SD-ALTISの主観
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ウチではZ1000A型ベースのレーサー制作には携わっていますが

B型ベースのレーサーはお初になります。


ユウシン所属・向山選手のレーサーでございます。

具が詰まってる車体にお腹いっぱいですが

「らしく」、いきましょう。。。





A型レーサーに開発したセミカウルを装着してみます。

同じ様な媒体ですので苦労は無いです。

いや、無いように見せます。

サイドのラインを少し修正してほぼオッケイかな?と。


いやぁしかし、純正タンクはモリマンですねぇ・・・。


ボクはモリマンが好きです。

モリモリをベロベロでカッチカチなのです。。。





今回仕様の新規製作カウルステーでゴザイマス。


制作時論

基準もナニも無い宙ぶらりんカウルを勝手に位置決めしたら

固定用のカウルステーをテマンゲ加工で制作するスリル。

パーソナル・スリル。。。


まぁ、何とかなるもんですね・・・。







メーターは純正メーターとラップタイマーとの並列観で。

ベースはカーボンパネルで成型してドッキング形式。


このメーター、何気に軽いので交換する事も無いかな?と。

使える物だからこのままでいいんじゃね?ってね。





フロント周辺のハーネスも、中々の固まり具合。

使わない点灯系や操作系の線は間引きますかね。

使える分だけ簡素にしておきます。


イモビやらなんやらと、最近のバイクは解析が大変ですね・・・。

シンプルにするには補器類全面見直しが必須なので

今回はそこまでやりません。

まだ、やりません。




 

カウル内部にはかなりの余裕が有ります。

もちろん干渉もございません。

それなりにシンプル感は演出出来たかな、と。


総合的な仕上げペイントは行わず、この状態で一旦終了です。


なんだかんだでシーズンインですから

練習優先でゆっくり行きましょう。。。
やはり、とゆーかマイナートラブルが尽きないインパルス君。

先日の始動系トラブルから逸脱したと思った矢先に次の問題。

今度は充電系です。


「走行中、いきなりエンストしたっきり動かなくなった」と。

何とか引き上げてバッテリー充電したら一旦は復活したけど

「原因はどうなんでしょ?」となりますよね。


「普通に乗る為の整備」としては電気系連チャンなので

「大変なバイク買ってしまったな」と思って当然ね・・・。

心情お察しします・・・。

オーナーさんも疑心暗鬼になってしまいますが

ボクに出来るのは直す事だけなので

今回もシューティング開始です。



下準備としてバッテリー充電しておきます。





まずはレギュレーター外して始動してみます。


少し始動に手こずってしまい電圧降下してしまった・・・。

現状、待機電圧は12.13V。

当然、ジェネからの電気来てないので電圧変わり無し。


では次にレギュを繋いでみる。




12.22Vになった。

ほんのちょっぴり上がったけど、コレではダメね。

そもそも、ジェネレーターが発電してないか

レギュレーターが制御出来ていないかのドチラか。

「どっちも」の可能性もあるけどね・・・。


で、ココまで調べるのは工賃発生しません。

この先からお仕事なのです。。。

まずは新品の部品調べて見積もりしてからね。

ざっと部品代は7万円弱・・・。

工賃は1万円程度。


安く直したい気持ちはわかりますが

部品代をケチっても良い結果になりませんよ、と。

部品代はボクの儲けじゃ無いので理解頂いてから始めます。






レギュ外そうとしたらネジ頭ナメテしまった。

ついて無い時はリズムが悪いや・・・。

まったく余計な仕事だぜ・・・。

雑念が渦巻いているんだろう・・・。





ドリルで揉んで頭取って外せました・・・。

廃棄する部品なのに余計な手間かけてしまった・・・。


中途半端に頓挫したせいで、次の作業に夢中になってしまい

ステーターコイル交換とレギュ交換が終了。

予算の都合でフライホイルの交換は無し・・・。


さてどうだろ・・・。





新品コイルと新品レギュで12.98V。

多少増えたけど、電圧気持ち足りないかな・・・。

13.5~14.5V程度は欲しいですね。


ちなみに

新コイル+古レギュで12.25Vでした。

レギュ交換は正解。

コイル交換も正解。

ステーターコイル無負荷電圧平均AC50Vでしたので

やはりフライホイルも交換したい所です・・・。

疑わしきは全交換が最短なのよ・・・。



予算の都合で安価に仕上げてもその場凌ぎです。

「維持費はダレの為に発生するのか」、を考慮して頂いて

夏までには煮詰めましょう。

うっ、工賃は二回発生するので損かも・・・。
ここ数年ご無沙汰にしていた走行会を再開します。


場所:エビスサーキット・東コース

開催日:2016年5月19日

参加費:¥16000-(税別・食事代含)

申し込み期日4月30日






近しい各業者様との合同走行会になります。

より楽しいバイクライフを目的とした走行会です。



テイストの翌週なのでバタバタする可能性が有りますが

皆様にご協力を頂いて成功へ向け準備中でゴザイマス。。。



急な告知でスミマセン・・・。

申し込みは当店まで連絡くださいな。。。
遅咲きながら完成しました。

【YZF-R1対応アンダーカウル】です。。。




MFJ対応、レース・走行会等専用製品。

対応車種は2015年からのR1。

純正マフラーは装着不可。

サブチャンバー無しなら可能。

取付けに際し、別途購入部品は必要無いです。

定価¥32000-

FRP製黒ゲル仕上げ






純正カウルの先端部分を覆う形状なので

万が一に対し、オイル流出を溜める機構となります。



基本的にこの形状になってしまうと思います。

ワタシも制作に当り、色々と調べてみましたが

国産カウルメーカーは、ほぼこの形状でしたので。。。

後発だからといって、下手な冒険はしません・・・。

こういった製品の「質実剛健」の部分を尊重致します。



ヤフオク等で販売している一部の外国製品は

「レース対応製品」とか言ってますけど

実際はオイル溜めになってない形状製品ですので


購入に際してご注意下さいね。。。







純正サイドスタンドの逃げを確保して、ストリートでも使用可能。

自走スポーツ走行にも対応してます。






カウル後端はGP風の返し形状にしてみました。

ちょっとだけ他社様との相違点でゴザイマス。。。




カウル自体の固定は純正ステーを再利用していますので

別途に用意する必要はゴザイマセン。

外した部品と付属するナットにて固定出来る仕組みです。









ちなみに、水入れたら5ℓ入ってもまだ余裕あるので

製品の特性的に合格ではないかと。。。



今シーズンに向けてご用意下されば幸いでゴザイマス。。。
ドゥカティのアルミタンク補修です。

思い立って始めました。


ちなみに「ドゥ」はDWU入力です。





後部取付部分の周辺から漏れているらしいです。

現在はエポキシパテとコーキングで対策してありますが

再溶接が一番との判断にてご依頼下さいました。


まずは周辺部品の取り外しから。


え~っと、補修作業前のお願いでゴザイマスが

こういった場合、部品は取外して置いて下さい。

で、同時に梱包して頂けると助かります。

理由は、ワタシが分解して破損したら困るので・・・。

アルミタンクは特にネジ部分が舐めやすくて怖いのね・・・。



以前居たんですよ、破損してるの黙って依頼してきたヒトが。

「お前が壊したんだから新品弁償しろ」っつータチの悪い輩が・・・。

中間に業者挟んだんですが、その業者もグルだったのね。


ちなみにそのタンクもドゥカティ・・・。


まぁ、今回はきちんとしてる紹介者様ですので

安心して作業進めてみますね。。。




 

ニップルはゴリゴリだったけどネジ部傷めずに外れました。

ただ、この部品が取れません。

配線が中に繋がってる。


じゃあ中身確認しましょう、と。




 

給油口が「ゴッソリ」取れる形状なのね・・・。

コレも分解作業はおっかなびっくりですよ・・・。

無事取れたから良いけどさ。

パッキン類が再利用できれば良いけど

どうなんだろ?





 

どうやらインタンク式の電磁ポンプ部品のようですね。

ワタシの腕がもっともっと細ければ届きそう。

「配線の繋がり部分カプラが外せるかも」っつー感じですが

ここってどうなってんの?

メンテナンスに対応した穴のサイズだと思いますが

ここから中の部品って全部脱着出来んの・・・?



取れない場合、そのまま補修作業する事になります。

おおよそクラック部分は特定できていますが

溶接する熱で補器類にダメージ与えそうなんですけど

どうしましょ?

養生作戦なの?


補修は出来ても構造が理解出来ないとマズイっすよね。

これは知合いのドゥカティ屋さんに相談しますかね。

餅は餅屋っつ―事で。。。
たまには本業?のオハナシでも。

ワタシ(自己流)の場合ね。


カウル補修のオハナシ。


補修素材はGSF1200対応のタンクカバー。

転倒してバキバキですが直します。



コレは当社製の製品です。

カーボン製をペイントしたブルジョア志向な製品。

ウチではかなりの頻度で同様の仕上げとなる事が多いです。


カウルをボクが制作して

ペイントをボクが吹くので

ナスがママ、なのでゴザイマス。。。

イメージと照らし合わせてカーボンクロス貼ります。


一つのトレンドと云っても過言じゃありませんね。






で、補修注意事項として

カーボン製カウルの補修は厄介です。

傷ついたカーボン地は補修出来ないと思って下さい。

つーか、するんだったら新しいの買って下さい。


理由は「面倒だから」です。


今回は通常のFRP仕様と同様な補修対応となります。

要は、カーボンの目は無視します。


表面の傷はパテで面出しして

クラックは裏からきちんと補修接着する工程です。





裏面。

ちょっと白っぽい部分がクラック。

良く解んないよね。・・・。





塗装を剥がすと一目瞭然でしょう。

白っぽい部分は積層剥離。

転倒の衝撃で素材が内部で剥がれてます。

これを全部撤去しないと補修する意味無いんです。


よく素人さんが行う補修風に多いのが

そのままマットやクロスを積層して厚くなるだけの

その場凌ぎヘッポコ補修ね。

特にレース車両に多いかな。

そりゃ金掛けたくないからDIYで済ますわな。

まっ、別にいいけどね・・・。


そんなヘッポコ補修を繰り返したカウルを

見栄え良く補修して、と依頼される事が多いので

ちょっと舌打ちしてみた。。。

一つ云えるのは「買った方が安いよ」と・・・。





で、前向きに補修ね。

前項の白い部分をベルサンで撤去してみた。

ココが表面層のカーボンクロスから剥離した断層場所ね。

指で押すとプカプカする位下地処理しないとダメ。

重要なのはこの部分を補強する事だからね。





当然、カウル表面は巣穴だらけになる。

どっちにしろ表面はパテで面だしするから

マスキングがてらアルミテープで養生しちゃいます。

その際、クラック入ってる亀裂場所のチリ合わせしないと

形状が歪むのでもっと穴だらけになります。





暫定的にパテ延ばしたらこんな感じの補修ポイント。

やはり、カーボンクロス地に補修場所が係ってる。

ライン上だけ黒でボカしても良いかもしれない。





裏面の樹脂補修はこんな感じ。

多少厚くなる場所も見受けられますが

さも「補修しました感」は少ないのでオッケイでしょう。



工程的にはFRP仕様カウル買うのと同等の手間暇掛かってるので

こういった復旧補修はあまりおススメしません・・・。


だって、メンドクサイから。。。

イヒ。。。
お待たせしておりました「タンバネ」入荷です。


前々回より、表面処理をセラコート仕上げに移行して

より一層のグレードアップを図っておりますが

今回からは箱の形状も変更しました。。。







「N式額縁タイプ」っつー箱で開閉保管に優れてる形状。

何かと便利なんで、沢山制作しちった。。。





お待たせしておりましたバックオーダー分について

本日発送致します。。。


また、在庫数に限りが有りますので

ご入用の際はひとまず連絡くださいな。

宜しくお願い致します。
日頃日常的に使用している業務アイテムに

メンテナンススタンド類があります。


今回新たに二種類追加しました。






一つ目はエトス製の調整式タイプ。

個人的感想ですが、何故かエトス製品が好きです。

しかし、『高さ調整式リアスタンド』括りだけで云えば

過去の調整式モデルは好きじゃありませんでした・・・。

ロングタイプは長過ぎで邪魔くさいし

ショートタイプはカッコ悪い・・・。


なので非調整式リアスタンドの高さを加工して

三種類用意して対応していました。

非常に無意味で偏屈な拘りとも言えますが

個人的に気に入ったアイテムじゃないと

整備とかしたくないので、性格上仕方ないのです。。。


今回買ったタイプは形状もサイズも良い感じ。

これからの主力として頑張って頂きたいと思います。




で、もう一つはJトリップ製。

 

中型以下のメンテ用に敢えてチョイスしました。

ワタシ的にフォークスタンドに次いで二個目のチョイス。

ラインナップと対応に優れたメーカーですので

拡張性を持ったアイテムとして色々と助けて頂きたい。




ただ、この手のメンテナンス製品全般に云える事として

アタッチメントの拡張性が売りみたいな所、有りますよね。

『どんなバイクにも対応出来ます』的な、ね・・・。


で、エトス製品とJトリップ製品とでは

スタンドフックやらの共通性が無いので

個別用意しなくちゃいけない面倒な部分は否めません。

『敢えて変えてるでしょ?』って思いますけど・・・。

結局は同一メーカーで製品を揃えさせる手段ですから

あくまでも営業方針の一環なのでしょう・・・。




悪い言い方ですが、それこそ無意味な個性ですよね。

統一感と汎用性を同一に語る事はナンセンスですが

それぞれ強度を含めた理論の相違ってのは

敢えて変える事による『独自性』の押し売りでね。

消費者からすると面倒でしゃーない訳よ・・・。



バイク部品における消耗品なんてもっと最悪でしょ。

車種毎に在庫置けない程、多種多様化してる。

それこそ共通部品なんて数少ないですよ・・・。

バルブ類とタイヤとチェーン位じゃね?


だから街の量販店に生まれるメリットがそこ。

『何でも出来ます』『何でも売ってます』がウリ。

だけど決して同義じゃない所もミソなのね。

そんな所に技術者や職人はいませんから。



全てを網羅できる訳無いから専門店が必要なのね。

細分ニーズだから『特殊な専門店』が存在する。

だけど、日本は『自己申告』で開業出来ますから

『オレにしか出来ねえカスタムだぜ』とか

『お前、仕事にした方が良いぜ』とかで

自信タップリにテイストデビューな訳ですよ。

そんな自称『専門ショップ』ですらピンキリです。


『ねぇ、誰の為に仕事にしちゃったの?』



皆様、お金は大切に。。。




勘違いや自惚れで自己陶酔する時間が有れば最高ですね。

24時間ヘベレケでラリラリって幸せやね。。。




要は、多種多様化してる選択肢の増加が良し悪しだ、と。

皆が皆、加工して何とかできる訳じゃ無い。

互いの良い部分をマッチアップ出来ない。

素材の使い道にもっと自由を。。。



そんな歯がゆさを感じぜずにいられない案件です。



雨の日はなんだか切なくなるSDでした・・・。

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