SD-ALTISの主観
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時代はアルミマグ問わず鍛造ホイル。

色々と条件が良いのも理解できるが、いかんせん高価だね・・・。


ならば、と長期放置してたマービック鋳造ホイルの復活計画。

販売当時はカロ名義で取り扱いしてたドゥオーモホイル。

発売当初は「ヘンテコな名前を付けやがるもんだぜ」と思った。

今でもヘンテコだと思う。

同時期のラインナップに「ピューマ」と「ペンタ」がある。

やっぱりヘンテコネーミングシリーズ・・・。


JB1とか10Sとかがクールすぎて太刀打ち出来ないって事だね。







コチラはFR共に下地処理が終わった状態です。

この後すぐに梱包して、まずは「某処理」を行う事となる。



元々の純正色は黒だったが、某コーティング店に粉体リペイント

してもらった経緯が過去に有る。

で、その時の処理がへたっぴ過ぎて下地と上塗りとの密着が甘く

塗装の表色がペリペリと剥がれてしまい汚くて見すぼらしくて

とても堪ったもんじゃなかった訳ね・・・。

そんなこんなでそのままお蔵入りしていたわけだけども

このタイミングで復活させる事になりました、と。






 

いくら密着が悪いっつったって粉体塗料がタップリ乗ってるから

塗膜は厚い訳です。

直圧式ブラストで色を落とすけど、多少は楽したいから強引ですが

マグには相性があまりよろしくない剥離剤を使用。



 

溶剤が塗膜へ完璧に浸透する前に洗い流す作戦で3割程度を剥く。

相性が悪い理由として、鋳造部分の巣穴に剥離剤が入り込んで悪さ

するやらうんたらかんたら、素材が変色するやらうんたらかんたら

らしいけどブラスト当ててリペイントするから大丈夫じゃね?と。




FR共にブラスト当てた感触ではフロントの方がやや密着が良くて

延べ3時間程度のブラスト作業時間で全落ちでした。

リアは表面の状態が悪かったせいで塗膜がペリペリ剥がれる箇所も

多くて何気に助かる?密着が悪すぎなので直圧パワーが効く効く。

コチラも3時間程度で全落ち。


作業的にホイル自体が細い分フロントの方が作業時間短いと思われる

かもしれないけど、FR合計で6時間程度のブラストタイムでした。



ちょっと現実的ゲスい話です。

ブラスト作業って¥5000/h位が目安の料金設定となってます。

で、¥5000x6h で¥30000-の下地処理①単価となります。

んで、以後行う下地処理②が約¥10000/本なので2本で¥20000-。

送料やら経費やら加算されたら下地処理の合計は¥60000~となります。


その後に本塗りを行いますから、最終的にリペイント仕上げの合計は

おおよそ¥100000~ほど必要となるスンポーでゴザイマス・・・。


結果として、アルミ鍛造が¥200000-以内なら新品で買いましょう。。。

タダ同然の鋳造マグを所有している場合なら経費はトントンですが

わざわざ中古で鋳造マグを適正価格で購入してまで行う作業じゃない。


鋳造製品ならではの質感や、当時の思い入れなどプライスレスな気持ちが

有るのであればやぶさかではない作業なので趣は有ります。


「下地処理は自分で出来るもん」なんて仰るDIY派の方々は別です。








コチラはキャビネット内に残った塗膜カス。

主にリアホイルから剥れた500円玉と同寸以上のサイズが多い。









マグ鋳あるあるとして「塗膜が浮いてる」とかよく聞きましたが

メーカー出し状態でも素材の地なんてこんなもんです。



今度の下地には期待したいと思います。

上手く行きましたらきちんとご紹介いたします。。。
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