SD-ALTISの主観
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シングルシート装着でニンジャレーサーって思える佇まいになってきました。



この外観はウチのシングルシートが独自性を持っている証でございます。

他業者の販売している純正形状延長型シングルシートでは無理なんですね。


ちょっと脱線して、ニンジャ用シングルシートの秘話。

思い起こせば1999年8月号だったと記憶しています。

「ゴーグル誌」にて、ニンジャの記事を扱って頂きました。

その時点では、全国初のシングルシート装着のカスタムニンジャ。

(当時はウチのシングルシート形状も純正形状延長型でした。)

「ゴーグル誌」に掲載っちゅーのが納得行かなかったのは事実ですが

(これが間違いの開始だとボクは思っていますけどね・・・)

まぁ、どんな媒体であれ良い物はヒットするはず、とも思っていました。

それ程の自信作でもあった訳でございますが、世間は甘くもありません。

実際問題全然ウケませんで、ひやかしも無い、泣かず飛ばずな現状でした

たった1回の雑誌掲載(しかもゴーグル誌・・・)程度では仕方ねーかな

なんて三ヶ月も経過した頃にようやく問合せの連絡。

九州地方のあるカスタム屋さんから電話がありました。

「非常に興味が有りますが、ニンジャでは始めての製品形状な物ですので

イメージ出来なくて、お客さんも二の足踏んでるのが現状です。

もしサンプル的な物など有りましたら形状確認させてもらえませんか?」

なんて言われちゃあ、待った甲斐が有るなって事で、のこのこと

「じゃあ、サンプルで1セット送りますから検討下さい。」ってぼく。

送ってすぐには商談も決まらないでしょうから1ヶ月は待ちました。

翌月に連絡したら「引きは有りますが、なかなか難しいですね」と。

で、焦らずにもう1ヶ月位待ってから再度連絡したらば、別の方が

「担当者はヤメテしまってるので何の事だかさっぱりですが?」だって。

「では、工場の中にニンジャのシングルシートが有ったら

ウチからのサンプル貸し出しなので探してもらえますか?」とボク。

「それが綺麗さっぱり片付けて行ったので跡形もありませんよ・・・」だって。

その店は2人で共同経営な店舗らしく、互いの仕事にはノータッチだったらしい。

残ってる代表にやめてしまった担当の連絡先を聞きました。

で、直接電話掛けたら「あーはいはい、アレね、」だって・・・。

「調度、連絡しなくちゃいけないなァなんて思ってたんだ。」・・・。

「取り合えず返してくださいよ、一刻も早く。」ってぼく。

「いや、迷惑掛けたので買い取ります。いくらでしょう?」

なんだ、話せば分かるじゃん、って思って

入金先を教えたら、数日後に振り込まれました。

まぁ、人生色々あるねぇと一件落着と思いきや

それから数日したら、シングルシート本体も送られてきた・・・。

なぜ?と思い、発送先を確認したら明記されていたのは先の共同工場・・・。

「サンプルで送っておいて、金を請求する方法は詐欺にあたるよね?」と・・・。

「弁護士の先生と相談した結果、そう受け取る事が自然で望ましいので

必要の無いシートカウルは返却する。大至急返金しなさい!」だって・・・。

なんで、ボクが詐欺師なの?どこでどうなったら?

もう、店の名前も当人達の名前も思い出したくない程の嫌な思い出。

九州には一度行って見たいと思っていますがこの二人には会いたくないです・・・。


そんなこんなで、ニンジャの外装には変なトラウマが有るのでございます。

今では、数社より純正延長形状風な製品ばかり発売されています。

いつのまにか、ニンジャにはシングルシートも有りって時代です。

ボクも当時の形状その物を販売する気はさらさらございません。

ただ、外せば良いって事でもないので難しい所ですが

自分がカッコイイって思えるものならば妥協した製品よりマシって考えです。

そんなわけで、SDA式ニンジャプロジェクトは微妙に進行中でございます。
昨日、ライダー好みに合わせて乗車位置設定をしましたので

アッパーカウルの位置とシート位置も決定となりました。

個人差が優先するポジションセットなので、適当に勧められないポイントを

先に調整しておかなければ、後々のスケジュールに支障をきたすかな?と。

まぁ、ほんの5分くらいの確認で大袈裟ッスカね・・・。

でも、残りの作業はボクのサジ加減なので有りがたいっちゃあ、有りがたい。


で、「大事の前の小事」ッツー事で、ちょっと小物の加工を先に。

まず、純正タンクキャップの加工。

予定では、レース当日はスプリンター武装なアリス号ですが

取り合えず、純正タンクは準備して練習使用するつもりです。

電装はレーシングハーネスなので勿論、キーレス。

ならば、タンクキャップもキーレスへ加工しました。

鍵絡みはセキュリティ上、細部の加工方法はシークレット。



分解してシリンダーを外せば良いだけですが、チカラ技は厳禁でございます。


徐々にレーサーへ仕上がりつつある、アリスちゃん。

練習時間ネーけど大丈夫なのでしょうかねぇ・・・。
アリス号・スケベ椅子風ハッスルペイントがその気にさせます。



ビシッとトップブリッジ下にハンドルを設定するので

アッパーカウルとの位置関係を修正します。

ハンドルと接触する部分をガシガシ切り刻んでいってしまいますと

カウルサイドの面積が非常に少なくなってしまい

バランスの悪い造形になってしまうと個人的に思いますので

カウルステー自体を下げて多少の数値稼ぎを行っておきます。

したら、現車持込時点で、少しさげてあった。



しかーし、これまた適当なやっつけ加工でございますが

アルミでカウルステーをワンオフしている時間はないので

純正をベースに手直しする予定でございます。

縁あって、特急仕上げのお手伝いでございます。

車両はGPZ900R・ニンジャレーサーアリス号。

F-ゼロクラスのレギュレーションに準ずる加工を施します。

エンジンはすでに製作中なので、機関レスシャーシにて入庫。

ボクの担当は外装と電装と若干のフレーム補強とその他工作。



外装はスプリンターHZパック・フルキットの使用予定・・・。

電装はレーシングハーネスとダイナ2000に各補器類。

フレーム補強は適度に行いつつ、純正ダイアモンド式で試走。

最終的にはクレードル式に落ち着くとは思いますが・・・。



ベース購入時から、それなりのカスタム車両ではございますが

サーキット走行やレースに向いている車体とは限りません。

社外部品が付いていても敢えて交換する事も多々有ります。

シンプルで質実剛健なオートバイを目標にしましょう。

ボクの持ち時間は4.5.6.7の4日間。

まずはポジション合わせの為に準備開始です。

短期間なので集中連載のつもりでレポート予定です。
ご無沙汰してます、ニンジャ用スプリンターKIT。

インナータンクの形状修正による遅延中ですが、作業自体は進行中であります。



今出来る事をしておく、って事でカーボン仕様タンクカバーです。

ウチのニンジャ用シングルシートもカーボン仕様にて制作しますが

残すアッパーカウル製品はウチでは開発していません。

フルカーボン外装にする為にはカーボン仕様アッパーカウルが無い訳ですが

ニンジャ用としての製品形状はつまる所、純正形状だと思ってますので

ボクが制作しなくても他所で販売してる物でいいんじゃないのかな?と。


まぁ、引き続きニンジャプロジェクトは細々と進行していく予定です。
せっかくマスターを新品で装着したので

クラッチマスターもついでにフルード交換。

ほぼ一年前に購入したこの車両でございます。

購入時に「油脂類は全部交換しておきます」と、言っていた

購入先の某カワサキ販売店のスタッフ。

トップキャップを開けて、ちょいビックリでございます。

一年でココまでの変色はないだろう、と思いつつ

でも、クラッチフルードは劣化が早いしなーとか思いつつ・・・。

まず、上から抜き取るべ、と作業開始でございます。



全部抜き取ったらカップの底にはヘドロみてーな残留物が有りました。

うーん、一年でこんな固形物は発生しなくね?

間違いなく、水分と反応したフルードがドロってね?

中古購入したお客が後々のメンテナンスを

全部自分の店に依頼する保障は無いでしょうに・・・。

そんなばれるウソ、つかなきゃいいのに・・・。

だからボクみたいな他所で検証されてしまうのですね。



まぁネタが出来てナニヨリとする事にします。

で、清掃して新品のフルード注いでからオペレーションにて

エア抜きと同時に循環させてバッチリでございます。



このままウチでの納車前整備を終了するのもアレですし

なんだか、うそ臭い販売店の納車前メンテなので

リアのフルードも疑いましょう。

うーん、やっぱりキタネーじゃんか・・・。



ただ、リアフルードには変質した固形物は無かったので

タンクの清掃のみで新品のフルードにて循環させます。

空っぽみたいですが、綺麗な新品フルードが規定値まで入ってます。



バイクを通して、せっかく知合った友人です。

楽しいバイクライフを共用出来れば尚の事。
フロントブレーキマスターをニッシン製ラジアルへ変更です。

今回はディトナ製を使用しました。

ZRX1100との相性はイマイチとの噂が有りますが

ホースの取回しを考慮すれば問題ないです。

対策部品みたいなチョイホースが販売されてる意味が分りません・・・。

純正ホースを使用する事が前提であれば、そりゃ必要でしょうけど

対応出来るホースのパッケージで回避するのがお役目ですので

うまく、取り回し出来れば良いのでございます。



↓コチラはボクのGS1000Sに取り付けている

ZZR1400純正のマスターシリンダーです。

微妙な形状違いは大人の事情でしょうかね・・・。

共に、タッチの変化違いは無く、同じ様な物として認識を。



で、使用するのがこのブレーキホースキットでございます。

プロト製のスウェッジライン・プロ(ステンでスモーク)です。

車種毎セット物ですが各ホース長の変更可能なので

出来寸法を想定してラジアルにもバッチリな長さにて納品されます。

よほどの事情が無い限り、最近はほとんどコレ使ってます。



ブレーキキャリパーはニッシン4PでパッドはRK・MA-Xをセット。

余裕を見てジクーのシンタードですね。

よほどの事情が無い限り、この組合せで不満は無いはずです。



*よほどの事情とは、「好みの問題」っちゅー事でしょうか。

まぁ、個人的見解を含めてますので・・・ね。
純正のトキコ製6Pキャリパーは大人の事情だと思います。

パッドが減りましたのでキャリパー交換します。

このキャリパーに依存する事は無いと思ってます。



替わりにニッシンの4Pを使用します。

これはスズキ系細目ボルトですので、同時にブレーキシステム

全部を総取替えする事になった次第でございます。



通常使用では、可も無く不可も無く。

シビアな動きや強度は若干落ちますけど

パッド選択での使用途を選べばまだまだ一級品だと思います。
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