SD-ALTISの主観
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前回の記事からひと月ほど経過しタイミングはズレていますが

作業続き作業をネチネチと陰湿に紹介します。



毎回毎回、私の考察がクレーマー気質に思われる節が多々あるので

今回私の主張は少し封印し、代理店のアドバイス通りに装着する事にします。

(装着実績の多い協力店推奨の方法らしいので・・・)


では、思い出しながら愛をこめて。。。








まず、エキパイ固定ボルトを緩めてダルダルにしておく。

で、サイレンサーを仮装着してステーの仮固定。

各部分、ダルダルだからこそ成せる技?

これでようやく付属のステーが装着出来た。

んで、様子?を見ながら?、ボルト類を締めていく・・・。

「これって元の位置に戻るだけなんだけどな・・・」

と思いつつ、各部分を本締めしていきます。







で、やっぱりこうなる。

結局、元の状態と同じ位置(当然だよね)・・・。

ステーが歪んでキッチキチになった案件追加・・・。



代理店曰く、「今まで全てそのやり方と同じ状態です」との事。

なので私も「わかりました」なのです。


つうか、この製品の現状形状だとこれ以外に方法はない。

だから、「コレで正解」と見なす意見を優先します・・・。








ひとまず「サイレンサー固定の解釈」は乗り越えた?ので

ウリである「サイレンサーエンドとカウルとのチリ関係」を見る。


カウルの取り付け位置を変更しながらようやくこの位置まで

固定による修正が出来たけど、やはりチリは合っていない・・・。







サイレンサーの差し込み部分の角度を修正すれば

ものすごくいい位置に来そうなデザインなんだけどね。


ちなみにエキパイのボルトを固定しないでダルダルなまま

カウル取り付けてみると上下の位置は良い感じに合う。

しかし、外に向けた出口位置とカウルエンドの位置は

やはり合っていない・・・。








正直、現状の部品構成だとこれ以上はどうにもならないので

チリ合わす為にカウルをカットして調整する事にします。

ココから外装屋らしい作業に入ります。


カットする場所はマスコキテープが目安。









V字にカットして






グイッと押し込む。

あら、チリバツじゃね?

コレで行こう。

裏側からパッチ補修で強度確保します。








カウルの固定穴位置がずれていたので

後部二箇所と下部二箇所を位置修正。






材質がドライなのでエポキシ補修します。

形状追従性の悪いオープンエポキシ補修。

別にポリでもいいんすけど折角なんでね。

本体の特性を引き継いだ補修がベストですから。






穴位置のズレ補修も裏側からパッチ当てて補強しておきます。

端材有るからこんな時には優先的に使います。









ハイ、カウルの位置修正オッケイです。

外観は合格点だと思います。

もう終わりよければヨシ、とします。



多分ですが「このR1対応製品はラストかも」との事。

「お手軽なスリップオンサイレンサーと

専用のカーボンサイドカウルとのマッチング製品」。

別々に機能してれば互いに相互干渉無しなので

もっとすんなり勧められた案件でしたが

ウリが「エンド位置の造形」に集約されてる感有るので

そこがダメなら意味ないじゃん、とね・・・。

そこに拘って紆余曲折した作業でございました。


縁あって当社にて有終の美?を飾ったわけですが

私以外の方ならもっと上手に装着できるかもしれません。

その時は偏屈な私をあざ笑ってやってください。




ちなみにこの製品含む某海外メーカーは廃業されました。

これと同じ新品製品が如何程存在するかは把握してませんが

「製作者の声が直接聞けない製品の怖さ」を痛感しました。

今後二度と関わらない製品ですが

何かしら得た物が有るのも事実です。


で、代理店さんの対応が良かったのも救いですね。


私の個人的感情は小さな抵抗。

正解の落とし所を争いたい訳じゃなく

「ハード部品はチキンと装着できなくちゃいけません」

と外装屋は嘯いてみる性格なのです。。。


さて、週末の走行会に合わせてサイレンサー交換でもしましょう。

こちら側のセンサーはうまく外れた。






エグザップワイヤーは外す事で対応するらしい。

見えないように取り回しされてるけど、スマンね・・・。







交換するのは廃番になったばかりのテーラーメード製。

お客さんに言われるまで存在すら知らなかった。

代理店の対応は良かったです。







で、仮装着したんだけどさ・・・。

なんか違うんだよね・・・。











予想よりタイト過ぎて干渉しまくりなんですよ。

予想よりナナメってるかち上がりっぷり。

腹下タイコ型でかち上がってたって意味ないじゃん、って・・・。


諸々の位置関係が潰されてるので、固定できません。







サイドパネルとの一体感を売りにしてたルックスなのに

チリすらあってない現状に言葉も出ません・・・。






単純にこの角度が悪いんじゃね?って気がするけど。

まぁ、このままじゃどうにもならないのでカットして再溶接して

再組み立てがFAだとワタシは思います。

ただその場合のコストは誰が負担するの?って大人の事情です・・・。

明日代理店と緊急ミーツで打開策を見つけたいと思います。



つか、え?なんか取付ミスしてるかな?

現行R1には未対応ってオチは無いよね?・・・。


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ベースモデルは当社製品の「type-R」

サイドカットライン変更で試した所

うまい具合にフィットしました。


今後Zにはコレで行こう。。。







Z系のフレームにフィットしたので

J系でも試してみようと思います。




 

実は試作カーボン製。

ストリートでの使用意図は見栄え重視で。。。
使用するメーターはエースウェル製品。

ACE-6000を使用します(以下6000)。

コンパクトで良く出来ている多機能メーターです。


メーターカスタムは当社において重要な位置を占めていますので

今回もスマートな取付を目標に、ドヤってみます。。。






この手の汎用製品において注意する点として

配線合わせが出来ていれば技術点はクリア。

きちんと設定する事で完璧に機能させる事が重要。


取付方法などは構成点として主観性が強いので

個人で好きにすればいいでしょう。。。


ウチの場合、ソコを拘るのが主旨主張なので

あくまでもカーボンパネル仕様になります。。。。






一旦、仮装着して配線の関係性を見出します。

6000は防水カプラを採用しています。

カプラ自体ちょっと大きく、悪い意味で邪魔。

配線は長めに設定されてて加工自由度は高く吉。。。


はい、スマートに処理します。







配線処理するので単体にて加工開始します。

ちなみにメーターの配置ですが

追加でヨシムラ製油温計を設定します。

6000自体に内蔵されてる温度計も有りますが

カウル内でのバランスと見栄え重視で同時装着。。。


結果、素敵なバランスだと自画自賛。。。







だがしかし、大きい防水カプラ・・・。

ちょっとだけ収まりに悩む方向なのです・・・。


有難い設定なんですが、この際新設する事にします。


加工は自己責任でね。。。







で、こうしました。

やはり、シンプルが一番。。。


(あくまでも自己責任でおなしゃす。。。)







仮装着して通電チェックオッケイ。

これから各種設定します。


説明書には細かくびっしり書いてありますが

まずは取り急ぎ、初期設定だけでもいいかな。

時間とスピードギア比設定とシフトタイミング。







6000では電気式になるスピードとタコ。

回転パルスはダイナ2000から取りますが

スピードの場合は画像の付属センサーを用います。

しかし、そのまま接続しただけだと表示に誤差が出る。

(ギア比の関係上仕方のない事です)

なので説明書に従って速度の設定変更しないと

異次元なスピードで走ってる風な車載動画みたくなる。

大人なんですから、キレテル演出は程々にしましょう。


まぁ、実速値と違う表示に得は無いので

きちんと設定しましょう。。。
正式名称は知らないけど

「対象物を仮固定する文鎮」と

「チャック式ピンバイス」と








ピンバイスは短くなった溶接棒をチャックする。

溶棒も無駄なく最後まで使えるのでエコかな?

φ3.2までチャックできるタイプがおススメね。
便利な世の中、欲しい部品は多々有りますが

部品同士の相性も有るので成功に程遠い場合もある。


仕事場の環境改善は常に行う事が予想される訳で

いかに楽な作業環境にできるか、を念頭に置いて

日々、細かい所を修繕する事になります。


そんなツマンネー記事でもお送りいたします。






工場内のエアホースに細めのスパイラルタイプホースを

異径ジョイントでつないでみたものの

チューブ系の固めなホースに対して設定されてるので

通常タイプのホースだとロックできないであった、と。






ならばジョイントを制作しましょう。

廃棄予定の付属していたプラグ類を再利用する事に。

パック製品として安物の為か、鉄製なのが幸いします。





 

分解して、互いのホース差込部分だけをチョイス。






都合の良い寸法にカットして準備完了。






で、溶接して繋げてみた。






で、ホースに繋いで完成です。


この手の商品、ワンタッチジョイント接続方式が多いですが

ホース同士を繋ぐ為だけにソレを使うのは嫌だ、と。

シンプルに異径パイプ式に旋盤加工するのも有りですが

ホースバンドによる固定方式が嫌だ、と。


まぁ、やってみたかっただけで機能すりゃ何でもいいんですけどね・・・。
梅雨の合間に自転車のカーボンフレーム補修。

自称ホワイト?オートバイカスタム外装屋がお送りする案件。


やはりブラックはダメだね、まるで詐欺師だもん。。。

色の黒は好きだけどさ・・・。






リアディレイラーが干渉して破損した部分を補修します。

フレームだけにバラシて頂くのが作業の秘訣。

ワタシは自転車屋じゃないのでうれしいマナーです。


いやしかし軽いフレームだね。。。





見て触ればわかる「繊維の破断状態」いわゆるグズグズ。

コレはカーボン製品における高剛性製品の宿命ですから仕方ない・・・。

衝撃=破損だからね。





まずは準備として塗装を剥離して現状確認。

赤〇の部分がグズグズな場所。

カウル類の補修ならば一切喝采取っ払ってしまいますが

今回の場合、細いパイプ状なのでグズってる場所はそのままに

まずは補修土台の下地を整形してから本修正する事になります。


今回の補修手法は「バキューム吸引方式」で行うので

吸引時の外部エアー侵入を遮断する事が重要でゴザイマス。。。






カーボンクロスを一枚、患部を覆えるサイズ程度を張り込みます。

まずは下地としてきちんと圧着させないと意味がない。

使用する樹脂はカーボン専用のエポキシ樹脂。

ハンドレイアップ対応だけど硬化には温度管理が必要。



ちなみにポエステル樹脂とは性格が違うので補修方法も違う。

エポキシは「小難しく割高」で、ポリは「安価で手軽」。

樹脂の単価は10倍程度の差がある。

もちろんエポキシの方が高価。

共通なのは作業が面倒って事かな?。







使用するエポキシは低粘度の為、型馴染みが若干悪い。

なので拘束プレイに使ってるPEテープを巻き付けて強制形状。

ここまで樹脂撹拌から5分以内で行います。






で、あらかじめ作って置いた完成度の高い乾燥室へ移動。

強制温風乾燥開始です。。。


まぁ、なんてこたないワクワク段ボールと温風ヒーターね。

温度管理しながら断続的にヒーターのスイッチオンオフで対応。






一時間程度の温風管理で常温戻し。

その後12時間程度後養生したらテープ剥がして補修場所の確認。

うんうん、1プライだけど立派に土台完成してます。

この後、追加でクロスを張り込む事で強度を稼ぎますが

同じ場所に張り込むDIY製法だとダンゴモッコリ仕様になるので

そこは少しだけ見栄え良く頑張ってみたいと思います。。。




 

カーボンクロスの端材を利用して行うもう一つの下準備。

温度湿度等の状況を踏まえてのテストピース制作。

作業条件出しを正確にする事で失敗を回避する為ね。


遠近法でデラでっかく見えるけど左手で持ちながら、だからね。


次回は強度出し補修と仕上げ作業でお会いしましょう。。。
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