SD-ALTISの主観
昨年からの引き継ぎ業務でD型の復旧作業を二台請けています。
一台は転倒車両なので主に外装と足回り系が破損(以下K号車)。
もう一台はエンジンブローなので機関系の破損(以下F号車)。
今回のレポートは文字が多めです。
オーナーさんへの報告向けですのでご理解の程を。。。
K号車の場合
現在、新品で外装系を揃えると軽く50万円~でした。
しかも色目は選べるほど無かった気がします・・・。
オクで中古外装探そうとしてもなかなかタイミングが合わない。
丸ごと一台ばらしてる業者がいるけど、素性がどうも・・・。
転倒車両なのに「転倒無し、曲がり無し」とかでハズレ引くし・・・。
偽り過多の無責任なゴミ市場だからね・・・。
過去散々な目に有ってるから、あくまでも素材で購入ならオッケイ。
だがしかし、予算は膨れるだけなので芳しく無い手法です。
「間違いない中古外装一式」って揃え辛いですね・・・。
F号車の場合
エンジンブローは、勿論全バラでフルOHでしょう。
金額的に最低60万円位は見ないといけません。
オク等で中古エンジン購入はベースEGとして考えるべき。
「間違いない中古エンジン」ってのはそうそう無い。
だが、有る所には、有る。
共に必要な部位が違う事が幸いしてる訳でして。。。
ご存じ「実働中古車両」である。
要は「実働のドナー車両」を購入して部品取りにしてしまう。
贅沢ですが、コレが一番確実です。
その栄えあるドナー車両がコレ。
縁有って、ご近所のバイク屋さんから購入してきました。
車検付き実働車両で、走行距離30000㌔程度。
一応、ワタシはこう言います。
「コレを仕上げて乗った方が安上がりですよ」と。
でも、K号車とF号車、共にオーナー口々に
「乗換は嫌だ」と、おっしゃる。
「自分のバイクを直したい」と。
うん、わかりますその気持ちは・・・。
バイク乗りは損得無しの部分が有りますからね。
でも、このドナー車は生きてるバイク・・・。
う~ん、じゃあ、オレ乗るかな・・・。
しかしね、ドナーだから色々と使われてしまうので
最終的にはフレームだけのドンガラになる訳・・・。
まぁ、手元にある部品と残骸やらなんやら
うまくやりくりして何とかするべ、と。。。
自分のは逆に気兼ね無しなのでお気軽仕様でいいべ、と。
まぁ、ボチボチ進めて見ます。
なので、【三台を三台に起こし直す】計画のリスタート。
まずはK号車に必要な部品を全部外してしまいました。
残されたコレが、ワタシのD型です。。。
で、復旧作業自体は難しい事ナニも有りません。
はい、K号車完成です。
しかし、軽度とは言えない転倒状態だったので
実働状態にしないと試乗できない上に
「もしフレームに不備が有ったならば大変だぞ」と
判断が後回しになる怖さを踏まえての復旧作業でしたが
無事試乗にて、問題無く何よりです。。。
「転倒箇所の復旧作業」としては
外装類と灯火系補器類の全移設。
フォークのOHとインナーチューブ交換。
ステムベアリング調整と注油。
左右のステップと前後ホイルの交換。
ハンドルSWボックスや電装系の補修とメーター交換。
「点検復旧整備と部品の追加交換」として
オイル・エレメント交換やタイヤ交換。
ラジエーター系洗浄とクーラント交換。
バッテリー交換して、新規で別体式ETCを設置。
プラグ交換にフルード交換。
無線系の本体ステー制作と通話スイッチ装着。
シートアンコ抜き加工とステー修正。
ついでだからと車検整備以上に整備を行っています。
今後も調子よく乗るためにはドコかで必要な重整備です。
で、折角なんで左右共にフランド製ラジアルマスター装着。
コレが予想以上に面倒な作業なんです。
なにしろ、部品の相性が悪い・・・。
ブレンボ製やニッシン製でもラジアル系の装着に際し
全般的に云える事例になりますね・・・。
その理由は、位置関係・・・。
マスター下部に有るホース取出し口とワイヤーとの干渉。
まずはブレーキ側。
純正のアクセルホルダーのワイヤー位置と
ラジアルマスターのホース出口がビンゴ。
良く有る対策は、薄型スイッチボックスにして
別体のアクセルホルダー装着する事で環境整える作戦。
少しだけアクセルホルダーをズラして装着する事で
ワイヤーとブレーキホースの干渉は避けれました。
ホース類は新設しないといけませんけどね。。。
ブレーキスイッチ配線も新設補修しました。。。
ウマい事避けれてオッケイです。。。
次にクラッチ側。
クラッチ側はもっと面倒。
チョークワイヤーとホース出口が干渉します。
スイッチボックスを少し回転させれば良いってレベルじゃないので
クラッチワイヤー外して移設する事にします。
TDMRに交換するのは超イケテル対策ですが
今回は見送ります。。。
三本ほど、他社含めてチョークワイヤー買ってみた結果
一番加工が少なくて済む物を発見。
D型に収まり良くて何よりです。。。
ケテルの無線をお使いなので
通話SWをクラッチレバーの上に設置。
単体だと収まり悪いので、アルミ板でベース作って固定。
握り込んでもPASS.SWと干渉しない位置にセット。
軽くて実用的なクラッチシステムになりました。。。
まぁ他にも現物合わせ加工したり新規製作したりしてますが
そういった経緯は端折りまして、完成報告となります。
次はF号車ですが、何故か新規でS号車も仲間入りの模様。
都合よく、このS号車は電装系のトラブルなんだよね・・・。
コレで、【四台で分け合う計画】になりそうです・・・。
まぁ、追って報告します。
一台は転倒車両なので主に外装と足回り系が破損(以下K号車)。
もう一台はエンジンブローなので機関系の破損(以下F号車)。
今回のレポートは文字が多めです。
オーナーさんへの報告向けですのでご理解の程を。。。
K号車の場合
現在、新品で外装系を揃えると軽く50万円~でした。
しかも色目は選べるほど無かった気がします・・・。
オクで中古外装探そうとしてもなかなかタイミングが合わない。
丸ごと一台ばらしてる業者がいるけど、素性がどうも・・・。
転倒車両なのに「転倒無し、曲がり無し」とかでハズレ引くし・・・。
偽り過多の無責任なゴミ市場だからね・・・。
過去散々な目に有ってるから、あくまでも素材で購入ならオッケイ。
だがしかし、予算は膨れるだけなので芳しく無い手法です。
「間違いない中古外装一式」って揃え辛いですね・・・。
F号車の場合
エンジンブローは、勿論全バラでフルOHでしょう。
金額的に最低60万円位は見ないといけません。
オク等で中古エンジン購入はベースEGとして考えるべき。
「間違いない中古エンジン」ってのはそうそう無い。
だが、有る所には、有る。
共に必要な部位が違う事が幸いしてる訳でして。。。
ご存じ「実働中古車両」である。
要は「実働のドナー車両」を購入して部品取りにしてしまう。
贅沢ですが、コレが一番確実です。
その栄えあるドナー車両がコレ。
縁有って、ご近所のバイク屋さんから購入してきました。
車検付き実働車両で、走行距離30000㌔程度。
一応、ワタシはこう言います。
「コレを仕上げて乗った方が安上がりですよ」と。
でも、K号車とF号車、共にオーナー口々に
「乗換は嫌だ」と、おっしゃる。
「自分のバイクを直したい」と。
うん、わかりますその気持ちは・・・。
バイク乗りは損得無しの部分が有りますからね。
でも、このドナー車は生きてるバイク・・・。
う~ん、じゃあ、オレ乗るかな・・・。
しかしね、ドナーだから色々と使われてしまうので
最終的にはフレームだけのドンガラになる訳・・・。
まぁ、手元にある部品と残骸やらなんやら
うまくやりくりして何とかするべ、と。。。
自分のは逆に気兼ね無しなのでお気軽仕様でいいべ、と。
まぁ、ボチボチ進めて見ます。
なので、【三台を三台に起こし直す】計画のリスタート。
まずはK号車に必要な部品を全部外してしまいました。
残されたコレが、ワタシのD型です。。。
で、復旧作業自体は難しい事ナニも有りません。
はい、K号車完成です。
しかし、軽度とは言えない転倒状態だったので
実働状態にしないと試乗できない上に
「もしフレームに不備が有ったならば大変だぞ」と
判断が後回しになる怖さを踏まえての復旧作業でしたが
無事試乗にて、問題無く何よりです。。。
「転倒箇所の復旧作業」としては
外装類と灯火系補器類の全移設。
フォークのOHとインナーチューブ交換。
ステムベアリング調整と注油。
左右のステップと前後ホイルの交換。
ハンドルSWボックスや電装系の補修とメーター交換。
「点検復旧整備と部品の追加交換」として
オイル・エレメント交換やタイヤ交換。
ラジエーター系洗浄とクーラント交換。
バッテリー交換して、新規で別体式ETCを設置。
プラグ交換にフルード交換。
無線系の本体ステー制作と通話スイッチ装着。
シートアンコ抜き加工とステー修正。
ついでだからと車検整備以上に整備を行っています。
今後も調子よく乗るためにはドコかで必要な重整備です。
で、折角なんで左右共にフランド製ラジアルマスター装着。
コレが予想以上に面倒な作業なんです。
なにしろ、部品の相性が悪い・・・。
ブレンボ製やニッシン製でもラジアル系の装着に際し
全般的に云える事例になりますね・・・。
その理由は、位置関係・・・。
マスター下部に有るホース取出し口とワイヤーとの干渉。
まずはブレーキ側。
純正のアクセルホルダーのワイヤー位置と
ラジアルマスターのホース出口がビンゴ。
良く有る対策は、薄型スイッチボックスにして
別体のアクセルホルダー装着する事で環境整える作戦。
少しだけアクセルホルダーをズラして装着する事で
ワイヤーとブレーキホースの干渉は避けれました。
ホース類は新設しないといけませんけどね。。。
ブレーキスイッチ配線も新設補修しました。。。
ウマい事避けれてオッケイです。。。
次にクラッチ側。
クラッチ側はもっと面倒。
チョークワイヤーとホース出口が干渉します。
スイッチボックスを少し回転させれば良いってレベルじゃないので
クラッチワイヤー外して移設する事にします。
TDMRに交換するのは超イケテル対策ですが
今回は見送ります。。。
三本ほど、他社含めてチョークワイヤー買ってみた結果
一番加工が少なくて済む物を発見。
D型に収まり良くて何よりです。。。
ケテルの無線をお使いなので
通話SWをクラッチレバーの上に設置。
単体だと収まり悪いので、アルミ板でベース作って固定。
握り込んでもPASS.SWと干渉しない位置にセット。
軽くて実用的なクラッチシステムになりました。。。
まぁ他にも現物合わせ加工したり新規製作したりしてますが
そういった経緯は端折りまして、完成報告となります。
次はF号車ですが、何故か新規でS号車も仲間入りの模様。
都合よく、このS号車は電装系のトラブルなんだよね・・・。
コレで、【四台で分け合う計画】になりそうです・・・。
まぁ、追って報告します。
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