SD-ALTISの主観
リアブレーキサポートのトルクロッドボルトが緩んで脱落し
ブレーキ踏んだらキャリパーが、「グルンっ」てサスに激突・・・。
あまり聞きませんが、稀に起こるトラブル。
原因は単なる、整備不良でございます・・・。
「締めたボルトが緩む可能性」も疑ってしかり。
定期的なメンテナンスによって、防げるトラブルですね。
今後この手の「ブレーキ脱落トラブル防止」の為に
ブレーキ周辺ボルトを、ワイヤリング処理にて
対策とさせて頂きます。。。
某メーカー製フローティングキットを採用したリアブレーキシステム。
付属のアルミ製バンジョーボルトが、捻じれています。
キャリパーが半回転もすれば、ナニかしら、歪が出て当然です。
アルミ製ゆえに、柔さが救いなのかは判りませんが
勿論、再利用は無理です。
コチラも付属のストレートバンジョー。
若干、曲がってしまってる。
コレを期に、リアブレーキホースはステン製に交換します。
同じ様なトラブルを防ぐ手立てにはなりませんけど
なんとなく、「大人はステン」ですね。。。
で、ワイヤリングする為に、ボルトの頭に穴開けます。
前後で12本のM10ステンボルトへ穴開け。
ステンは固いから、ドリルの刃がダメになる確率高いです・・・。
しかも、M10なので肉厚もあるから、尚更お時間も掛かります。
穴は2㎜で、面取りもして完了でございます。
で、ネジピッチの違い。
M10の場合、ピッチは1.5が並目(上のボルト)
ピッチ1.25が細目(下のボルト)
オートバイでは、細目の使用率が高いですね。
今回のリアブレーキサポート、以前にトルクロッド変更加工しています。
フローティング式からリジット式へ固定方法を変更しました。
その為に、スイングアーム下部へ新規に固定ステーを設置して対応。
採用したトルクロッドは、M10ボルトで両端を固定。
サポート側の固定は、元々のM10-P1.5ボルト規格のままで
スイングアーム下部側は、細目のヘリサート受けにしました。
で、今回はずれたボルトは、サポート側の並目でした。
細目ボルト側は、しっかりと固定されていましたから
やはり、細目ボルトの方が振動に強く緩みにくい性質なのは
考慮してもよろしいかな?と。。。
で、ワイヤリングの穴開けに使う治具がコレ。
メーカー名忘れたけど、15年位前に購入した物。
バイクによく使う、M5からM10までのHEXボルト頭対応です。
ワイヤリングの角度はギリ、効いてる範囲ですけど
端末こんな感じで切りっぱなしにせず、クルリンパ処理です。
両丸やっとこ仕様で、クルリンパ、なのです。
取回し上、対象物を傷つけにくい特性が有る工具なので
おひとついかがですか?
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