SD-ALTISの主観
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絶好調のマッハくん。

日がなプラプラしてますが

先日信号待ちで急に二気筒になった。

「やはり来たか・・・」とトラブルを受け入れつつも

工場まですぐの距離なので騙し騙し帰れる安堵感の中

エンジンから異臭がする、ゴムが焼けた匂いが。


エンジン覗くとプラグキャップから煙が出てるよ。

ついプラグキャップ触ってしまったら感電した・・・。


だが煙の発生は終わって三気筒に戻った・・・。

また絶好調に戻った・・・。


「おっと火花がリークしてやがるぜ・・・」







会社に戻って三番プラグキャップ外したら

「おっとヘッドカバーが煤けてるぜ・・・」


どうやらこの場所に点火リークした模様。






ちなみにプラグキャップ確認したら

裏側に穴開いてる・・・。

ここから漏電してゴム焼けた匂いした訳ね。





 

是非とも今後の為にも確認しないといけません。

プラグキャップは差し込みじゃなくて

先端からズッポリ被ってる仕様。

ターミナルがハマる場所はコイルバネ状になってる。

そのコイルバネ、上下から挟むようにコードに刺さってる。

基本的に純正と同形状。


で、その刺さる場所からプラグキャップを通り抜けて

ヘッドフィン部分に通電リークした訳ね。


怖いね、このままじゃいつかまたリークする仕様・・・。






販売元のPMCさんちに電話して症状確認したけど

「初めての症状で・・・代替品送ります」との事。

対応が早くて何よりですけどね・・・。



新品交換しても同じ作りだから対策しない限り意味ない。

取敢えず暫定で絶縁処理を行っておいた。



ウチが初めての症例ならば今後もあり得るから

同様の事例が有ったら疑っても良いポイントかな?と。


二気筒になり点火しない原因をキャブ不調と捉えた場合

意味無い作業を繰り返し本末転倒となりかねない。

今回見たくコイルを新品に交換したばかりだから、と

疑いもしなかったら尚更、ドツボです。


同時に交換したCDIが故障してしまったとしても

保証は有りませんから怖いです・・・。


試乗はジェッペルで音と匂いに注意しながら。





 

こちらがPMC製リペアIGコイル。

ちなみに上の三個が代替品で早急対応して頂いた製品で

下の三個は今回使用した空き箱です。

上下共に気になるのが品番の末尾。

「S」と「L」ですがこれはコードの長さ。

マッハの場合一番と三番が「L」で二番が「S」ね。

知ってたらスマンネ・・・。

初めて購入したからついつい確認しちゃったのよ。




でまぁ、無事復活したけどこのプラグキャップ問題は

純正に多いねじ込み式に変えた方が良いと思います。

自分で解決策を講じるのもまた吉、でゴザイマス。。。
W650で問い合わせの多いのが「配線加工」の件。

ウチで多々施工する配線系カスタムの流れでゴザイマス。。。



ワタシも個人的に大好きなW650。

車体の個性を含めてカスタムベースとして人気が有り

多岐方面にわたるカスタム素材の人気車両ですね。


チョッパーボバーカフェと排除系カスタムに多用される

配線の間引き加工が本題。


シンプルにしたくなるのが常ですから当然の範疇です。

その中で一番多いのが例にもれず

「エンジンが始動しなくなりました」

です。


本来ならば車体預かりで確認する作業なんですが

単なる「現状確認前提」とゆう事で

加工済みのハーネスをお預かりしての内偵となります。







最初に申し上げると

「配線だけの状態」からトラブルシュートできる確率は

おおよそ80%程と認識ください。

加工者が「何をしたのか」が確認し辛いからデス・・・。

無責任に思われるかもしれませんけど

理解不能な無理難題が付き纏う事が多いのです。


ただ、過去の加工事例からデータを照らし合わせた上での

「ウチでの正解」と比較する事は出来ます。

そういった作業となります。



で、結論から申し上げますと

二箇所ほど結線違いが有りました。

ソコが原因で始動不良なのかは判断しかねますが

車体が無い以上、これ以上の内偵は出来ませんので

一旦様子を見て頂く事しか方法は無いです。




ではココから余談。

作業内容報告となります。





単線の繋部分がモコモコしてるからテープ剥がしてみたら

こんな繋端子があるんですね、初見です。


私的にはハンダ処理してシンプルに細く仕上げ直します。







ゴツゴツした塊が有ったのでテープ剥がしてみたら

アース線の塊、圧着端子で纏めてありますね・・・。

この場合は全部新規で通した方が楽で良いですが

オーナーさんの頑張りを全否定するのも気が引けるので

これは見なかった事にします・・・・。







+線、流石にココは手直させて頂きました。

見た目も処理もこのままだと良くないです。

短絡トラブルを防ぐ為にもきちんと結束絶縁します。





 

純正ジャンクションボックスは撤去します・・・。

各種サーキットリレーを廃止してダイレクト管理に。

ヒューズボックスも小型にします。







なんだかんだで交換した端子類とカットした配線。

その分、シンプルに素直になったと思います。

まぁ、「取り替えました」アピールでゴザイマス。

他意はゴザイマセン。









交換したヒューズボックス。

ヒューズ管理ラベルを書き直して終了。



無事エンジンが掛かると良いけど・・・。

ダメだったら車体預かって徹底究明したいと思います。
続キャブレターのオーバーホール作業。


タンクの中も若干異臭するから

ガソリンは腐ってると思う。

フロートのドレンボルトも詰まってるので

やはり分解洗浄が必要のようです。








 

まあでも、そんなに酷くない。

キャブ全体をドブ漬けする程じゃないですが

ジェット類は全部バラシて洗浄剤に浸す程度でオッケイ。







それにしたって洗浄汚れ交じりのクリーナー液。

臭いから服についたら最悪なのでさっさと処分。


キャブ本体もさっさと組み立ててしまいます。







ちなみにプラグ見たらやたらとオイリー。

放置車両あるあるなので特に気にしません。

新品プラグに交換して始動確認します。







純正のエアクリボックスは元に戻すのが面倒なので

このままファンネル仕様で進める事にします。


扱いやすいCVKですがセットパーツが少ないので

妥協セットになりがちなのがデフォですが

昨今、情報過多のようで出来るだけ頑張ってみます。


取敢えず暫定でSJを#38へ交換して

JNにワッシャー追加で0.5㎜程濃くしてみた。

新品バッテリーに交換して新品のガソリン点滴して

無事エンジン始動しました。




さて、どうしようかな・・・。

入庫時の現状で販売出来たらその方が楽ですが

色々と気になってしまい整備してしまった。

手を掛ければ良くなる症状に目を細めてしまう。



さて、困ったものだ・・・。


このフレームは重くて好きじゃないので

絶対切り刻むことになるだろう。

この外装も好きじゃないので

絶対交換するだろう。


日本人は純正然としたカスタムを好む人種なので

コスプレ含む外装交換系は招かざる傾向にある。

だがしかし、私は外装屋で創造家である。


車名はフレームに宿る。

よし、見た目が変わったGPZにしよう。


頭の中の完成図が出来上がった時点で

車両も八割がた完成したようなもんだ、と

何時も途中で飽きてしまうから

今回はやり捨てしないで最後まで頑張ろう。


「ストリートデフォルメ仕様」

SDコンセプト決定。。。
エンジンの始動は難なく行えるようになった。

次にチェックするのは発電系。

エンジン始動時の発生電圧を確認してみると

やや不安定になる。

後々の対策ならば今やってしまおうと

レギュレーター交換します。







H2対応だけどボルトオンじゃないので

きちんと固定できるステーを制作します。






純正レギュと同位置に配置する事にします。

スペースは結構有るので楽勝でしょう。。。






脳内図面を形にします。

っつってもアルミ板をカットして穴開けるだけ。

90度に曲げるよりも溶接仕上げにします。







で、こう装着する。

脱着性も考慮してる。

冷却性も考慮してる。






参考までに完成形がコレ。

放熱性重視軽量タイプです。

取付ピッチは55㎜です。



実はMFバッテリー対応レギュを準備していましたが

なんでか知らないけどウチのマッハくんのジェネとの

相性がいまいちなのか不安定な数値になる?

MF対応レギュの不具合も想定するのが常なので

販売元に確認してもらったけど問題無いらしい・・・。

違う物を送ってくれるならもう一度確認するけど

同じものを再度送るというのでキャンセルした次第。

余計な出費が発生しただけの無駄なやり取りでした。


まぁ、元気なんで良しとします。。。

数年乗らずに屋外放置していた車両を整備します。

個人的な車両は休日作業で進行します。。。


取敢えず現状で分かっている事は

・エンジンが始動しない

・タイヤバルブ破損によるエア抜け

・前後ブレーキの固着による引き摺り

・クラッチフルード枯渇

・フォークオイル漏れ

・ステムベアリング固着

・アクセルワイヤー固着

・キャブレターOH

・ガソリンの腐敗

・ガソリンタンク内サビ除去

・ラジエーターパイプの腐食による水漏れ

等々、もう立派な不動車でゴザイマス。。。


まぁ、補修しつつ細かい所は随時補填していきます。

まずは車検取得できる程度に復活させます。






前後パンクしてるのでリフトに乗せるまでが大仕事。

取敢えず、バルブ交換から始めてみます。

通常業務や臨時作業の時には車両移動できるように

個人的車両でリフトを占有する訳にはいかないからね。







ゴム材質の経年劣化だろうけど怖い・・・。

立派な消耗品なので定期的に要チェックです。


ココからエアが漏れたらそれはパンクじゃないです。

対策はタイヤ交換と同工程なので出先補修は無理よね。







フロントタイヤのバルブ交換作業ついでに

キャリパーの丸洗い清掃。


昔は洗剤で手荒れなんか起きなかったけど

今は指先が荒れるから手袋着用です。







ブレーキホースの亀裂発見、要交換です・・・。

アルミ製フィッティングは強度的に脆いのが難点。

総合的にステン製がベストと云えますが

場所によって使い道を考慮するのがモアベター。



作業の流れとして、フロント周辺を攻略したいけど

フォークのOHは補修部品が無いので次回。

その時にステムベアリング確認する予定。



なら次はキャブ廻りでゴザイマス。。。



 

初期型72年式。

私と同級生?っつー事かね・・・。


不動状態で入庫しましたが無事復活。

始動トラブル全般は「燃料と電気」をベースに

追い込んでいけば何とかなる場合がほとんど。


今回は電気一択だったので点火系の部品調達が主。

だがSSシリーズの場合、その部品収集が明暗を分ける。

今回は上手い事ハマった感が有ります

概ね作戦成功となりました。。。





キック一発で始動するマッハ君。

このご時世、毎日ブラブラしてる。

なんか「バイクって楽しいね」、と。。。


うん、ブレーキ強化とチャンバーが欲しいな。。。


皆様、悔いの無い人生を。。。



テーブルに二個置いてあったフォーサイトペン立て。

どうやら一つ盗難されたみたい・・・。


まだ売ってるのか調べたら廃盤でした・・・。

だれですか?返してくださいね。
引き続き老害との戦い。

「母材が溶けて無くなる前に棒を送り込む作戦」

まず条件出しから始めますが、テストピースも無いので

想像より下の電流で開始します。





MIGとTIG、互いの溶接機バトンを引き継ぎしつつ

両方使ってなんとか繋ぐ事は出来ました。


ただでさえ薄い素材なのに所々錆の浸食影響で

鉄板が薄くなってしまっている箇所が多いのと

隙間が多い為に溶接は非常に苦労しました。


言い訳として「洩れない事を優先とした作業」になります。







耐圧チェックで数か所のピンホール確認。

ほぼ見えない見えてない位の小さい穴・・・。


視力が弱くなってきた弊害ですね・・・。

老眼の影響と言える甘さでもある・・・。



少し別件のお話になりますが

塗料の調合をお願いしている方が居まして

先日依頼しようと連絡したんですがご不在。

何度か連絡してようやくお話出来ましたら

もう廃業されていました。

理由は「老眼で色の確認が出来ないから」と。

依頼された色と調色した色が違う事が多々あったそうで

それはそれはショックだと・・・。

技術は有るのに身体が付いていかないジレンマ・・・。


私も片足突っ込んでいました・・・。

いかんともしがたい事実ですが、事実に直面し

衰えに抗う事無く対策が必要な時期になりました。。。







で、ピンホール部分を何度か溶接し直しましたが

その度に違う箇所から漏れだすので溶接は諦めます。

次は板金ハンダにバトンタッチします。

怪しい所を全部流してしまう作戦でゴザイマス。



何とか私の持てるバトン構成で乗り切れて一安心。

漏れない状態に戻ったので良しとします。





タンク補修に関するネタ動画など沢山有りますが

参考に出来る情報との見極めが重要です。

勢いで切断するのも良いけど

一番最後に作業する内容を踏まえた上で

「最後の人に聞け」、と云えます。

ちなみに予算は5~10万円程度と認識下さい。

唯一無二の物が生き返る訳ですから

安いと思いますよ。


十分の一で安請け合いした自分に喝。。。
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