SD-ALTISの主観
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命名するならば

「試作サンプル車両」の(前期)と(後期)になるでしょう。

今回は(後期車両)の追加補強部分について。

この作業時、画像すら残すつもりも無いほどに、ドライでした。



「出来る作業は全部した上で、試作車両の終焉を見る事にします。」

後期型に対する制作コンセプトはこんな感じでリスタート。


フロントフォークとクランク軸周辺の強度不足を解消する為に

流用使用予定だった部品は「一輪車」でございます。

ダイレクトハブに両軸ベアリング内蔵、フォークも頑丈ですので

タイヤ外径寸法さえクリア出来れば、他に勝る物は無いと判断しました。

幸い、タイヤ外径寸法はヤマピーが工夫を凝らして制作。

小径リムに一輪車のハブとスポークをレイバーする事でクリアです。

(子供用の一輪車の中にはタイヤ外径規格があっている物も有ります。

ですが、スポーク部分がプラスティックなので敢えて却下しました。)


クランク軸の寸法も短い設定寸法だったので、加工して現物合わせ。

センターカットし、芯~芯の帳尻合わせた上で、再溶接によりクリア。



リアタイヤ周辺も元々はφ8の貫通シャフトにて左右から通し固定です。

対策する為に、ベアリング内蔵の大規模工場生産ライン用の

ゴムタイヤを仕入れて、取付部分をφ20設定で固定。

これまた、使用外径の無意味な設定による限定部位となってしまい

それなりの物を入手するのは困難なレギュレーションでした。

通常考えられる製品は、ホームセンター売り場の台車タイヤや

キャスター位じゃないのかな?と思います。

産業チックでプアーな感じが否めないのは仕方ないですね・・・。



基本的にタイヤ関係の回転部分にベアリングを使用することが重要と

前期型制作後に追記した特記仕様・要望書の内容を実行しました。

けど、現時点でこの試作車両がどういった扱いになるかすら、興味無し。

この時点でお役目終了と認識していましたね、ボクは。



それなりの対策が必要と思った部分は、追加工にてほぼ仕上たつもりです。

時間の都合でペイント無しですが、かえって溶接痕が分かって良いとも思えます。

試乗した感触も悪くないですが、やはりベースの無意味さは残りました。


ラジオフライヤー製・児童向け三輪車をベースに使用して

大人が12時間耐久レースを行っても大丈夫な程度になってます。

けど、ダレが乗るか知らないし、ポジションの有無すら確認できません。

今回、第二次補修の現車確認を期日指定された挙句、

「某司会者の別荘へ発送してください。そこで、某氏自ら確認しますので。」

と、担当者様のおっしゃる通りに間に合った事が誇りです・・・。

けど、発送・確認したかどうかは定かでは無いのです。

そういった類の中間的や打合せのお役目はヤマピーですので

彼に渡して、僕の仕事は終了でございます。

いささか、責任感に欠けていると思われがちでございますが

ただ、ドライな気持ちで下請に徹した後半戦がその象徴でございます。


それなりに面白かった?と嘯く、ボクちゃん。

次回、下船を忘れていた世界チーム。
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