最近の1000RRコアは溶接し辛い・・・。
アルミの純度が低いっつーか、不純物が多い気がする・・・。
気のせいなら、ボクの溶接が下手って事だ。
スズキ系とカワサキ系の冷却コアは上手くいくんだけどな・・・。
加工後は当然、リークチェック。
水入れて、パイプはフタして、1.5㌔まで加圧する。
「オッケイ、漏れてない」と、水抜いて胸を撫で下ろすも
ついでならばと、空加圧してみる。
すると、溶接部分の石鹸水から泡発生・・・。
すっごいチッサイ巣穴発見。
再度、溶接し直して、空加圧。
まだ、微小な泡がぶくぶくしてる。
試しに水入れて加圧すると、水は出てこない不思議。
まぁでも、その内、時間が経過すれば、じわじわ滲むのは目に見えてるので
空加圧優先で、チェック~補修~チェック~補修と4回目で密封確認。。。
よかった、練習に間に合いました。
もっと上手になりたいです。。。
キャブレター交換します。
TMR一択です。。。
ヨシムラ製MJNΦ40チョイスなのです。
マニホールドをRK用にしてセットするのです。
だけどハイスロは使用しないのです。
雰囲気が悪くなるからね、別体式スロットルってばさ。
エアクリーナーボックスは、切り刻んで撤去なんです。
二度と使う事が無いので、潔く。。。
この後、通常は、キャブ付けて、オイルキャッチタンク取付けて
プリセットして(MJNは必要ない事が多い万能さん)試乗して
「30分くらいは、アクセル操作に気を付けてね~」と納車して終了なんですけど
今回はチト違う。
前々から気に入らない部分をやっつける作戦。
折角キャブ後方がスッキリするのに、ナニやらサイドカバー?らしき
「帳尻合わせのボロ隠し風カバー」が、チョーダッサイじゃんね・・・。
イメージを損なう原因の一つです、このプラッチックはさ・・・。
んじゃ、撤去すっぺ。。。
だって、スカるから必要ねーし。。。
後方より、「やっぱ、スカってみるべ」と脳内サイン。。。
オーナーも「じゃ、そうしましょ」と。
いやいや、ワンオフ的な創り込、イメージから楽しいです。
わくわくしますね、おっさんなのに。
コレばかりは、性癖みたいなモンで治りませんからヤラして頂きます。。。
実働状態で購入らしいですが、細部が気に入らないって事多いですね。。。
で、その細部が全バラに近い所だったりってのもよくあるオハナシです。
今回のシャリー君はそんな仕様変更っつーか、プチレストアっつーか・・・。
預かり車両ですので、オーナーの思うがままに対応させて頂きます・・・。
長い事懸案していたステムの加工がひとまず終了。
これだけで大分進行した気がします。。。
で、ペイント開始です。。。
個人的にシャリーは大好きなバイクですが、カスタムの方向性は十人十色。
失礼ですが、このシャリーは好きなスタイルじゃないですね・・・。
絞りハンドルでシャコタンは意味ワカンネ・・・。
でも、太足は好き。
要はバランスね。。。
まっ、それも個人差が有って当然ですので、仕上げに抜かりは有りませぬ。。。
この時期は、クールブレイカー絡みでの作業も多くなります。
ボクのブログ観覧者の95%は興味ないイベントですね。。。
「切った張った」はチョッパーが原点ですので、侮れませんよ。。。
基本的にフレームを大改造できないお国柄ですので、工夫勝負。。。
「適当にフレーム交換して、民間車検場で闇車検通してオッケイ」的な
ふざけた業者が、徐々に淘汰されてるのは明るい事実です。
だから、良い勝負場所だと思っています。
いずれ、本腰いれてね・・・。
社外のスポーツスタータンクを分割タンクに加工。
おおまかな裁断は、クライアント側で加工されているので
ボクは溶接のみなのです。
っても、溶接だけで済むわけでも無く、ラインのすり合わせは必要なので
すんなり終わる作業じゃ無いですので、集中して行います。
重要部品ですからね、ガソリンタンクは。。。
コックベースやら、バイパスバングやら、キャップベースやらと
構造物も装着しないといけませんので、位置合わせ作業も行いながらです。
塗装前には下地モールディングするので、仕上げまでは行わない手法です。
この後、通常ですと、塗装の工程まで突入するんですが
今回は時間が足りずに、ココで終了です・・・。
テイスト間近に控えて、局面の動きなど報告です。
#51号車・コーイチ選手のGPZ1000RXレーサー'12下半期仕様。
多忙ながらも「自腹レーシング」健在でございます。。。
エンジンは、先の選手権で不調発覚した為、現地にて下ろしました。
その為、車体整備にはもってこいの状態で、なによりなのです。。。
ナニやるかってーと、「SDアルティスってなにやってるの?」と思われてるので
名義貸しじゃなく、ボク的に携わってるのよねアピールすっぺかな。。。
まぁ、こんなご時世ですから大人の事情も絡みつつ
関係者一同でバックアップするのがダンディズムレーシング。。。
このバイクをドナーにして、皆で思い立った事してれば答え出るべ作戦。。。
基本的に、この#51号車はノーマルフレームです。
ステムやピボットの位置は変更していません。
調子に乗ってイタズラに手を入れても、総合的に偏ったバイクになります。
それってば、「限定されたライダースペシャル」的な、エキセントリックな代物ね。。。
レース限定ならそういった「局地的仕様車両」も有かもしれないですけど
なんでもかんでも机上通りにやればいいって事でも無いのは周知だし
「ソコから得たデータを元に・・・」なんて言われても嘘くさくね?ってね・・・。
「ダレでも同じ物を造れますよ」って、逆に凄い事なのを少しだけ気付いてね。。。
で、#51号車、純正フレームとの大まかな相違点について。
リアサスの取付方法が変更されているのと、各種不要ステーのカットとかのみ。
で、シートレールと電装ケースをワンオフで製作している位です。
ソレに伴う小変更は多数有りますが、現物合わせの帳尻調整程度です。
まっ、基本ノーマルって事で・・・。
タイヤ交換時のチェーン置き場対策はこれね。
冬のトレンディです。。。
冷却系の要、ラジエーターですが、コアからクーラントが漏れてまいりました・・・。
交換対応なんですが、ボルトオンじゃないので都度取付加工が必須なのです。
今後を見据えて、なるべく加工箇所は少なく工夫する任務です。。。
物はHRC製のCBR1000RRレースキット用ラジエーターコア。
欲しい時にいつもある訳じゃ無いから、常に在庫する。
夏に5個用意しておいたけど、残り2個。
今回1個使うから、残1個・・・。
心許無いから、在庫足すべね・・・。
いやいや、コレが一番冷えるっぺね。
以前、違うRXレーサー車両に装着した際に、コア自体の加工はしませんでしたが
今回のレースキットコアの場合は、加工が必要なんですねぇ・・・。
違いは、ホースの取り出し位置。
ちょっと憶測。
もしかして、「パイプの取り出し位置が違うのは理由が有ってこの方が良い」
って事ならば、知らずに加工してしまったのは失敗なの?・・・。
どっちだろ、今後実験です、はい。。。
オイルクーラーのステーも真中からポッキリ二分割・・・。
コアの取付け固定には、グロメット併用にて振動対策済みですが
使用方法がアレなので、耐久性的に仕方が無い事例です・・・。
取敢えず割れている所を溶接して、暫く様子見ましょう。。。
取付けるとこんな感じです。
新品はいいね。。。
コア自体はレースキット使用だけど、加工しているので「鈴王仕様」で。。。
仕上がった車体は、先程、コーイチ事務所にデリって帰宅。
アライノリオ・トランスポーターが活躍。。。
次はZRX1100対応のボルトオン作るので、ご期待ください。。。