SD-ALTISの主観
[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17]

新車購入からほぼ10年。

消耗品の交換などは行ってきたらしいですが

操安系の整備は初になります。




タイヤ交換と同時にフォークのオーバーホールは定番メニュー。

本当はステムが優先なんですけど、諸事情で一つ手前で手を打ちます。

引き延ばしても良い事無いから、早めの決断を期待して、と。




流石に10年未整備のフロントフォークは痛ましい・・・。

シール内の金属パーツが錆びて膨張してクズになってます・・・。

周辺パーツをほぼ新品で準備して置いて良かった。。。





インナーチューブの点サビ発生率、ちと密集していますから

次回の時はインナー交換となります(次回までが早そうです・・・)。

現時点で、いつオイルシール攻撃しても良い位に発生してますからね・・・。

ペーパーで研いでも、その場しのぎなのでなるたけコマメに磨いて下さい。


動くので乗ってしまうのは、基本性能の高さゆえの証ですが

手間暇かけないと、その性能は維持できませんからね。


次回は、色々と準備しましょ。

ベアリング全部新品にして、動くとこ全部油脂差して

しゃきっとさせましょ。

今回の小変更確認の為に、地元の農道などブラブラと。





CRに変更して、リセット試乗も兼ねてる。

はい、中々のフィーリングでございます。

細かく煮詰めるには、季節的にツラいのですね。

現状、ストレス無ければよろしい、とします。





変更したブレーキシステムも良い感じです。

アクスル変更も吉と出ている模様・・・。

「う~ん、よくワカンネ・・・」ってのが街試乗の本音だけどさ・・・。

ただ、今までよりもフォークのセット不足がより明確化されてる気がします。

総合的な良し悪しは、走行ステージ変えて判断しますけどね。








保安部品がかっこ悪くしている要因大なのが街中バイクの宿命。

ならば、不必要な部品?外してレーサー仕様に変更してしまえ。

「走れればそれでいい」理論で暫くはオッケイでしょう。

走行会をメインにするならば、の対応でございます。


では、もう一つ違う段階へ進行して見ましょう。。。

bbba45af.jpeg

ホイル内のディスタンスカラー。

7075材にて一体型制作後、BKアルマイト仕上げで新規製作完了。

ダイマグ純正と数値を小変更。

これでナット締めこんでも、回転が重くなりません。

バッチリな数値です。。。

99d4c678.jpeg

ホイル左右のカラーも75材のアルマイト仕上げ。

メーターギア廃止したので、通常形状にカラーを新調なのです。


3c43a959.jpeg

Φ17仕様のアクスル周辺は、こんな感じの構成で保持致します。


純正のΦ15仕様から比べてみますに、おおまかに二通りのパターン。

まずは、通常の街中走行程度の使用域において、では

劇的な変化を、体感出来る程じゃあないと思います。

「峠程度でもどうかな?気付くかな?」ってレベル。

この手の「アクスル変更」において、「交差点曲がっただけで体感できた」

なんつーのは、ステマチックな表現だと、個人的に思ってます。

そんな体感出来る程、劇的に変わる訳なくね?って。。。

「元々が整備不良だったかな?」って事を念頭に置いとく事も大切かもね・・・。


もう一つ、サーキットでのハードな使用域。

この場所だと体感できますね、それなりのライダーならば間違いなく。

アクスル周辺の捻じれ感は無くなるぶん、フォークのしなりが強くなるかな?

なんて思えたりもしますけど、ソレはソレ、総じて悪くは無い。

ならば、「ストリートしか走りませんけど、意味あるじゃん」と、思って下さって結構。

表現の違いで、伝わり方に差が出るだけで、良い対策ですからね。


使い込んだ純正の部品を、オーバーホール前提の作業に相当する対策として

精度の良いカラーを製作して、新品のアクスルシャフトを用意し

ガタの無いベアリングに新規交換すれば、「良くなる」はずでございます。

プラシーボまがいのステマにはご注意ください。

「いや、体感できた」とおっしゃる方には、ある意味敬意を表します・・・。


d9ba5c30.jpeg

ローターはサンスター製プレミアムレーシングΦ320を使用。

ダイマグハブ直付け仕様に変更でございます。

現状を工夫して、個性を演出しているつもりが

「普通」に近づくジレンマを感じつつも、どんどん良くなってますねぇ。。。

まだまだ楽しめるオートバイライフに感謝いたします。

J系アクスルΦ15仕様と、J系ダイマグ使用時における使用状況の改善。

やりつくした感が否めない作業ですが、お見知りおき下さいませ。


まずは現状で使用している構成部品の確認から。


10da9981.jpeg

ダイマグのホイルディスタンスカラーは三点で構成されてる合成形成品。

なんか頼りなく感じてしまいますが、れっきとした純正部品。

しかるべき強度計算がなされている筈、でございます。

3814cd42.jpeg

一応、「メーカーが設計したから大丈夫」、って判断で使用している現状・・・。

今後、Φ17アクスル変更に伴い、新規製作が必須な部品なので

その際には現行風デザインにしてみましょう。

3bf38180.jpeg


純正アクスル構成部品。

ホイルベアリングの左右間隔が狭いですねぇ・・・。

拡げて固定する事で、強度を上げていたS1方式が正攻法なのか

アクスル拡大が正攻法なのか、は「一般的使用時に判断できるのか」、が問題。

世の中の半分以上が、「交換した事による安心感の向上」なので

「よくなったハズ」との思い込みも含めて、概ね良い結果なのが興味深い。

まぁ、悪くない手法なのは確かでございます。


新規製作部品の数値確認と部品の手配から開始しましょう。

 




 

でナニが、「懸念事項」、かってーと

「制作者不明のワンオフ制作ローター」を今後も使うメリットって?って事ね。

過去作業で、アルマイト変更やピン変更行った際から

今後の課題として、様子を見ていた部位でした。

通常使用じゃ、「熱変形する事ないでしょう」、とたかくくっていましたが

今後の展開次第ではそうもいかない・・・。

それなりの対応対策案をご理解頂きまして、要修正開始でございます。

74572d2f.jpeg

インナーは、純正ホイル対応の数値で、ダイマグインナーベルにも対応してる。

それは良いんです、純正対応としてだから・・・。

問題は、採用されてるローター面・・・。

ヤマハ系の寸法、外形Φ320なのは、見て取れる。

ただ、厚さが4㎜なのはマズイべ・・・。

ウチに有った、1KT純正と同じじゃん、このローター・・・。

インナーのピン部の厚さは5㎜有るので、大型用のローター流用出来なくもない。

でもそれじゃ、「ナニかしら交換すりゃ偉いべ90’sカスタム生き残り編」なので

今風にね、いきましょう。

ダイマグインナーベル、チョーダッサイから、外してダイレクト装着が基本。

「性能がしっかりしていて、ベルいらずで、φ320で、お高くない」のが理想。

そんな都合のいいローター、存在し無いので工夫します。


e368e762.jpeg

アクスルシャフトもなんだか、頼りないし、組み付け精度が悪いよね・・・。

太くするのは簡単なので、どのパターンがいいかしら。

まずは手っ取り早く、Φ17仕様でいってみましょう。

ベアリング交換して、インナーカラー変更して、左右のカラーを製作。

どのみちメーターギア撤去するから、想定内でございます。



91974863.jpeg

62e59526.jpeg

ただ、シャフトを太くしても総合的な、「アクスル精度」が上がらないと意味無い。

左右のクランプナット、諸々のクリアランスがショッパイのは時代かしらね・・・。

通例の如く、いつもの対策を施すのは当然でございます。



ec78b052.jpeg

93003e62.jpeg

S1みたくローターを外にずらして、ベアリング位置を変更するのも有りですが

今ではその手法、対価的に見合いませんね、多分・・・。

Φ20仕様に変更も難しくないですが、バランス上どうかな?と。

強い分には問題無いと思いますけど、強度が上がり過ぎても意味無い。

やはり対価的に考えてしまいますね、そこは。

そう考えると、バランス上は、Φ17が適正かもしれません。

良くなる事を祈って、しっかり組んでみましょう。


体感できるかどうかは、あなた次第。

違いの分かる男になりたい物です。。。
タイヤは、ダンロップのα12をチョイス。

個人的に、18インチセレクトではほぼ、90点のタイヤです。


1162c7bb.jpeg

押し歩きが重いので、フロント周辺のメンテナンスしなくちゃダメかな?

なんて思ってましたが、なんてこと無い、フロントタイヤがパンク気味で

エアー抜けてただけでした・・・。

ナイスなタイミングとしましょう。。。


まずは、一手間掛けて、ホイル単体での重点をポイントします。

タイヤ組み込み時、軽点と重点を合わせるのが基本ですけど

必ずしも、バルブの位置がそうとは限りませんので、把握して損は無いです。

cff6a415.jpeg

ホイルリム下の黄色のシールがその位置。

今回のダイマグの場合、45度ずれていました。

だからって、ウエイト乗るだけで、性能に影響しないけどね・・・。


52be20f5.jpeg

うん、ウエイトゼロでバッチリ、気持ちが良いです。。。

前後共に、バランス良くて何よりでございます。

そんな自己満足なのも、よろしいでしょう。。。


e368e762.jpeg

で、フロント組みながら思う事、アクスル細いなぁ、って。

Z系はφ17で、J系はφ15。

アクスル細いままじゃ、他を強度上げても意味無くね?って場所なので

考えましょう、何かしら。

今更、出尽くしてる考察でもありますが。。。


74572d2f.jpeg

この、「出所不明ローター」が曲者でして・・・。

今後の懸念事項なのです・・・。


 
街乗り専用でも、バンク角不足は困ります。

「たまにはサーキットも走るから、対策しときたい」って、正論ですね。。。

カットされたステーターコイルが販売されてるので持ち込んで頂きました。


69bc537b.jpeg


いろんな方がそれぞれ工夫を凝らして取り組んでいる「充電系」対策。

ボクはいままで、そんなに直面した事が無いですが、深刻な問題ですねぇ・・・。


6e1dbe1e.jpeg

0bde06f4.jpeg

もっとカット出来ると思うけど、マージン優先です。

追い込む数値的には、もうチョイいけそうなんだけど、なんとなくこの辺で。


やはり、一次側からの取り出しがシンプルで宜しいと思います。

ただ、そうもいかない事例もあるらしく、困った対策場所ですねぇ・・・。

相性の良い、もうちょっと薄いローターやコイルが有ると良いですが・・・。


なんだかんだで、リプレイス三昧のZ系ですが、かゆい所はまだ有る。

「純正対応の充電系」じゃないモノの登場を望んでいらっしゃる方、多数ですね。

さて、どうしたモノか・・・。

 
取敢えず、タンク全体にサンドブラスト処理を施してサビを一新します。

で、万遍なくサフェ吹いて、一旦軽度のサビ対策してから、板金の準備です。

ポリパテで成型する場合、地金出さないと密着悪いので

へこんでいる場所の確認したら、サフェ剥がしてパテ付けて整形します。

簡単に印つけますけど、無数にあるデコボコがやる気を削ぎます・・・。


39.JPG


空き時間利用しての作業なので、いつ完成するやら・・・。
 



カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
sda
HP:
性別:
男性
職業:
SD-ALTIS 主宰
自己紹介:
実験・開発車両
・GSF1200
・GS1200SS
・イナズマ1200
・GSX-R1100
・GSX-R750
・TL1000S
・ZRX1100
・GPZ1100
・GPZ1000RX
・GPZ900R
・W650
・イナズマ400