうのでついつい作業は午前様でございます。


さて、各種電装類の確認で、まずイグナイター。

ギボシ接続だった場所を全部撤去したら、ほぼ線無いです。



この本体に使用している特殊カプラもリペアを準備してるので

加工前提で配線を延長処理しておきます。

配線はもちろん同色のAVS線を使用してるので純正チックです。



ジャンクションボックスも寸足らず線ばかりです・・・。

当然、この形状のリペアカプラも常備なんで取るに足りませんね。

最終的な帳尻合わせがこのジャンクションボックスなので

現段階では配線の修復作業は行わずに調整確認のみです。



無理やりなライトのオンオフスイッチ、これダメです。

切替スイッチは5A定格で線がAV0.5じゃあ役不足。

接続部分のギボシ、焦げちゃって当然です。



同様にジェネレーターからレギュレーターまでの配線部分にも。

発熱による溶着は最近のバイクでは見かけない類のトラブルです。



ジェネレーターの配線延長部分。

ほぼ横並びで結線しちゃあダメですよって事例。

真ん中の線の収縮チューブ、裂けて中の配線出ちゃってます。

ほんのチョットですが、立派なトラブリーク要因です。

保護チューブが裂けるようなハンダ結線がダメ作業なわけで

最悪、こうなってもリークしない様にずらして結線するのが対策です。



この手のカスタムにおいて、配線処理は機能よりルックスとされがちです。

なんでもかんでもシンプルにすりゃあいいって傾向ですが

対策は考慮してますか?って事をふまえてみましょう。

小型のスイッチシステムを使用する事がダメなのでは無くて

適材適所を考慮しなければ、ただの自己満足、危険なだけです。

今回の対策前のハーネスは暫定的だからとは言い切れない

要トラブルポイントが何箇所か見受けられましたが

是正作業が当然の如く、必須である事は用意に察します。


こんな作業も随時受付中でございます(笑)。
ボクには定義が良く解らないカテゴリーです。

一時期派の流行だった「ストリート系」よりは洒落が効いてるっぽい。

まぁ、気にスンナ・・・という事で、タイトル変更です。

で、預かりのW650配線カスタム?の修正処理とゆうことで

机上にて配線図を制作し、車体に合わせて配置します。


例をとって、スターターリレーへのカプラー線。

0.75なのに1.25で延長するのはかさばるだけですのでNGです。

色違いはトラブルの元なので、同色を揃えての施工が望ましいですね。

延長ポイントが3本共に同位値なのはもっとダメです。

同位置での配線延長には見えないトラブルの予感が有るのです。

はんだで接続した線部が保護被覆をやぶってリークする事前提でね。

これでは後々の管理に支障が出ますのでキチンと修正しましょう。



そんな感じで、考慮の上延長処理したスターターリレーが完成。

仕上がりの物見ても別段、なんとも無い様なのが残念です。

一口に配線加工といっても結構な工程を経てるっぽいですねぇ・・・。



こんな処理はイケマセン・・・。

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