SD-ALTISの主観
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レースやサーキット走行におけるアクシデントとして

急な転倒などによる破損は避けれません。


補修時間が無い時には仕方の無い対策「その場凌ぎ風」にて

ソレなりに補修されていたニンジャ君でした・・・。


そんな暫定的な補修状態でしたのでキチンと直しましょうと。







まずはカウルステーの対策補修制作から。


 

上の画像、外して廃棄するソレなりの補修ステー類。

アルミ製にて頑張って制作したチックでゴザイマスが

今後も採用して行くには程遠い製品と判断します。


今後は、純正のカウルステーを採用して補修致します。

万が一の転倒時に補修対策出来る部材で望むのもレース。

なんでもかんでもワンオフ対策じゃ身が持ちませんよ、とね。

手に入りやすい部材で備えるのが吉でしょう。



TOTに限定する訳じゃ無いですが、参加車両に多少は目星付けて

破損しやすそうなステー類のドナー等は常備しておく。

そんな牧場管理も私たち裏方の務めですね。

やはり「急な対策ができるかどうか」でゴザイマス。


まぁ、生業目的の差異は有ってしかるべきですから

正解はゴザイマセンけどね。




で、次にフレーム部。




ニンジャのカウルステーにおける強度的な弱点は

ネックに一か所しか無い固定ポイント。

案の定、貫通カラーが千切れてます。


ココをきちんとしない限り何やったってダメですね。

幸い、元に戻せそうなので良かった。




何となく元にハメ戻してみた。

このまま溶接して固定しちゃいましょう。





溶接して形状修正してオッケイでしょう。

上下二か所止めタイプに加工したい所ですが

現状ではキチンと作業ができる保証が無いので

今回は余計な作業はしません。。。


今回の補修作業で、暫くは大丈夫なハズですから

その内フレーム単体で補強する機会を設けて頂いて、と。

ソコは「キチンとしないとダメ」とご理解頂きたいです。。。






続いてカウル編。







ナニやら固定穴に躊躇いが多々見受けられる現状です。

スクリーンもチリが悪い。

正直、失礼ですがカウルの品質が悪い模様です・・・。



全体的な歪が大きく、純正カウルステーに穴位置ハマりません。


ワタシも外装屋の端くれとして、業界人ぶっていますので

流石に見過ごせない現状でゴザイマス故に

其れ元にも対してコレサダにも対策します。








一度、空いてる穴を全部埋めてしまいます。

ついでにスクリーン固定穴も是正します。

裏側から補強すると厚みが増すので下地を少し薄く処理して

マットとクロス張り込みます。


えっと、余談ですが私らカウル制作に携わる生業オッサンは

外装制作時において裏面はクロス仕上げにします。


この補修するカウルはマット仕上げのままですね。

こういった所の差が見分けるポイントとなります。

「クロス張りは難しくて面倒だから省いてる」って事ね。

某オク製の激安パチカウル類はそんなのばっかりよ。

「手間暇と材料代ケチって、見た目だけ真似てる」のね。。。


製品販売ならクロス仕上げがプロとしての基本です。

イヒ。。。




次のポイント。






カウルサイドの固定部分も歪んでいて面が合っていません。

一度切り取って、角度位置合わせて仮接着してから

裏面補修します。






 

こんな感じに補修完了。

穴開ける位置との嵌め合いに気を付けて

純正と同様にラバーマウント固定とします。







なんとか形になりましたが、若干キツイカウルですね・・・。

たまたまなのか個体差なのかは判りませんが

一旦、元に戻った風なだけですので今後の対策次第で

どうとでもなる案件と致しますかね。。。


ひとまず、練習走行に問題無い状態にてご機嫌伺います。




ぼちぼち、開始でゴザイマス。
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