SD-ALTISの主観
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仕事そっちのけで、レース遊びは出来ないので

メインビジネスを優先してまいりましたが

ようやく、テイスト強化月間作業が出来る状態となりましたので

手始めに、#75号車のエンジンオーバーホールから。



春のテイスト以降、ギアから囁く程度の異音が発生し始めました。

前回のミッション補修からは2年経過して、4戦の戦歴ですから

タイム的にも仕方ない範疇として、必須ルーティンと認識します。

ミッション交換を含めたフルオーバーホールです。

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ヘッドの分解や、クラッチ廻りなどの整備はエンジンスタンド上で作業出来ますが

クランクケースの分解やミッション周りの作業には不向きなので

この際だからと、油冷クランクケース専用のアルミスタンドを製作。

これがやたらとサクサク進んで上機嫌なのです、はい。。。

時としてシリンダー分解しないまま、ロアケース外せるので、非常に便利。

3b6f78f5.jpeg

そんでまぁ、オイルパン外したらこんな破片が有った。。。

やはりミッション不調でした・・・。

大事に至らなくて良かったと思う反面、メンテナンスパッケージの見直しです・・・。

6367978b.jpeg

現状確認でダメな所を見つけます。

動きが悪い所が何箇所かありますねぇ・・・。

シフトフォーク単体で見て取れる症状でございます。


9b592e9d.jpeg

シフトフォークは、スレ当たりが酷い、カジリもある。

この症状はシフター装着による弊害が多いと思います。

通常使用でも傷付きますが、ここまで酷いのはあまり見た事無いですねぇ・・・。

シフター外せば、部品の痛みを回避出来る事も有りますが

装着メリットも多いから、両立する方向で調整するのが必然です。。。

そりゃあ、クラッチ握らずに点火カットだけでギア入力するのだから

何かしらのダメージは当然蓄積します。

しかし、タイムは短縮するからやめられない・・・。

ライダーの心理上、相反する問題ですが、メンテナンスで対応出来るのであれば

実戦投入が正しい結論なので、「個性」としましょう。。。


もともと、サーキット走行を視野に入れてるバイクじゃないのに無茶してるから

その都度、自己責任で対応しているだけのオハナシ。

原因解明を含めて、バイクがダメな訳じゃ無く、シフターがダメな訳じゃ無く

ただ単に組み合わせと、対策ノウハウの構築が間に合っていないだけです。

同じ様な症例は結構多いので、ご参考までに。。。



次、ミッション交換編

 
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