SD-ALTISの主観
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いやぁ暑いですねぇ・・・。

ただでさえダラダラした業務なのに、輪を掛けてスローペース・・・。

遊んでいる訳にもいかないので、休日返上でお仕事シマッス。


マーシー選手のSR500。

ジェネカバー内が水没していた件。

発電も点火も「今まで良く持ったな・・・」っつー印象です。

で、部品が揃ってきたので装着、エンジン始動確認までと。





SR500のACマグネトウASSY、¥91152-でゴザイマス・・・。

なかなか手痛い出費ですが、今後を見据えて安心感を優先です。

ついでにレギュレーターも後期型に変更して充電系も一新します。





クランクシャフトのシール部分はサビが発生しています。

当然ですね、水浸しだったのですから・・・。

ココはオイルシール交換しないといけないポイントです。

ついでにオイル交換もしてケース内のチェックも兼ねる予定です。




ジェネ側に倒れていたような水浸跡です。

今となっては状況も把握出来ませんので想像ですけど。


まぁ、清掃がてらブラスト当てて綺麗にしますかね。


あとは点火系も強化しましょうと。。。

やはりウオタニですかね。。。
マーシー選手のSR500SP。

先日もちょっとした点火不良が起きたけど、一般的なシューティング

プラグコードの連結不良解消にて、無事エンジン始動確認出来た、と。

そこまでは良かった。

「一般整備にて古めの車両を維持してます的」なオハナシなんですが

ひと月程度経過した後、同様に「エンジンが始動しない」っつー事で

ならばと、今度は点火系を掘り下げてみた。


通常ならばここで「点火系、ウオタニにでも交換しますか?」になる。

ボクもそう思ったし、マーシーもその気。

古い車両(1979年式のSR500SP)なので当然の対策範疇。


で、SR400も持ってるマーシー選手、ならば一旦400の点火系を

500と交換して、始動確認して見ましょう。

面倒ですがもう一度、デラ工場長に400の引取してもらいまして

ドナーの到着を待ちつつ、移植の準備。


で、プラグ、コイル、イグナイターと順番に交換してキックしても

症状は変わらず、一向に火が飛ぶ気配無し・・・。

キック係のお二人さんもヘトヘト気味です。

これじゃあ点火系をウオタニ製に交換したとしても意味無かった。

「他なんだろ、ハーネスに原因有るかな」と模索しながら

ふと、ちょっとステーター見てみようとカバー開けてみたら

水没車両の如く、水がバシャっと溢れてきた・・・。




なんだか鍾乳洞見たくなってるコイル・・・。




カバー裏の水染やホイルのサビ具合から推測するに

この発電室内、水がチョー満タンだったっぽいです・・・。

どれぐらいの期間だったのかさえ分からないしねぇ・・・。

バイクカバーも掛けな放置車両ならば水の混入もあり得るけど

ココまで満タンになるか?って状態・・・。

ただ、カバー外して漏れた?水自体はコップ一杯程度だったので、

ちょっとずつ蒸発?でもしたのかしらね・・・。

「クランクケース内にも水浸水してるかなぁ・・・」と、思うのは

至極真っ当なイメージでして、ちょいブルー入りますねぇ・・・。


巡り合わせも時として残酷な物です。。。

「今更掘り下げる事は出来ないので、受け入れますかね。」

マーシー選手のダンディズム発言にて

今後のバイクライフに向き直しましょう。。。


どちらにせよ、水の進入路が判断できないし

怪しさ満点なのが判明してきたので壮大にリセット車両。

フルレストア作業を視野に入れた方向も有りだね。。。


久しぶりに意味不明な議題の打上げも楽しかった。。。
さて、あと少し。




各種ワイヤー類はセパハン対応のショートタイプを使用します。




アクセルワイヤーもちゃんと固定したのでバッチリです。

クラッチもデコンプも無理な取回しから解放されたせいで

レバータッチも軽減されてしっかりした操作性になりました。

当たり前の対応こそが地味ながら正解なのです、はい。




やたらとボヨンボヨンしたフロントフォーク・・・。

納車時には「SRはこんなもんだよ」と説明を受けたらしいですが・・・。

そんな事はアリマセン、ナニか理由が有るハズです。

ならばと抜いて確認したらオイル入って無いに等しいのが原因ね。




左右二本分のフォークオイル量がこの程度じゃあね・・・。

フォークシール類の準備が無かったのでオイル交換だけになりましたが

当初よりは乗り易くなりました。

つーか、これで不通に戻っただけで、おとぼけ無しでゴザイマス。




残すはタイヤ交換して終了です。

チューブタイプなので、同時に交換します。

ゴム製品の経年劣化は早めの交換で対策です。


取敢えず、外観的に出来る事はやってみました作戦。

古い個体種なので、色々と不具合は出てきますので

絶対的な安心感にはちと遠いですが

今からが新たに乗りだしのつもりでリセット下さい。


次回はキャブ交換とマフラー交換と外装系っすかね。。。
ここ最近報告が疎か事については特に理由はアリマセン。

サボリ体質と忙しさにかまけてるだけでゴザイマス・・・。



今週末はテイストですが、「遊びの範疇」と認識していますので

それメインで業務を考える事はナンセンスだとボクは思っています。

色んな参加者が色々な思惑を秘めている、そんな感じです。

大嫌いな人間も大好きな人間も一堂に介しますが

心の平穏を望む者としては、毒でもある一日が近づいてまいります。

スタンスの違いはあれど、楽しみにしているイベントなので

準備不足にならぬ様、出来る範囲で頑張りたいと思っています。


で、SRメンテ編もぼちぼちとオーラスです。

販売納車状態がどうであれ、メンテナンスは必須です。

どういった取り決めが成されていたかなんては後日談に等しいので

やはり現車合わせでの事例になってしまいます。

勿論、整備する側の判断によって作業内容は変わるので

きちんとしたディスカッションをしましょう。


まぁ、ボクの整備も「一例」なので参考までにって事です。






ライトケース内に収まる配線の束。

この手の車両は全部がケース内接続。

今回は少しだけ間引いてみます。




ヘッドライト自体が交換してあるので、ケースにも対策。

このケース、当初は下の一か所しか穴開いていないので

配線の出入りが全てココでキッツキツ管理なのね。

今までは無理繰りこの穴だけで配線通していたので

配線の痛みがちょっとだけ見受けられた。

なので左右に追加で二か所穴を新設して余裕持たせる事に。


「やっぱケツは出る所だからマンコが無いとダメじゃん。」

自分、ノーマル派なんで。。。





採用されてるライトステーのライト固定穴はφ11。

このライトケースはM8ボルト止め。

その差3㎜程度、そのままじゃグラグラね。

いままでもグラグラだったしね。


変換カラー使用してちゃんと固定しておきました。

ちょっとした気遣いでゴザイマス。。。





シート固定用のグロメットも純正新品でしっかりキャッチです。




ETCインジケーターはメータの横にひっそりと設置。

アルミステーを目立たない様に収縮チューブで保護します。


もう少し。
SR500のメンテナンス続きです。



セパハンにするとワイヤー類が遊んでしまいダルダルに嵩張ります。

「ショートワイヤー」に変更するのがスマートで正解なのですが

対応不明のワイヤーをタイラップで固定なんて神対応です。

まるで「ワイヤーの遊び調整なんて気にしないで済む仕様」・・・。

他人など気にしないズブトイ神経が要求される荒業です。

こういった現場対応はある意味レーシーですね・・・。


 

何にせよアクセル開度の遊び調整出来ないのは宜しくないので

SRセパハン仕様に対応した「ショートタイプのワイヤー類」を採用します。

デコンプもクラッチも共に適したワイヤー長にします。

純正長のままセパハンにするとワイヤー類が弛んで当然です。

その無駄に邪魔なワイヤーのままじゃ、操作性も見た目も良ろしくない。

走行中に「ナニか」に引っかかる事も有るかもしれない。

ボク等は「大事を優先」する立場なのでお堅いかもしれませんが

そう云った事に気を使わせていただいております。

安全じゃないってのは罪でございますからね。





ブレーキホースも長くてダラシナイままです。

しかもバンジョー部分がライトステーと接触してる。

長さ合わせてシンプルな形状の物に変更したいと思ってます。




マスター側もそうだけど、何故にブルーのバンジョーボルト?・・・。

ステンフィッティングは好ましいのに残念なチョイスです。

こういった細部の色目が効いてきますよ、後半戦にね・・・。


現状「取りあえず実働状態」ですが、もっと確実にしたいです。

この車両が狙ってる方向性と合わせてみましょう。

依頼者の主観を制作者の客観性でまとめるのがお仕事。

制作者まで主観で作業したら単なる一方通行なんでね。

ただ、場数と経験値はそれぞれ作業者によって違うので

お店選びは人格選定なんです。

なので、そのヒトの客観性を見てからお願いするのが吉。

良いも悪いも他人同士だから違って当然。

「余計な事している」自覚が有れば許せることばかりなので


「人事を尽くして天命を待つ」作戦で。
何となくウチでは距離感の有るSRシリーズですが

数人の方がオーナーで有られます関係で、たまにメンテナンスなど。

メシダチ「マーシー選手」の愛車整備を行いましょう。。。


昨年納車されたSR500でゴザイマスが、色々と不備が多いので

全体的に一旦見直しましょうとの作戦。

車体も古く、各部の経年劣化からは逃げようが有りません。

「ただ乗れる状態」なだけなので点検しつつ補修も兼ねて、と。

現状確認出来る範囲でも「ん?」っつー箇所盛り沢山なので

突っ込みどころ満載になるかもしれませんが

悪意は有りませんのであしからず。。。

購入時等の参考メンテにして下さい。。。



折角なので「良い状態」にしてバイクライフをサポート致します。





まずは電装系の補修から。

便利アイテムETC装着する為に本体の設置場所探し。

シートはボルト固定なので色々と制限が有って無理。

つーか、シート先端部分のコレ何?

なんか違くね?・・・。



この「ハマってればいいでしょ?」的な現場感たっぷり・・・。

こーゆー場所ってばナニかしら対策しないとカッコ悪いっすからねぇ・・・。

性能には影響しないけど、なんだかねぇ・・・。

中古で仕入れたままの状態かも知れないけれど

キチンと対策しておきましょう。



ではバッテリーケース付近を確認して配置など。


 

頼りない大陸バッテリーが装備されてます・・・。

SRはバッテリーレスにも出来るので「何でも良い」って事かしら?

個人的な立場上、この手を薦めないだけでダメじゃないですよ・・・。

「アタリ」も稀にあるでしょうからね・・・。

まぁこれはウチの規定上「廃棄製品」なのでゴザイマス。


んで、ターミナル外そうと工具掛けてみた所



 

マイナス端子は配線側のギボシ潰してネジとの間にハサマッテル仕様。

スゲーね、斬新な手法でゴザイマス・・・。

まさに「現場感」丸出しです。。。

勿論、ちゃんと補修します。


ETCの待機電流は微々たるモノですが

安心は必要なので容量も上げて小型化じゃね?と。

なので、ショーライバッテリーに変更します。

ケースサイズとかいろいろと検証した結果

容量サイズ共にグッドチョイスな銘柄有りました。




まだ仮装着ですが良い感じでございます。

バッテリーはショーライ製・LFX14-BSBSを採用。

在庫の関係でA2端子ですが本来はL2端子ね。

(配線補修の絡みも有って、都合よくチョイスした。)

純正互換では「LFX09L2-BS12」が対応だけど

今回は余裕見てワンランク容量上げてみた。

同じサイズだしね「大は小を兼ねる」っつ-事で。。。


で、体よく上部の隙間にアルミ板にて別途ステー製作して

無事にETC本体を格納できました。。。

左側のサイドカバーはキー開閉が可能なので便利でしょう。





トップブリッジがセパハン対応のウイングタイプに交換されてる。

メーターステー固定場所がシンプル過ぎて純正同様には固定出来ない。

防振対策で純正風にグロメットを挟みたいですが仕方ない・・・。

無駄に長いボルトをもう少しスマートに見せる様考えましょう。


長さの帳尻合わせでワッシャー二枚重ねとかは現場的・・・。

でも時にはこれが「神対応」なのかもしれません・・・。


ボクには何が正解だか解んなくなってきた・・・。




 

メインキーの固定場所。

やはり神対応・・・。

ホムセンで売ってるスペーサーじゃね?これ・・・。

地域愛に溢れています。

締めこみすぎて歪んでるのは車両全般的なので今更です。

そんな事では小山でバイク屋出来ません。。。

ココはちゃんとしたアルミのカラー使って体よくしておきます。。。


あと、セパハン変更による宿命で、切れ角ストッパー規制がされてる。

必要な対策ですがハンドルロックが出来なくなくデメリットが有ります。

ソレもロック可能な状態に対応しておきましょう。

安全に駐停車出来るのも安心感に繋がります。





次はアクセルワイヤーやらブレーキホースやらの第二弾。
縁有って、春に嫁いできたTW君ですが

何気に、「引く手あまた」でございまして、ドナドナです。

個人的には、もいう少しイカシタティーダブでも・・・と、思ってましたが

「どーせ、仕上がらずに廃棄な運命じゃね?」とリーチ掛かりまして

このタイミングとなりました。。。


まぁ、仕方ないね。。。

自分のバイク、接してるヒマ無いっす。

「時間は作るモンだ」とヒトは仰いますが

それは無理なので、志半ばですが・・・。


僕みたいなヒトは、「ツルシのバイク」で良いのね。。。

コダワリハミナサマニムケテハッシンチュウ。。。




う~ん、今後どうすっかな・・・。

一昔前のくだらないブレイクで、流行り物扱い・・・。

かわいそうな運命だよね・・・。


まぁ、当時さながら、適度にブームに乗った外観してます。

キライじゃないけど、適当過ぎて「・・・・」です。

実はこの手、仕事上で初見です。

初入庫でゴザイマス。。。





なんなんでしょう、この「取り換えただけ」な状態・・・。

「こうしなくちゃイケマセン」っつー戦後教育がそうさせるのかね。

「皆と同じじゃ嫌なのに、所詮は売ってる物使うの?」・・・。


ブームっつーのは怖いねぇ・・・。

チンチクリンな部品でも売れてたのだからねぇ・・・。


昨今の「旧車ブーム」も、結局は同じ運命を辿るのに

せっせと、当時物やらブルジョア部品に入れ替えて

「悦に入れる良き時代」が続けばいいですね。


で、




何気に「スカチューン」ってジャンル、元祖だったりする。

TW200が鳴かず飛ばずの頃、目を付けたのがゴローサン。

で、その時代、ストリート系に燻りがが見え始めてきた。

先見の目が有った連中により、ブーム付いてブレイク。

雑誌も沢山出た、「バイカーズ・ファッション」系。

金の無い学生たちには受けて当然ね。

カッコ悪くて、値段の安いバイクを適当に選んで

「スカチューン」っつってりゃ、「スタイル」なんだからさ。。。

そしたら、たいした技術は無いクセに

「仲間内では切った張ったが多少出来る奴」ってのが

自称「ストリート・カスタム」なんちゃらで

軒並み「自称ショップ」立ち上げて、ストリート大波乱。。。





やる事っつったら、切った張った。

特殊工具は、グラインダーとドリルでオッケイな、ただのDIY。

付け替えた部品が、純正より小型になれば良しみたいな風潮。

でも、センスのいいお店は、新しいスタイル生み出してるから

ブームに乗った膿は出した方が良いって事も有る。


何にしても「お手軽感」が前面に出てるだけで

総合的なクオリティは並みです。

まっ、そりゃそうだ。

金掛けないで、個性が欲しいっつー事を望んだ時点で

良い結果を期待しても、どーかと思う。

ただ、過程を楽しめればオッケイだったりね。

その辺、目的意識と結果論はシンクロしません。

あくまでも、パーソナル。。。


安くて無難な部品と、素人の技術を掛け合わせたら

答えは「普通」だ。

そこに、マジックは無い。


そんな普通なバイクを今後どうしましょうか。。。

何気に嫌いじゃないんだよね。。。

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