SD-ALTISの主観
カタナの純正メーターケースにスタックST700を装着します。
まずは分解して中身の確認でもしてみます。
レンズを外さないと分解できない形状なので
枠の加工は自己責任で作業願います。
受けた場合はその限りじゃあございませんけれども・・・。
上手く分解したら、純正のメーターパネルと同寸の
カーボンパネルを製作して、仮に組立確認します。
寸法上、元通りに組み上がる事を確認できたので
固定方法を考慮しながらも、補器類の配置を考えます。
かなりハショリますが、配置完成でこんな感じになりました。
なんか、インジケーターライト類が浮いている感が・・・。
「取って付けた感」は否めませんけど
コレの代用品が無い事が悩みであります・・・。
まぁしかし、カタナにスタック装着は珍しくないですが
純正メーター内に装着ビルトインは珍しいかな?と。。。
難しくないのになんでやんないの?って感じでゴザイマス。
ウチで製作しているスタックパネルシリーズよりも
一体感があってよろしい仕上がりです。
ちなみに画像のメーターケース本体は試作品です。
「上手く制作出来るかな・・・」とメーター牧場から採取し
位置関係の確認実験サンプルなのです。
なかなかうまく出来たので、本番製作となりました。
ご注文頂いている分は、預かりメーターできちんと製作しております。
配線加工もしっかり行っておりますので
「ボルトオン装着」になると思います。
まぁ、各種補器類とのセットアップなどはお願いする事になりますけどね。
きったないエンジンルームでスミマセン・・・。
汚れとは関係無いんですが
スターターの不具合でエンジン掛からない事が多い。
キー捻っても「クッ」って反応でセルモーター回らない。
毎回そんな症状では、いつか大事になると思い
修理対策方法は?、と思ってディーラーに聞いてみたら
「その症状はデフォなので部品交換じゃ直りません」みたいな・・・。
電気系統の設計上、仕方ないらしい。
「この部分をこーして、あーして、あれ買ってきて、こーして・・・」
何やら、対策方法が有るので「フンフン」とインプット。
ウチに帰って簡単に図面書いて(最近物覚えが悪くてね・・・。)
資材チェックにて対策開始でございます。
要は、新たにリレーを設置してセルモーターの信号線を強化する事らしいです。
バイクと違って、スターターリレー本体から+線がセルにいく訳じゃないので
信号線だけを強化管理すりゃセルに行く電気も確保できっぺ、な作戦です。
画像のカプラ(250型4P)内の黒/黄が信号線。
途中で切って処理するより、カプラを介した方式にて対策する事にします。
その方が製作するのが楽なだけで特に意図は無いです。
ちょうどいい同形式の新品カプラが無かったので中古を使用すっぺと。
配線牧場で捜索した結果、GSF1200のリレーカプラが同形状じゃん。。。
スズキ同志なのは意図した偶然を装う事とします。
在庫として手元にあった、ラインヒューズと4極リレーは新品使用します。
ハーネス色は合っていないけれど、さほど重要でも無く
チャッチャと完成した「割り込ませ強化リレー」でございます。。。
一応、バッテリー直で電気引くので20Aのヒューズを使用しています。
暫定的に仮取付で始動確認した所、非常に元気よく始動できました。
なるべくリレーに防水性を持たせる様、取付場所は工夫しましょう。
出先の始動トラブルが減って一安心でございます。。。
補修って云っても追加補器類のハーネス類のまとめですね。
ETCとHIDの汎用線と右ハンドルSWBOX配線の修正など。
あと、ナビ装着のステーと接続関連です。
外装は全部外して行う方が楽なのでストリップです。
購入時より交換されていた右のハンドルSWBOXです。
何故交換したのかがイマイチ把握できないんですが
「交換したかっただけだろうね」とKAN選手と共通意見。
ちょっとだけ適当な配線処理を理解するのに
しばし、お時間を頂く事となりました。
後付けのSWはハザード機能でなんか邪魔くさい。
OWのSWBOXが本物製品なのは救いでしたが
ライトのオンオフ機能を今更求めるのはどうなの?って。
ハイスロも薄型の固定がイモネジ式の頼りない物。
レバーと干渉したりで、よろしくない。
シガーソケットは外部電源確保の為なのは理解できますが
ハンドル周りがゴチャゴチャするのはダイキライ。
こういったエレクトリカルで雑居的な事をしがちな車体なのは
いろいろと見聞きしたりで、大多数なのが理解できました・・・。
「純正のSWBOXのほうがシンプルで使い勝手いいのに・・・。」
とは、ボク個人的意見です。
すみません、タイプじゃないので文句ばかりで。。。
メーター照明もELパネルってーのが装着済みです。
照度変更や色変更が出来るけど、ただ賑やかで目がチカチカします・・・。
設定SWや電源線などを目立たなく、尚且つシンプルに補修処理しました。
夜中、確認の為に工場を真っ暗にして設定していたら
いやいや、目立ちますねこのエレクトロリックアイテム。。。
HIDは四輪用の汎用型なので、配線がかなりだぶつきます。
テールカウルのサイド内に収めたりしてシート下の線は処理できましたが
イグナイターやバラスト関連の類はどうする事も出来ないサイズで
カウル内にひとまとめって処理しか出来ないのが現状です・・・。
汎用製品を使うに当たっての悩み所なんですけどね・・・。
ETCはもともとの位置から変更無しです。
配線はまとめましたが、特に工夫も無く元通りなんですよね、実際。。。
使用するナビはコレ。
取付ステーはコレ。
ナビ本体と専用ステー、配線類はホンダ純正のCB対応製品らしいので
取付には苦労しないだろう、なんて呑気に考えていましたが
ほんの少しだけ修正が必要でした。
トップブリッジを変更したために、ハンドバーが手前にセットされる様になってます。
そのせいでハンドルマウントのナビステーが、タンクチルト機能と接触してしまいます。
手間に来た分戻す対策になりますが、そうするとナビステー固定位置が
ハンドルブラケットに干渉したりで、これまたよろしくない。
ちょうど良い位置に収まって、画面確認できればオッケイなので
ステーの修正にて対応となりました。
電源線も純正ハーネスのカプラ間に挟んで使用するタイプが付属ですが
説明書のカプラ色と現車のカプラ色が違います・・・。
単なる対応車種ミスですが、違う所はカプラ色と配線の順序が違う。
そのまま接続出来ないのは周知の事実ですので修正です。
接続先はメーター配線なので、用意して頂いたマニュアルを元に
カプラ内の110型端子を移設してバッチリ補修完了です。
ナビ電源投入確認しまして、オッケイです。
ちなみに外したABSユニット。
前後の車速センサーやら信号線やらで邪魔くさい・・・。
素晴らしい機能なんですがスミマセン・・・。
「外したがる人種」なのをご理解いただきたい・・・。
購入時の装着バッテリー。
なんでこんな格下バッテリーが装着されてるの?
容量も少ないし、指定以外の形状だし、頼りないから交換です。
これで、電装系の補修は官僚となります。
今後見直す点もあると思いますが、都度対応していきたいと思います。
細かい事例の報告は、たいした作業じゃ無いので割愛していますが
そのほとんどが、部品の交換前提な内容になってしまうのは
中古車両購入時における常設的に体感してしまう事だと思います。
「その時の持ち主が良ければオッケイ」なのです。
そこに作業者としての主観が行き過ぎる事もあると思います。
ボクは客観的な第三者的作業者になれないっちゅー事です。
そんな感じで、本音と建前をくみ取って頂きたい。
そんなお付き合いが良いのではないですかね。。。
引き続き、フロント周辺の変更作業報告です。
まずは、フロントフォークの交換から。
そのついでに、ステムベアリングのチェックもしましょう。
やはり、この場所のメンテナンスは今後頻繁に行う場所じゃあないからね。。。
やれるときにやるのが吉です。
アブラっ気は若干残っていますが満ち足りてはいない状態です。
ベアリング自体にはダメージ無いので、部品は続投で再使用です。
グリスの充填で対応、ばっちりクルクルステムに仕上がります。
締め方がキモなんですけどね・・・。
でもって、トップブリッジを社外製の削りだし製品に交換して
オーリンズフォークと共に組み上げていきます。
で、このトップブリッジ交換には、ちと面倒な作業があります。
キーシリンダーの固定ボルトは工具じゃ外せません。
破壊撤去な方向での作業は「自己責任でね」って感じね。。。
一応、セキュリティ上は何とも言えない微妙な部分なのでゴザイマス・・・。
でもって、ココでちょっと作業が頓挫。
・オーリンズフォークと付属のカラーは純正ホイル対応。
・JBマグ鍛は純正フォーク対応。
共に社外製品には対応していないボルトオン製品なので
アクスルカラーを新規製作しないとホイルセンターがでません。
さりげなくメーカーに聞いたら
「その事例は伺っていますが、対策についてはショップで準備下さい」とラボ。
う~ん、当然の返答ですね・・・。
ボルトオンとはいえ、サードパーティー同士の相性は未知数なのですね・・・。
時間があまりないので、暫定的にシンプルなカラー製作して
次回までにガッツリとした一体カラー製作しておきましょう。
でもって、フロント周辺は完成です。
クレバー製キャリサポの質感と強度は良い感じで好きです。
サンスター製プレミアムとブレンボ・メタリカの組み合わせは
申し分ないブレーキング性能を発揮してくれます。
ブレーキングを楽しめる方には最適なコンボではないかしら?
アクスル関係とキャリパー位置などはシム調整して引き摺り無しです。
Fフェンダーはカーボン製のレーシーな物が装着されていましたが
これまたフォークの付属フェンダーステーとの相性が悪くて
フェンダーの取付穴周辺を切削加工しないとダメって感じでゴザイマス・・・。
その辺、面倒な作業じゃ無いですが
「ココもボルトオンじゃ無かったよ・・・。」って報告です。
リアブレーキの装着と位置補正。
ブレンボ製CNCとアクティブ製サポートを使用。
装着には条件が有りまして「パッドを削って当たりの調整が必要」との事。
製品自体は中古を用意して頂いたので、状態は不明でございます。
まぁ、装着されていたので何らしかの位置調整はされていると判断します。
(中古製品の保証は出来ないので、実際の作業はお断りする事前提です。)
取敢えずの位置調整はパッドとローターの接触面の切削らしいですが
そのまま装着するとスゴク引き摺ってイヤナ感じです・・・。
原因はローターの内側麺とキャリパーの中側の干渉でゴザイマス・・・。
レーシングスタンド上でも力一杯じゃないと空転しませんし
押し歩きでも「キ~ッキ~ッ」言って、とてもボルトオンと思えない精度じゃね?って・・・。
では、ココも位置関係の見直し決定かな?。
ダメもとでメーカーにさりげなく確認して見ましたが
「中古購入ですか・・・う~ん、純正対応なので社外ホイルとの相性もあるかも・・・。」
っちゅー想像通りの返答でゴザイマシタ・・・。
それじゃあ、仕方ないのでコチラで対応します。
で、製品の形状から内シム調整出来ないので
ローターとキャリアの間に1.0㎜のシムをローターボルト分挟んで完了です。
なんてことないサクッとした対策ですが
各種、シムサイズを無駄に用意しておいて良かった事例でございます。。。
本来はローター取付面には、あまり行いたくない補正処置ですが
あくまでも暫定作業として、認識くだされば幸いです。
次回の補正作業の時にでもカラー製作で対応した方が宜しいかと思います。
でも、ボルトオン製品を採用しているのに「相性」ってのもいかがなものなの?
ただし、中古部品の採用には、確実性が欠けてるのは仕方ない事と思っています。
正直、前持ち主がナニカヤッテイナイ保証がないのよね・・・。
まぁ、今回の寸法的な相性補正は軽度でしたので、あまり問題では無いですけど
余計な経費と対応に追われた事は事実です。
「保証の効く新品部品と中古部品の使い分けが重要だねっ」てケースでございます。
スイングアームにスタビ追加加工を施すと、装着するチェーンの軌道上
一旦カットして、カシメし直す作業が必須事になります。
「この際だからチェーンも社外の高品質製品へ変更しますか?」
なーんて思っていたら、すでに社外製品に交換されていました。
その場合、CB1300純正車両には相性がありまして
よくよく観察してみるとちょっと残念、合っていない組み合わせ状態です・・・。
ですので、この部分も対策対象となってしまいました。
内訳は、チェーンのサイドプレート形状によって純正Fスプロケットと干渉があります。
その為に、かみ合わせが悪く異音や破損に繋がる可能性が有るって訳なのです。
画像左が純正で、右が交換するサンスター製品。
純正はサイレント式っつーか、消音の為にゴムが付いてる。
このゴム部分に交換した社外チェーンのプレート形状が合っていない為に
干渉してきちんとスプロケットに収まっていない状態のままって事。
ゴムも削れているし、スプロケの歯と歯の間部分が若干錆びてるでしょ?
奥までチェーンが収まっていない事を示しているのね。。。
前のオーナー所有時の作業ですので詳細不明ですが
車種毎によって交換する部品の相性もあるって事ですね・・・。
量販店整備でも、DIY整備でも別にいいと思いますが
「へたすりゃチェーン外れて大惨事かも・・・」です・・・。
「怪我と弁当、自分持ち」お気を付け遊ばせ。。。
ちと、大袈裟ですが、そこに安全性を求めましょう。
ABSシステム、非常に良い機能で、アイデンティティなんですが
個人的には「邪魔っちゃあ邪魔」なので撤去でゴザイマス。。。
ついでにスイングアームの交換も行うので同時作業による利便性
リア廻りを骨組みだけにして作業性の向上狙って作業に集中です。
で、ABSユニットの撤去作業に集中してしまい画像取るの忘れています。
まぁ、そんなに簡単じゃなくて面倒でした、って感じです・・・。
引き続き、スイングアーム交換へ。
純正に補強加工を施して、バフ処理したスイングアームを装着します。
強度的にも充分以上で、見た目のインパクトもよろしいです。
バフ作業は「根岸研磨」さんちに作業をお願いしました。
ボクは磨くのキライなので、仕上がりに感心してしまいます。。。
ピボットベアリングの類はこの際、全部新品に交換です。
今後、この位置を整備する機会は早々無いので
保険の意味合いと、機能性がバランス会うので作業しておきます。。。
で、何故か左のチェーン調整ボルトのネジ山部がナメテイマシタ・・・。
スイングアーム単体の組み込みとオーリンズリアサスの組み付け後
各部小パーツの組み込み中、調整プレートボルトを締めこんでいったら
ジワジワとカタ~イ感触。
すぐに引き返しましたが、すでに若干噛んでしまい
タップ修理でなんとか復旧(いや、久々に焦りました・・・)できて一安心・・・。
タップ修理するネジ山部分が長く、ロングタイプを使用してなんとか・・・。
「なんでココのネジ山痛んだのだろう・・・」
過程は知りえないですが、無事に対策が要、良かったです。。。
スタビ加工スイングアーム装着。
オーリンズPRCL装着(タンバネは今後ね)。
ABSユニット撤去。
その他もろもろ変更して、リア廻り仮終了。