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引き続き老害との戦い。

「母材が溶けて無くなる前に棒を送り込む作戦」

まず条件出しから始めますが、テストピースも無いので

想像より下の電流で開始します。





MIGとTIG、互いの溶接機バトンを引き継ぎしつつ

両方使ってなんとか繋ぐ事は出来ました。


ただでさえ薄い素材なのに所々錆の浸食影響で

鉄板が薄くなってしまっている箇所が多いのと

隙間が多い為に溶接は非常に苦労しました。


言い訳として「洩れない事を優先とした作業」になります。







耐圧チェックで数か所のピンホール確認。

ほぼ見えない見えてない位の小さい穴・・・。


視力が弱くなってきた弊害ですね・・・。

老眼の影響と言える甘さでもある・・・。



少し別件のお話になりますが

塗料の調合をお願いしている方が居まして

先日依頼しようと連絡したんですがご不在。

何度か連絡してようやくお話出来ましたら

もう廃業されていました。

理由は「老眼で色の確認が出来ないから」と。

依頼された色と調色した色が違う事が多々あったそうで

それはそれはショックだと・・・。

技術は有るのに身体が付いていかないジレンマ・・・。


私も片足突っ込んでいました・・・。

いかんともしがたい事実ですが、事実に直面し

衰えに抗う事無く対策が必要な時期になりました。。。







で、ピンホール部分を何度か溶接し直しましたが

その度に違う箇所から漏れだすので溶接は諦めます。

次は板金ハンダにバトンタッチします。

怪しい所を全部流してしまう作戦でゴザイマス。



何とか私の持てるバトン構成で乗り切れて一安心。

漏れない状態に戻ったので良しとします。





タンク補修に関するネタ動画など沢山有りますが

参考に出来る情報との見極めが重要です。

勢いで切断するのも良いけど

一番最後に作業する内容を踏まえた上で

「最後の人に聞け」、と云えます。

ちなみに予算は5~10万円程度と認識下さい。

唯一無二の物が生き返る訳ですから

安いと思いますよ。


十分の一で安請け合いした自分に喝。。。
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