SD-ALTISの主観
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良くあるのが取付部分の欠損。

プラリペアで再生するのが常套手段ですね。

欠損部分と同形状の型が必要なので

破損したカウルだけじゃ元に戻せません。




個人的にJ系が好きなので今後の為に外装は新品を持ってます。

そのテールカウルから固定部分を模写すればオッケイ。


「型取君」っつー再利用可能な樹脂が出番。

温めて押し付けて元の形状を再現します。




 

このように形状記憶。


で、カウルの欠損箇所にあてがう。




 

左右共に型は作る。

これで、欠損部分が見受けられるじゃない?

ココにリキッドとパウダー流し込んで形状形成する訳ね。







黒いパウダー使ったから判りやすいでしょう。

やすりで成型して、色塗ったら判りません。



これでしっかり固定できるので延命処置完了です。


今回はここまで。

塗装した方が良いですけど「サーキット専用」外装ならば

割れ傷も標準でいいんじゃね?って思う。

転倒の度にいちいちしっかり補修してたんじゃキリが無い。

そこは適度にケースバイケースでいきましょう。

本番用外装は別の製品使ってキッチリ用意すればオッケイ。


割れたカウルの補修。

ウチ的パーソナル編。


素材によりけりだから「何を持ってベスト」は断言できないけど

純正系のABS素材でのベスト処置は

「溶かして溶着」の一択ね。


サンプルはZ1100R。

まずアッパーカウル。




だいたいがこんな感じにぱっくり割れるけど

亀裂寸前に若干伸びるから、元通りにはなり辛い・・・。

この場合、隙間を取った方が良いかもね。

いわゆる「開先」処理。

まぁ、やんなくてもイケる手法も有る。

ボクはあまりしないかな。

マル秘処理があるのよ、外装屋にはさ。

言うと真似シンボな業者風輩がいるからいわないけどね。。。





割れて分割してしまう事もしばしば。

でね、こんな感じに欠けたパーツは捨てないで下さい。

合体させる方が良い結果になりますから。


で、どーやるかはこうね。


 

裏面からピンの溶着。

結構頑丈になる。



シートカウルの分割部分も合体。




隙間にはプラリペアリキッド流すと効果的です。


次に欠けた部分の再生。

これはプラリペア粉末と型取君でいきましょう。

王道ですね。。。

最近はメインハーネスの新規制作に関する相談が多いです。

電装系の重要さがいまいち浸透していない業界なので

常に歯がゆい気持ちでメディア等を傍観しておりますが

ボチボチと無視できない域に入ってきたのでは?と。。。

見た目ばかりのデコレーションには飽きて当然。

内部に目を向ける必然性の向上なのは良い傾向でしょう。


リペア部品で入手出来る人気車両は限られているので

ちょいマイナー車だと苦労される場合が多い。

そんな場合は近い車両用の応用が基本となりますが

もうね、新規製作が気持ちいいわけですよ。。。


その際採用するアイテムがコレ。

モトガジェットさんちのm-Unit Ver2




これね、ネタばらしでもなんでもない。

もう「有るモノ」に先も後も無い。

重要なのは「使いこなせているか」だけ。

お客さんのバイクを良くするお手伝い。

ならばこの部品「一択」なのです。


ちなみに電装系の「強化」では無いですよ。

新規製作が「楽に出来る」だけね。

「管理もしやすい」ってのはメリットですから。

今の所、取って代わる物は無いですので

敢えて「デフォルト」と。。。


でまぁ、こう言っては何なんですが

使わなくても新規製作できますのでケースバイケース。

要は製作者次第なので吟味ください。



 

で、併用装着におすすめなのがm-ボタン


苦手な人が多い電装系ですが

かなり緩くなってきてます。

偏に企業努力の賜物です。

その恩恵に授かる為にはコチラも努力。

制作側と施工側の努力が良い物を生み出す結果に繋がれば

皆様に安心感をフィードバックできる。

対償対価とクオリティが比例する文化を目指したいですね。






【業務連絡】

税率改正に伴う措置としてホームページ内の販売価格記載変更となります。

現時点での販売価格は「参考価格」と認識頂きます様お願い申し上げます。


変更内容は下記記載事項をご参考下さい。


・消費税込みの総額表示から、商品代金表示(別途消費税8%)に変更。 

・2014年3月中の受注分に限り、税率5%にて対応承りますが

社外商品類販売に限っては、適用外となる場合が御座います。

・輸入製品類の為替ルートには、都度流動的な対応となりますので

表示価格の変更等、都度確認ご了承願います。
  

今までの総額表示で、税金を掛けていない商品も有りました。

今回の措置に従い、定価の見直しも若干見受けられますので

記載時期、購入時期、確認時期によっては

定価の相違が見受けられる場合が御座います。

ご理解の程、宜しくお願い致します。


2014年4月1日を持って、正規料金と差せて頂きます。

SDA


「外装をフルカーボンにしたい」っつー理由でインナータンク式にした訳で。

で、メリットとデメリットが共存する「スプリンターkit」が誕生した訳で。。。

一応、「ストリート否対応製品」ですがどうでしょうかね・・・。

使い方はオーナー次第なので何とも言えませんけど・・・。


ゼロからタンクを作るって、結構大変なんです・・・。

容量、固定方法、耐久性と重要なファクター満載なんですが

形状は何とかなるのよね。

コストとの兼ね合いなので、プレス形状は無理だけどさ。

概算イメージ出来ればオッケイ。

「無から有」はまず脳内からね。。。



で、肝心なのが

燃料キャップと燃料コック。

さすがに手作りって訳にも行かないでしょう。





そんな「工作」向けのサードパーティーパーツに感謝。

まず、燃料キャップは「ニュートン製エアロ300」一択です。

ウチだけでもかれこれ50セットは採用してるデフォパーツ。

今月だけでも画像の3セットが投入されます。

純正タンクにも応用出来るし良い事尽くめなんですが

この「キャップ」を固定する「台座」が必要。

平らな部分にネジ止めで固定できればいいんですが

タンクは曲面だったりして上手く行かない場合が多い・・・。

なので、固定用台座ベースが必要。

そんな部材がコレ。




アルミブロックから削り出しで製作しているアイテム。

「エアロ300専用キャップベース・溶接式30ハイトタイプ」。

インナータンク上面にチョイかさ上げしてキャップを取付ける部材。

今の所、コレが無いと上手く行きませんねぇ・・・。

現物合わせで微妙な水平出したり高さの調整する事で

タンクカバーとの一体感が絶妙になります。




画像は「ZRX1100対応スプリンターkit」の最終調整の図。

良い感じに「ビッタリツライチ」してるでしょう。

この位置関係がかなり重要なのは周知の事実です。

ウチでタンクカバーとインナータンクの両方を制作する事で

互いの位置関係を考慮しながら制作出来るからこそなのね。。。



で、ちょい個人的業務連絡。

この「ZRX1100対応スプリンターkit」もうじき発送です。

先日の雪害による置場屋根崩落の被害撤収作業の影響から

他の作業もずれてしまった為、遅延してます・・・。

延び延びでご迷惑をお掛けしてますが宜しくお願い致します。



スミマセン、本題に戻ります。

 キャップときたら「燃料コック」も重要。

ただし、コチラの部品は純正品の流用も可能だし

社外ではピンゲルが有名ですから不自由は無いと思います。


ウチで最近のデフォは

「ワンタッチコネクター直付け仕様」です。




画像は「ZRX1100対応スプリンターkit」に使用するコネクター。

敢えて説明しませんが、左右で二か所取り出し仕様になります。

一般的なホースの途中に割り込ませる方式はご存じでしょうが

ネジ仕様は目新しい商品ではないですかね。。。



で、なんで二か所も燃料取り出し口が必要なのかってーと

純正フレーム形状による「せざるを得ない対応」なんです。

ただでさえ容量の少ないインナータンク式でもあるし

ガソリン残さず使用したいのは当然の要求でして

仕方が無い措置なのでございます。。。



総合的な採用判断は間違っていないと思いますが

ピンゲル二個使いたい場合には、相談に乗りますかね・・・。





業務連絡全般


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記載時期、購入時期、確認時期によっては

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今までの総額表示で、税金を掛けていない商品も有りました。

今回の措置に従い、定価の見直しも若干見受けられますので

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SDA

続いて、フォークのオーバーホール。




全バラしてもカートリッジ式じゃないので

部品点数は少なくて作業性が良いです。

想像よりもきれいなオイルだったけど量が足りていないっぽいかな・・・。

身近に二台いるけど両車共にフォークオイルが少ない傾向なのは

たまたまなのか、不思議です・・・。


もう一台は「オイル漏れの修理」を購入店に依頼したら

フォークオイル抜かれて帰ってきたっつーオハナシ。

「オイルレベルが下がればオイル漏れも起こさねー作戦」

大胆な対策に感心したモノです・・・。





交換する部品はコレだけ。

再使用できる場合が有るかもしれないけど

大した金額じゃないので必ず交換した方が良いですね。





オイルはエルフベースでブレンドします。






タイヤも前後交換します。

現在の装着タイヤは2003年製造製品なので当然の対策。

11年前のタイヤじゃ怖くてダメですね。


チョイ古い国産製品のタイヤは硬化劣化が酷くて

抜くのが本当に一苦労です・・・。

カチコチでビートが落ちない。

160サイズのウォーマー無いからひたすら常温作業。

今回から採用はミシュランのパイロットロード。

総合的に優れたタイヤだと思います。




バルブも亀裂が入っていて要交換状態です。

このタイミングでバルブも交換しないと余計な手間になるので

タイヤ交換時には常にチェック事項なのです。

で、バルブはサービスなのね。。。



 


作業終了で納車前にお掃除。

全体的にプレクサス仕上げでピカピカに。

でもね、やっぱ馴染まないな、この匂い・・・。


フロント周辺はステムベアリング交換とフォークOH。



まずはステムメンテ。




多分、今回が初のメンテであろう「ステム周辺」の図。

新車組立時のグリスにしては残ってる方です。

ちょいカラカラで硬化気味ですが最近のバイクよりはマシ。


レースもちょい打痕が有って引っ掛かる感触。

勿論、ついでに交換なのは当然なのでゴザイマス。





グリスをタップリと塗りたくっても意味は無いですが

充填っぽくパンパンに詰め込んだ方が成分は長持ちはする。

コレでステムはオッケイです。。。






ミナコ嬢のマシンをメンテ。

縁有って近場で乗り継いでいる車両らしいです。

中古車とはいえ素性次第で安心感は違いますからね。

現在走行距離9000キロちょい。

10マンキロ目前なので、ここいらで総合的にメンテでしょう、と。

つっても、やり出したらキリ無い作業なので

機関系と電装系は今回ムシして車体系のみに絞ります。



1995年式のN3型だから19歳ですかね。

女性ならば引手数多でしょうが

バイクじゃあ立派なご老体・・・。

愛着と比例する維持費に罪は有りませんので

上手くやりくりして頂いて、とね。。。


過去のオーナー達、それぞれがメンテナンスには気を使っていた車両。

その時その時の作業内容をきちんと把握できる状態だったので

メンテプランの工程作業には助かりますね。

細かい所は一通り整備交換してある様子だけど

足回りの重整備は行っていない模様なので

ソコを重点的に行ってみましょうと。


まずはリア廻りから。




スイングアーム外して清掃とベアリング交換。

 

チェーン軌道上の汚れは仕方ないッス。

 

スイングアームはサイレンサー外して脱着。

リンクベアリングも交換するのでエキパイも脱着。

ついでに、エンジン後部周辺の洗浄も出来るので

分解状態だからこそ適した作業を一気に行えて良しとします。






ベアリング類は全部交換しました。

今までよりも可動ストレスが皆無なので良い感じです。

お判り頂けると思っています、はい。。。




リアサスがヌケヌケだったので交換が必須。

新品はちょっと・・・なので中古を購入してオーバーホール。

サスOH作業は「テクニクス」にお願いしました。

ロッドを再メッキ処理して組み立てて頂きました。

それでも金額は純正新品の約半分なのでコスパ優れてます。

見た目は中古なのでチト汚いですが性能優先なのでオッケイ。


要は「ケースバイケース」なので導き方のバランスね。

なんでもかんでも「社外製品」って事でも無いんです。

この世の大半は「見た目重視」な風潮が強い。

チンプンカンプンな理屈も含めて仕方が無い事だらけ。

ソレで成り立ってる商売なのも悲しき事実だけど

本質が重要なのが大前提。

「伝える側の情報にも目を凝らす会」ご参加下さい。。。


答えは現場に有るので、まずは乗りましょうってね。。。
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