SD-ALTISの主観
GPZ1000RXレーサー・#51号車が参戦。
ライダー曰く「アウェイ選」。
そうですね、主戦場はテイストなので、単なる「アラシ扱い」っつー事で。。。
まぁ、「参加できるんだから別にいいじゃん」って楽観的な訳じゃ無いですけど
実戦で見える今後の対策も含めて、「糧となる」よう模索する気持ちと
前向きなライダーの挑戦には、総合的にバックアップ体制で臨むのもチーム。
「頑張って参加しているヒト達」を、単なる妬み嫉みで一括りにする
心の狭い方たちが、相変わらずおられる。
自分もやりたいけど、言い訳してやらない人たちにその傾向が多い。
やればいいのに・・・。
ボクに話しても何も解決しないし、助ける事も出来ません・・・。
全ては自己主張なので、勝手にすればいいんです。
自分次第で環境は変わりますからね。。。。
ただし、他人に依存し過ぎてるヒトは軽蔑する方向で。。。
おっと脱線、本題へ戻して・・・
で、予選前の暖気しているときから感じた違和感が
「なんか回転重いねぇ・・・」って。
排気音が弾けてない。
レースに関する詳細は#51選手のブログで確認して頂いて、と・・・。
決勝リタイヤ後のクーラントキャッチタンク。
容器いっぱいに、クーラントが吹き抜けています・・・。
良い判断で、コース汚す前に英断したコーイチ選手でございます。
まぁ、これもレースで、データの収集に事欠きません・・・。
机上の方たちを尻目に、テーマは「実戦のリアル道」追及中でございます。。。
エンジンは使えないので、現場で降ろして車体は持ち帰ってきました。
テイスト前の車体整備は決定事項なので、しっかり対策してみます。
ミッション編、ドリブン側の分解チェックから。
オイルパンに有ったカケラの正体は、トップギアのドッグ欠け。
この場合、セカンドギアとの絡みで欠けたと推測します。
そのセカンドドリブンギア。
当たりがきついですね、ヌケヌケでございます。
まぁ、諸々と交換するのは、ドリブンギアでは4枚、ファースト以外全部。
セカンドギアはドッグ摩耗で交換
サードギアはギア面にカジリ対策交換
フォースギアはシフトフォークとの当たり交換
トップギアはドッグ欠け交換
ドライブシャフトのセカンドギアとの当たり面も荒れています。
これも新品に交換です。
次に、カウンターシャフト側の分解です。
このサークリップ外すのメンドクサイ。
手が油でヌルヌル山だから、余計にイラつくのね・・・。
セカンドギアはカジリ対策で交換
サードギアはシフトフォーク当たり面の対策で交換
フォースギアは単なる対策交換
今回、ギアが7枚でシャフト1本交換、ミッション関係の部品代が¥60000弱で
全体的なオーバーホールに必要なガスケットセットとして、¥30000弱。
最低限の部品代で¥90000位ですかね・・・。
工賃に関しては、STD状態じゃないので、工数の限りじゃあございませんが
概ね、メーカー標準工数で計算されてよろしいのではないかな、と。
各種調整時間も含めて10時間以上は必要だと思います。
まぁ、腰下が組み上がればエンジンスタンドに移動して
一気に組み上げていきます。
無事完成、後は車体に積んでしまえばオッケイ。
調子よければいいですけど・・・。
仕事そっちのけで、レース遊びは出来ないので
メインビジネスを優先してまいりましたが
ようやく、テイスト強化月間作業が出来る状態となりましたので
手始めに、#75号車のエンジンオーバーホールから。

春のテイスト以降、ギアから囁く程度の異音が発生し始めました。
前回のミッション補修からは2年経過して、4戦の戦歴ですから
タイム的にも仕方ない範疇として、必須ルーティンと認識します。
ミッション交換を含めたフルオーバーホールです。

ヘッドの分解や、クラッチ廻りなどの整備はエンジンスタンド上で作業出来ますが
クランクケースの分解やミッション周りの作業には不向きなので
この際だからと、油冷クランクケース専用のアルミスタンドを製作。
これがやたらとサクサク進んで上機嫌なのです、はい。。。
時としてシリンダー分解しないまま、ロアケース外せるので、非常に便利。

そんでまぁ、オイルパン外したらこんな破片が有った。。。
やはりミッション不調でした・・・。
大事に至らなくて良かったと思う反面、メンテナンスパッケージの見直しです・・・。

現状確認でダメな所を見つけます。
動きが悪い所が何箇所かありますねぇ・・・。
シフトフォーク単体で見て取れる症状でございます。

シフトフォークは、スレ当たりが酷い、カジリもある。
この症状はシフター装着による弊害が多いと思います。
通常使用でも傷付きますが、ここまで酷いのはあまり見た事無いですねぇ・・・。
シフター外せば、部品の痛みを回避出来る事も有りますが
装着メリットも多いから、両立する方向で調整するのが必然です。。。
そりゃあ、クラッチ握らずに点火カットだけでギア入力するのだから
何かしらのダメージは当然蓄積します。
しかし、タイムは短縮するからやめられない・・・。
ライダーの心理上、相反する問題ですが、メンテナンスで対応出来るのであれば
実戦投入が正しい結論なので、「個性」としましょう。。。
もともと、サーキット走行を視野に入れてるバイクじゃないのに無茶してるから
その都度、自己責任で対応しているだけのオハナシ。
原因解明を含めて、バイクがダメな訳じゃ無く、シフターがダメな訳じゃ無く
ただ単に組み合わせと、対策ノウハウの構築が間に合っていないだけです。
同じ様な症例は結構多いので、ご参考までに。。。
次、ミッション交換編
メインビジネスを優先してまいりましたが
ようやく、テイスト強化月間作業が出来る状態となりましたので
手始めに、#75号車のエンジンオーバーホールから。
春のテイスト以降、ギアから囁く程度の異音が発生し始めました。
前回のミッション補修からは2年経過して、4戦の戦歴ですから
タイム的にも仕方ない範疇として、必須ルーティンと認識します。
ミッション交換を含めたフルオーバーホールです。
ヘッドの分解や、クラッチ廻りなどの整備はエンジンスタンド上で作業出来ますが
クランクケースの分解やミッション周りの作業には不向きなので
この際だからと、油冷クランクケース専用のアルミスタンドを製作。
これがやたらとサクサク進んで上機嫌なのです、はい。。。
時としてシリンダー分解しないまま、ロアケース外せるので、非常に便利。
そんでまぁ、オイルパン外したらこんな破片が有った。。。
やはりミッション不調でした・・・。
大事に至らなくて良かったと思う反面、メンテナンスパッケージの見直しです・・・。
現状確認でダメな所を見つけます。
動きが悪い所が何箇所かありますねぇ・・・。
シフトフォーク単体で見て取れる症状でございます。
シフトフォークは、スレ当たりが酷い、カジリもある。
この症状はシフター装着による弊害が多いと思います。
通常使用でも傷付きますが、ここまで酷いのはあまり見た事無いですねぇ・・・。
シフター外せば、部品の痛みを回避出来る事も有りますが
装着メリットも多いから、両立する方向で調整するのが必然です。。。
そりゃあ、クラッチ握らずに点火カットだけでギア入力するのだから
何かしらのダメージは当然蓄積します。
しかし、タイムは短縮するからやめられない・・・。
ライダーの心理上、相反する問題ですが、メンテナンスで対応出来るのであれば
実戦投入が正しい結論なので、「個性」としましょう。。。
もともと、サーキット走行を視野に入れてるバイクじゃないのに無茶してるから
その都度、自己責任で対応しているだけのオハナシ。
原因解明を含めて、バイクがダメな訳じゃ無く、シフターがダメな訳じゃ無く
ただ単に組み合わせと、対策ノウハウの構築が間に合っていないだけです。
同じ様な症例は結構多いので、ご参考までに。。。
次、ミッション交換編
お馴染ダイナ2000。
左から初期型、中期型、現行型。
大まかに分けるとこんな感じかな・・・。
どれもボクの私物で、完調な代物です。。。
初期型は最高のパフォーマンスを発揮し、点火系不動の地位を築いた一品。
中期型はご存じの通り、コストダウンでパンクトラブル多発な悪評ライン。
現行型は汚名挽回を図る為に、改良されたモデル。
失礼だけど、本当の意見。
初期モデルの時は、ダイナ2000の圧勝。
ウオタニのSP2はダレも使っていなかった。
中期モデルで失速したから、ウオタニSP2が引き合いに出された。
結果、現状での安定感はSP2に軍配上がると思います。
互いにメリットデメリットありますから、どっちが良いと断言できないけど
個人的にはダイナ2000が好きです。
代理店の対応も悪くない。
SP2はメイドインジャパンで、ウオタニサンに色々聞けるので助かる。
今回、GSにはダイナ2000を装着しました。
在庫のDDK3-2を使用しましたが、火が飛んだり飛ばなかったりで
「え?新品なのにパンク?」と、ちょーがっかり・・・。
仕方ないから、リペアで新品モジュールだけ仕入れて繋いでオッケイ。
なんか、納得いかないので、色々と調べた結果、面白い事が判明しまして
まずは、コレがこうじゃないとダメで、ソコがこーなって結果オーライ的な
ダイナ式仕組みが見えたから、思わぬ副産物ゲットでオッケイっす。。。
スイングアームはGSF1200用を流用しています。
ホイルとのディスタンスカラーを新造して、BKアルマイト仕様。
スプロケ側カラーは、ハブに圧入なので整備性アップなのです。。。
リアはフローティング式サポートを、圧入式に変更してリジット固定です。
一体式カラー製作して、リアも整備性アップなのです。。。
これで、パッドの片べり無くなると思います。
先の充電系リフレッシュ作業により、より快適になった機関ではありますが
肝心の点火系は、まだ未対策でございます。
今まではダイナSで管理していたシステムを、ダイナ2000管理に変更します。
「最近はどーなの?ダイナ2000は・・・」ってオハナシ良く聞きます・・・。
現行のモジュールユニット、一つ前のラインよりは、質は上がったと思いますが
まぁ、しょせん機械ですので、いつかは故障する。
「ドレ位もつの?」っちゅー信頼性が最重要なのは周知。
製造段階での展開品質にまで気にしだしたらキリ無いので
消去法で、今回はダイナ2000使用する事にしたんです。
ちょっとだけ気を使った取り回しで、回避できるトラブルも有るから
一概に「コレダメ」とも言えないの、そこら辺ノウハウにしとこ。。。
さて、マフラーも交換したい所です。
暫定的な製品で全体の質感下げても意味ないし・・・。
だからって、ナニが良いかは主観なのでございます。。。