SD-ALTISの主観
[1305] [1304] [1303] [1302] [1301] [1300] [1299] [1298] [1297] [1296] [1295]
仕事そっちのけで、レース遊びは出来ないので

メインビジネスを優先してまいりましたが

ようやく、テイスト強化月間作業が出来る状態となりましたので

手始めに、#75号車のエンジンオーバーホールから。



春のテイスト以降、ギアから囁く程度の異音が発生し始めました。

前回のミッション補修からは2年経過して、4戦の戦歴ですから

タイム的にも仕方ない範疇として、必須ルーティンと認識します。

ミッション交換を含めたフルオーバーホールです。

445a3b0e.jpeg

ヘッドの分解や、クラッチ廻りなどの整備はエンジンスタンド上で作業出来ますが

クランクケースの分解やミッション周りの作業には不向きなので

この際だからと、油冷クランクケース専用のアルミスタンドを製作。

これがやたらとサクサク進んで上機嫌なのです、はい。。。

時としてシリンダー分解しないまま、ロアケース外せるので、非常に便利。

3b6f78f5.jpeg

そんでまぁ、オイルパン外したらこんな破片が有った。。。

やはりミッション不調でした・・・。

大事に至らなくて良かったと思う反面、メンテナンスパッケージの見直しです・・・。

6367978b.jpeg

現状確認でダメな所を見つけます。

動きが悪い所が何箇所かありますねぇ・・・。

シフトフォーク単体で見て取れる症状でございます。


9b592e9d.jpeg

シフトフォークは、スレ当たりが酷い、カジリもある。

この症状はシフター装着による弊害が多いと思います。

通常使用でも傷付きますが、ここまで酷いのはあまり見た事無いですねぇ・・・。

シフター外せば、部品の痛みを回避出来る事も有りますが

装着メリットも多いから、両立する方向で調整するのが必然です。。。

そりゃあ、クラッチ握らずに点火カットだけでギア入力するのだから

何かしらのダメージは当然蓄積します。

しかし、タイムは短縮するからやめられない・・・。

ライダーの心理上、相反する問題ですが、メンテナンスで対応出来るのであれば

実戦投入が正しい結論なので、「個性」としましょう。。。


もともと、サーキット走行を視野に入れてるバイクじゃないのに無茶してるから

その都度、自己責任で対応しているだけのオハナシ。

原因解明を含めて、バイクがダメな訳じゃ無く、シフターがダメな訳じゃ無く

ただ単に組み合わせと、対策ノウハウの構築が間に合っていないだけです。

同じ様な症例は結構多いので、ご参考までに。。。



次、ミッション交換編

 
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
sda
HP:
性別:
男性
職業:
SD-ALTIS 主宰
自己紹介:
実験・開発車両
・GSF1200
・GS1200SS
・イナズマ1200
・GSX-R1100
・GSX-R750
・TL1000S
・ZRX1100
・GPZ1100
・GPZ1000RX
・GPZ900R
・W650
・イナズマ400