SD-ALTISの主観
[1779] [1778] [1777] [1776] [1775] [1774] [1773] [1772] [1771] [1770] [1769]
たまには本業?のオハナシでも。

ワタシ(自己流)の場合ね。


カウル補修のオハナシ。


補修素材はGSF1200対応のタンクカバー。

転倒してバキバキですが直します。



コレは当社製の製品です。

カーボン製をペイントしたブルジョア志向な製品。

ウチではかなりの頻度で同様の仕上げとなる事が多いです。


カウルをボクが制作して

ペイントをボクが吹くので

ナスがママ、なのでゴザイマス。。。

イメージと照らし合わせてカーボンクロス貼ります。


一つのトレンドと云っても過言じゃありませんね。






で、補修注意事項として

カーボン製カウルの補修は厄介です。

傷ついたカーボン地は補修出来ないと思って下さい。

つーか、するんだったら新しいの買って下さい。


理由は「面倒だから」です。


今回は通常のFRP仕様と同様な補修対応となります。

要は、カーボンの目は無視します。


表面の傷はパテで面出しして

クラックは裏からきちんと補修接着する工程です。





裏面。

ちょっと白っぽい部分がクラック。

良く解んないよね。・・・。





塗装を剥がすと一目瞭然でしょう。

白っぽい部分は積層剥離。

転倒の衝撃で素材が内部で剥がれてます。

これを全部撤去しないと補修する意味無いんです。


よく素人さんが行う補修風に多いのが

そのままマットやクロスを積層して厚くなるだけの

その場凌ぎヘッポコ補修ね。

特にレース車両に多いかな。

そりゃ金掛けたくないからDIYで済ますわな。

まっ、別にいいけどね・・・。


そんなヘッポコ補修を繰り返したカウルを

見栄え良く補修して、と依頼される事が多いので

ちょっと舌打ちしてみた。。。

一つ云えるのは「買った方が安いよ」と・・・。





で、前向きに補修ね。

前項の白い部分をベルサンで撤去してみた。

ココが表面層のカーボンクロスから剥離した断層場所ね。

指で押すとプカプカする位下地処理しないとダメ。

重要なのはこの部分を補強する事だからね。





当然、カウル表面は巣穴だらけになる。

どっちにしろ表面はパテで面だしするから

マスキングがてらアルミテープで養生しちゃいます。

その際、クラック入ってる亀裂場所のチリ合わせしないと

形状が歪むのでもっと穴だらけになります。





暫定的にパテ延ばしたらこんな感じの補修ポイント。

やはり、カーボンクロス地に補修場所が係ってる。

ライン上だけ黒でボカしても良いかもしれない。





裏面の樹脂補修はこんな感じ。

多少厚くなる場所も見受けられますが

さも「補修しました感」は少ないのでオッケイでしょう。



工程的にはFRP仕様カウル買うのと同等の手間暇掛かってるので

こういった復旧補修はあまりおススメしません・・・。


だって、メンドクサイから。。。

イヒ。。。
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
無題
お手数をおかけしました。
思い出の詰まった外装キットなので、今後は大事にします♪
シマーチ 2016/04/20(Wed)23:39:52 編集
Re:シマーチ選手
気に入って頂けて喜ばしい限りです。。。
しっかり復旧しますので、もうしばらくお待ちください。

つーか、色どーすんの?何色?
sda 2016/04/21(Thu)14:06:56 編集
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
sda
HP:
性別:
男性
職業:
SD-ALTIS 主宰
自己紹介:
実験・開発車両
・GSF1200
・GS1200SS
・イナズマ1200
・GSX-R1100
・GSX-R750
・TL1000S
・ZRX1100
・GPZ1100
・GPZ1000RX
・GPZ900R
・W650
・イナズマ400