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需要有る無し関係無く制作するシリーズ。

油冷後期型のタンクを型取る作業報告です。


実はこの作業、10月初旬の作業になります。

先週行われた「TOT」参戦中の#13号車長崎選手

GS1200SSレーサーに装着予定で製作していました。



まぁ、「予定は未定」とはよく言った物で

諸事情により、装着断念となった事案です・・・。

引き続き、来春に向けて進行させる案件ですので

今後とも、宜しくお願い致します。






で、分割型にリブ整形したタンクカバーの型です。


少しだけ純正形状から、敢えて変更させてます。

ブリーザー部分のモッコリを廃止しただけですけどね。



この状態になるまで下地準備から約ひと月程度要しております。


画像で白い部分が見受けられますが

軽く内部剥離しています。

その理由は後半で・・・。



では分割して中の純正タンクを取り出して

製品型の状態確認しましょう。

ヘラとかタイヤレバーとかプラハンでコンコンやりますが

ちっともびくともしない・・・。


う~ん、固いね・・・。

嫌な予感だね・・・。


本来ならば「パカッ」って離型出来る「ハズ」なんですが

どうやら最悪の事態、いわゆる「合体」シテマスね・・・。



この場合、「製品型」優先で「マスター」破壊する選択と

「マスター」優先で「製品型」を破壊する選択との

二択になります。


うまくいけば双方のダメージを最小限に出来る可能性も

有るかも分らんけど、ほぼ無理なのは経験でワカル・・・。


今回は「製品型優先」でマスター破壊作戦。





 

 純正タンクの底面をそっくり切り飛ばして

内部からハンマーでガッツンガッツン叩く事にします・・・。

先ほどの積層部分剥離やら割れ欠けなんか気にせずに

容赦なく引っ叩きまくる事数分・・・。


ようやく右側の型が分離しました・・・。


その内側にはタンクに積層されていた塗料や修正パテが

全面的にこびりついてきてます・・・。




まるで離型ワックスが効いていない証拠ですね。



もう心はヤサグレテマス・・・。

ムカつく事が沢山あった10月だから尚更です。

細木先生の言う通りでした・・・。




同じ様に、左側もガッツンガッツン引っ叩きます。

怒りを込めて振り下ろします。






コチラ側はあら、わりかし綺麗です。

ちょっとだけ救われました。


それでも失敗には変わりませんけどね。




失敗した理由は

「離型処理をミスった事」コレに尽きます・・・。



今までと変わらない離型作業。

新規型取りなので、五回ほど繰り返した離型処理。

いつもと何ら変わらない段取りだったんですが

何がまずかったのかさえ、想像付きません・・・。


多分、呪いを掛けられてる節が有るので

そのせいです、きっと。






   



マスタータンクは使い物になりませんが

型が残ったので、ひとまず安心。

今後は、型の内部にこびり付いてる塗膜やパテを

地道に削り取って、修正します。



今後のプランとして

この破損している型から、まずは一つ製品を作ります。

それを形状モディファイした後に

それを基にした「新規製品型」を製作する事にします。



当初考えていたプランはこう。

・R1100の純正タンク型制作

・その型からR1100タンクカバー制作

・そのカバーをモディファイしてGS1200SS対応

・その製品を#13号車に装着して優勝

ウマー



「良し、まだ間に合う」と意気込んだ10月10日頃のお話・・・。


でも、「10月までは地獄」らしいから

気は抜けないね。。。
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