SD-ALTISの主観
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この車両、なが~い事預かりっぱなしでご迷惑をおかけ中・・・。

車検取得整備が基本ですが、ちょこちょこと仕様変更も兼ねてみましょう。

しかーし、同時作業台数がボク一人の限界に近づいてまいりました。。。

これは、ほぼ同時納車となる予感なので、ある意味楽しみなのです。

「ババッ」っと仕事して長期休暇に突入する予定なのです。
理由は「暑いから」なのです・・・。

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いや、かっこいいですね、空冷GPz君。

最終型らしく、洗練されていて「おしゃれ感」が強いです。

改造度合の問題じゃないレベルでのオハナシでございます。


エンジンの造形がかっこいいのがすべてでしょう。

やはり目の毒でございます、Z系Jシリーズ・・・。


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で、取りあえず、リア廻りから着手します。

整備する上でまずはセンタースタンドを装着するつもりが

スタンドステーがひん曲げられているので装着できないじゃない。

マフラーの軌道が優先でそうなった仕様なのは否めません・・・。

まっ、しゃーないのでフレーム下からジャッキアップして

スイングアーム抜いて、リアサスのOH準備しましょう。


で、なーんか「?」な感じ・・・。

よくある車高調整ロッドっつーの?

「ずれてしまってるじゃんか・・・」って固定方法はこの車両ではデフォなのかしら・・・。

ステンボルトの貫通式固定もどうかと思うので補修しましょう。


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スイングアーム側の取付部分のカラー、飛び出しています。

ワッシャーも湾曲変形して固定されていました。

ロッドが押されてしまうのは、こんな所も原因ですね。


で、このカラーって純正パーツなの?

それとも車高調整ロッドに含まれているパーツなのかしら?

GPzのパーツリスト持ってないので

構成から調べて対策したいと思います。

スイングアームにはスタンドフックの設置作業を行う予定です。


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やれてしまっていますね、オーリンズリアサス。

現状、ラボのOH作業時間が「4週間前後です」って言われちった・・・。

それ、困るんですけどね・・・。

まっ、しゃーないっすね・・・。


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リアブレーキ周辺はさして、問題なさそーに見えただけで

ブレーキは「スッカスカ」で、フルードが入っていない状態なので

「抜いていた」のか「抜けちゃったのか」を調べて対策しましょう。

漏れてしまったのであれば、なんらかの痕跡が残ってもいいんですが

見た感じは塗装も痛んでいないし、シミもないし、ホイルも汚れていない。

純正の補修パーツがあるのかしらねぇ・・・。


総じて補修や対策は少ない作業で済みそうです。

比較的状態が宜しくて何よりでございます。

次は吸気と電気をフォーカスしましょう。


オーリンズのリアサス限定ですけど、専用ツール。

付属してくる工具はなんかチャチイので

若者が好みやすい仕様で。。。

先端をSUSで削りだしして、マックのドライバー柄に圧入。

工具箱で「キラリ」とするアイテムでございます。

応用ツールだけど意匠的でもある。
長い事お預かりしているだけで、作業が停滞気味でしたが

ここいら辺で「サクッ」っと推し進めて見ます。

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ノーマル状態なのが新鮮で各部のデータ取ながら進行します。

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センタースタンド機能は非常に便利なので

装着されているマフラーを外してしまいます。

メーカー不明のモナカチックなテッチンマフラーですが結構静か。

今後のプランでは別メーカーのチタンフルエキを装着しますが

イメージにチタン色が似あわないので、黒に塗ってしまいます。

メーカーは個人的な理由により、敢えて不明としますかね・・・。

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純正のスイングアームを治具上で計測します。

で、近いサイズのアルミ製を流用する予定です。

高い社外製品を無理に使う事は進めないスタンスです。

だって、あまり変わりないからね、性能に関しては。

見た目の変化優先でしたらその限りじゃゴザイマセンけど。。。


カタナとほぼ同寸なので、カタナ用リプレイス製品を利用できますね。

ただ、ボルトオン出来ない製品も有るとは思いますが・・・。

「有効な情報」として選択肢に挙げられてもよろしいのでは?と。。。

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取りあえず、ステップの新規設置に向けて、純正タンデムパイプを撤去。

マスターシリンダーステーやら、電装関係ステーやらも撤去。

全部ステー類は新設なので、潔くバッサリと。

サスをレイダウン装着するので取付位置の加工とか

ステップ取付ステーとか、電装関係のプレートステーなどを調整してみます。

リア廻りは見えてきましたね。
 
停滞気味な記事を連続してお届けします。

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腐食が酷いので、ブラスト処理にて対応します。

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うん、綺麗。

ブラスト後はエアブローだけじゃだめです。

洗浄剤で再度ジャブジャブと丸洗いして砂の完全除去をしましょう。

シリンダー内のザラザラもペーパー当てて「サラッ」っと仕上げでマスキング。

ホイルやら、ハブやら、サポートやら、スイングアームなんかと一緒に

ペイント処理して見た目も小奇麗にしちゃいます。

黒の「テカテカ仕上げ」だと逆に浮いてしまうので良し悪しなんですけどね・・・。

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ホイルアクスルのオイルシールとベアリングは新品交換です。

もちろん、スプロケハブのベアリングもオイルシールも全て新品に。

「ペイントついで」な作業にしてはしっかりとした内容なのです。。。

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タイヤバランス、ウエイトゼロで気持ち良い。

フロントとリア、どちらもゼロなのは縁起が宜しいです。

リムテープはウチのオリジナルデザイン。

真似しないでね、ステカチームのみなさん。。。


フロントフォークのオーバーホールをします。

左右のフォークオイル抜いてみたら、何故か色と鮮度が違いました。

オイルシールやダストシールの痛みは同様な状態なので

オイル粘度でも変えたりしたのでしょう・・・。

インナーに点錆有りますが、交換前提な程では無いのでオッケイです。

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走行距離は5000㎞弱ですが、製造からは15年経過しているので

経年変化は避けられない状態のステムベアリング。

水分やゴミと融合して、グリスとしての機能を果たしていません。。。

でも、グリスがカピカピなだけで、ベアリング自体の状態は良いので

洗浄してグリスを再注入して、再利用に問題なしでございます。

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たっぷりとグリスを充填して「ヌルッ」っとした感触がグッドです。

ナチュラルなセルフステアが操安性を向上させる為の必須作業でございます。。。
 


外見加工は端折ってしましましたがご無沙汰なタンク加工の報告③でございます。

ではと、ちょっとだけ披露、純正タンクのカーボン仕様。

多分、FZオーナー誰もが一度は考える仕様

「純正カラーでライン塗り分けなんだけど、ブルーの部分がカーボン」

どう?なかなかじゃありません?

まだ、コピー無しよ。。。画像もね・・・。


このタンク、「外装屋」と「板金屋」と「塗装屋」のお仕事。

単なるペイント屋風情じゃ出来ない芸当でございますねぇ・・・。

画像じゃ分かり辛いですが、まっ、しゃーないです。

まだ完成じゃ無いし、赤塗ってないし、ロゴもペイントしていないし。。。

完成したら世界初でございます。

その時は、もっと綺麗な画像でご紹介したいと思います。

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このタンク、電磁ポンプインタンク式になっていますので

この穴から中が覗きやすい。

覗いて、デジカメ突っ込んでサビ取れたかチェックです。

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うーん、サビ取れていて綺麗です。

GPZのタンク処理した20ℓ液を再利用したんですが、ばっちり効いていますね。。。

底の溶接部分の酸化も上手く処理できて良かったです。

コーティングは二度打ち作業でハードコートとでも申しましょうかね。。。

ピンホールも無く、即使用可能な状態に補修出来たので安心しました。。。


実はこのタンク加工において懸念事項だったのがサビ事情ね。

加工ベースタンクとしてはサビの状態が結構ひどかったんです・・・。

加工前提だからこそ、状態の良い物をベース利用する事で

完成後の安心感とクオリティが増すんですが

ボロイタンクじゃ見てくれはばっちりでも機能的に大丈夫?ってね・・・。

サビ取すると穴が開く事も多いので、その対策に追われるならば、って事です。

同じ様な加工をする場合には、その辺を考慮なさると

作業する側としても有り難い配慮でございます。


まぁ、なんとかするのもお仕事ですので、まずはご相談ください。
整備ついでにZZR1100C型のリア廻りを移植しちゃいます。。。

「何時か使うだろう」と思って数年間も寝かしていたパーツを

「このタイミングで使わなきゃ、この先無いでしょ」と思いまして・・・。

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アクスルとハブのベアリング類、オイルシール類は全部新品交換します。

ホイルペイントするから邪魔だし「¥500円ぽっちの重要部品、けちってどうする」と。

まぁ、交換しなくちゃって程度だったから全てにおいて「ついで作業」なのですね。。。

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リアブレーキ周辺もC型純正のまま採用します。

このシリーズ全般、ベアリングのスラストガタが出やすくて本当にキライ・・・。

一応、フローティング式ですが僕は嫌いなのでリジット式に変更します。

でも、リジットカラーの製作圧入とかはせずに、純正のヘッポコニードル機構のまま

固定方法だけをリジット式って事でチープ対応なのです。

ナンチャッテリジット式ですが純正と強度は大差無いので今回は拘りません。。。

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キャリパーは多分ZX-10のリア純正だと思います。

C型とは色違いなだけですね。

ニンジャとかゼファーとかとも共通のピンスライド2POTでございますが

エアフリーの位置が違うので「下装着」ならばコチラの方が望ましい、と。

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これも4年前後は放置なキャリパー。

その当時から、ピストン固着だったので嫌な感じ・・・。

案の定、ビクともしません。

面倒なので、ラスペネ漬けで一晩放置しました。

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エアーで「ブシュッ」っと攻撃、ピストン「ぬるっ」って出てきた所

何気なく持っていた左手中指に「ドッゴ~ン」って挟まれて流血です・・・。

出てきたのがうれしくて、ついついエアーマックスな原因でございます・・・。

まぁ、分解できたので良しとします。

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とりあえず、リアホイルとハブとキャリパーとサポートのペイント準備完了しました。

残る塗装準備部品はスイングアーム本体とフロントホイル。


これでも、仕事の合間見て作業しています。。。

だって、このバイクは個人的車両なんです、今の所。

この先、良い巡り合わせがあると面白いんですけど。。。
「一日一麺」が座右の銘なぼくですが
不味いと思って残したラーメンは記憶にございません…。
多分、人生初のラーメンリタイア。

風味に馴染めない、なんか、マズッ、クッサ…


口直しにチリトマト。
冒険ラーメンで初玉砕。



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