最近の1000RRコアは溶接し辛い・・・。
アルミの純度が低いっつーか、不純物が多い気がする・・・。
気のせいなら、ボクの溶接が下手って事だ。
スズキ系とカワサキ系の冷却コアは上手くいくんだけどな・・・。
加工後は当然、リークチェック。
水入れて、パイプはフタして、1.5㌔まで加圧する。
「オッケイ、漏れてない」と、水抜いて胸を撫で下ろすも
ついでならばと、空加圧してみる。
すると、溶接部分の石鹸水から泡発生・・・。
すっごいチッサイ巣穴発見。
再度、溶接し直して、空加圧。
まだ、微小な泡がぶくぶくしてる。
試しに水入れて加圧すると、水は出てこない不思議。
まぁでも、その内、時間が経過すれば、じわじわ滲むのは目に見えてるので
空加圧優先で、チェック~補修~チェック~補修と4回目で密封確認。。。
よかった、練習に間に合いました。
もっと上手になりたいです。。。
テイスト間近に控えて、局面の動きなど報告です。
#51号車・コーイチ選手のGPZ1000RXレーサー'12下半期仕様。
多忙ながらも「自腹レーシング」健在でございます。。。
エンジンは、先の選手権で不調発覚した為、現地にて下ろしました。
その為、車体整備にはもってこいの状態で、なによりなのです。。。
ナニやるかってーと、「SDアルティスってなにやってるの?」と思われてるので
名義貸しじゃなく、ボク的に携わってるのよねアピールすっぺかな。。。
まぁ、こんなご時世ですから大人の事情も絡みつつ
関係者一同でバックアップするのがダンディズムレーシング。。。
このバイクをドナーにして、皆で思い立った事してれば答え出るべ作戦。。。
基本的に、この#51号車はノーマルフレームです。
ステムやピボットの位置は変更していません。
調子に乗ってイタズラに手を入れても、総合的に偏ったバイクになります。
それってば、「限定されたライダースペシャル」的な、エキセントリックな代物ね。。。
レース限定ならそういった「局地的仕様車両」も有かもしれないですけど
なんでもかんでも机上通りにやればいいって事でも無いのは周知だし
「ソコから得たデータを元に・・・」なんて言われても嘘くさくね?ってね・・・。
「ダレでも同じ物を造れますよ」って、逆に凄い事なのを少しだけ気付いてね。。。
で、#51号車、純正フレームとの大まかな相違点について。
リアサスの取付方法が変更されているのと、各種不要ステーのカットとかのみ。
で、シートレールと電装ケースをワンオフで製作している位です。
ソレに伴う小変更は多数有りますが、現物合わせの帳尻調整程度です。
まっ、基本ノーマルって事で・・・。
タイヤ交換時のチェーン置き場対策はこれね。
冬のトレンディです。。。
冷却系の要、ラジエーターですが、コアからクーラントが漏れてまいりました・・・。
交換対応なんですが、ボルトオンじゃないので都度取付加工が必須なのです。
今後を見据えて、なるべく加工箇所は少なく工夫する任務です。。。
物はHRC製のCBR1000RRレースキット用ラジエーターコア。
欲しい時にいつもある訳じゃ無いから、常に在庫する。
夏に5個用意しておいたけど、残り2個。
今回1個使うから、残1個・・・。
心許無いから、在庫足すべね・・・。
いやいや、コレが一番冷えるっぺね。
以前、違うRXレーサー車両に装着した際に、コア自体の加工はしませんでしたが
今回のレースキットコアの場合は、加工が必要なんですねぇ・・・。
違いは、ホースの取り出し位置。
ちょっと憶測。
もしかして、「パイプの取り出し位置が違うのは理由が有ってこの方が良い」
って事ならば、知らずに加工してしまったのは失敗なの?・・・。
どっちだろ、今後実験です、はい。。。
オイルクーラーのステーも真中からポッキリ二分割・・・。
コアの取付け固定には、グロメット併用にて振動対策済みですが
使用方法がアレなので、耐久性的に仕方が無い事例です・・・。
取敢えず割れている所を溶接して、暫く様子見ましょう。。。
取付けるとこんな感じです。
新品はいいね。。。
コア自体はレースキット使用だけど、加工しているので「鈴王仕様」で。。。
仕上がった車体は、先程、コーイチ事務所にデリって帰宅。
アライノリオ・トランスポーターが活躍。。。
次はZRX1100対応のボルトオン作るので、ご期待ください。。。
サイドからの見付き、素晴らしいラインです。
ペイントは往年の「ツキギレーサー」を模範。
GPZ1100レーサーでは唯一の存在ですね。
当時のNK1を超えていきましょう。。。
きちんと取付出来る事がまず前提のシングルシート。
SDAらしく、いつも通りのシートレールカットが基本加工。。。
ただし、シートレール一体式なので、非常に厄介な取付加工になると思います。
電装系も新規製作必須ですから、賛同者の少ない、ブルジョア仕様なのです。。。
メーターはスタックパネル装着。
冷却系は、パイピングサイド廻しでシンプルな効率。
メリットが多い取り回しです。
ステップはZRX1100用を流用して、ベースプレートをワンオフ制作。
リアマスターはお馴染みの一体式。
シンプルに、効率優先です。
リアサスは、オーリンズTTX。
GPZにあわせたオリジナル仕様なのです。。。
ただし、バネは「男のシングルレート・タンバネTTX仕様」試作でゴザイマス。。。
ガンメタの色風味が良い雰囲気ですが、販売予定は未定・・・。
モノサスの場合、リンク比とレートの兼ね合いなので
もう少し煮詰めないと、見えて来ませんねぇ・・・。
まぁ、実戦による「論より証拠」作戦でいきましょう。。。
社外冷却システムが装着されているので、各部相性確認等含めて
直接取付作業して、対応する作戦です。
まずは既存のシステムを外していきます。
作業の便宜上、外せる部品は全部外した方が吉。
隙間に手を突っ込んでモソモソやるより、確実な術野が必要なのですね。。。
思ってる以上にサクサクと作業は進みます。
当社では、購入サービスの一環として
「フルエキは取付サービス・サイレンサーはワンオフステー製作」
が、デフォルトな「原田消音器」製品。
代理店として、隙の無い対応にてお出迎えなのです。
冷却系との収まり良く、総合的にオッケイじゃないですかね。。。
ちなみに、メーターパネルも当社製「スタックプレート」装着済みでございます。
有り難いです。
今後の経過が楽しみです。。。
シリンダーとヘッドとヘッドカバー。
下地調整してから耐熱ペイントです。
まずは下地のマスキング。
基本はガムテで。
下地処理はサンドブラスト処理が一番ですが、準備と後始末は面倒です。
しかも、マスキングは完璧じゃないから、組立前にはよく洗浄しないとダメです。
スチームでバシャーってやる勢いで洗浄します。
隙間から入り込んでしまったアルミナが絶対にワルサするからね。
マイフェイバリットガムテは、スリオンテック製50㎜。
ホムセンオリジナルや激安ガムテはダメです。
ボクはスリオンテック一択なのです。
たかだが下地マスキングとはいえ、激安のポンコツガムテープじゃ
マスキングの意味無い位にグズグズなんですね・・・。
使ってみりゃあ判るけど、耐久性と耐溶剤性はピカイチなのです。
作業を失敗したくなかったら、スリオンテックなのです。
25㎜の場合には、ニットーかオカモト。
なんか同じ様なデザイン。
まぁ、どっちかがOEMだな、きっと。
ちなみに、ヘッドカバーは一応ブラスト処理されていたけど
時間が経過してアルミ粉出てるし、処理も均一な状態では無いし
クリアーテープの糊痕が残っていたりで汚いから、調整やり直しなのです。
シンナーにドブ付けして糊洗浄してから、ブラスト処理なのです。
トータル的には二度手間だけど、ボクには影響ないからオッケイ。。。